KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

避暑地のアサギマダラ

2005年08月17日 | 2005年のブログ

<リョウブの花で吸蜜中のアサギマダラ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
薄いブルーに透ける羽を持ったこの蝶はアサギマダラです。大きさはアゲハチョウ位です。
避暑地と言っても人間の避暑地の事ではありません。アサギマダラは暑い日本の夏を標高1000m~2000mぐらいの涼しい山や高原でリョウブやヒヨドリバナなどで吸蜜しながら過ごします。
ところが、秋になると沖縄や台湾にまで飛んで行き、暖かい所で花の蜜を吸いながら春まで過ごすのです。
なんと贅沢な事でしょう。1年中リゾート地で花に囲まれて暮らしているのです。


<夕立の後で 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
雨上がりに花を訪れたアサギマダラです。
夕方雨が上がり、青空の見え始めた森の中を優雅に舞う姿は、日本で見られる蝶の中でも最も美しいものの1つですね。