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高山蝶 ベニヒカゲ

2005年08月06日 | 2005年のブログ

<ベニヒカゲ 2005/8/6 撮影地:八間山>
高山蝶の一種で、標高2000m前後の谷の斜面や尾根の草付などで見られます。
ビロードの様な真っ黒な羽にオレンジの紋が鮮やかな蝶です。
群馬県では絶滅危惧種扱いで厳重に保護されていますが、それでもここのベニヒカゲは減少しているとの事です。

ベニヒカゲを見ると、高校生時代に八ヶ岳に登った時の事をいつも思い出します。
初めて山らしい山に登り、そのとき初めて出会ったコマクサやクロユリ、そしてこのベニヒカゲのことが今でも鮮明に思い起こされます。

こんな美しい生き物たちが、決していなくなってしまう事の無い様、心に祈りながら山を後にしました。
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野反湖高原に咲く花

2005年08月06日 | 2005年のブログ
群馬県の野反湖は湖面標高がほぼ1500mで、周りをなだらかな草原に囲まれ、色々な高原植物が見られます。
きょうは高山蝶のベニヒカゲに会いに来たのですが、こちらは「虫たち」を見てくださいね。


<湖畔の散策路 2005/8/6 撮影地:野反湖>
湖面に映る山並みを眺めながら、高原を渡る風に吹かれて花をたずねる・・・・・。
そんな感じのとても気持ちの良い散策路です。
手前に写っている白い花木はノリウツギ。ここにはノリウツギが多く、いたる所で見られます。
その後ろの草原が薄くピンクに染まっている所はヤナギランの群落です。


<ヤナギラン 2005/08/06 撮影地:野反湖>
草原をピンクに染めて高原らしさを演出してくれる、私の大好きな花です。
栃木県では鹿の食害がひどくて、昔あった群落がどんどん姿を消している様です。
なんだかさみしくなっちゃいますね。


<ハクサンフウロ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
こちらも高原の花の代表格のハクサンフウロ、風に揺れる姿がやさしげです。
株ごとに花色や形に少し変化があり、写真の株は花びらが桜の様に切れ込みが入っています。


<マツムシソウ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
夏の終わりの高原を彩る薄紫がかった美しいブルーの花です。高山のものはタカネマツムシソウと呼ばれ、少し紫色が強い様です。
園芸用にも栽培されていますが、こちらはセイヨウマツムシソウという種類です。


<ウスユキソウ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
野反湖から八間山へ向かう登山道で見つけたウスユキソウです。エーデルワイスに近い種類です。
朝露にぬれた姿が一層気品をそえていますね。


<コマクサ 2005/8/6 撮影地:野反湖>
登山道わきのガレ場のコマクサです。
八間山山麓にはガレ場が多く、地元の子供達がコマクサを植える活動をしている様です。
自然状態ではない事になりますが、何も生えていないガレ場なのでこれで良いのかな。


<ハクサンオミナエシ 2005/8/6 撮影地:八間山>
登山道を登った標高1800m前後の尾根道沿いのものです。高原と言うより高山植物ですね。


<ツリガネニンジン 2005/8/6 撮影地:八間山>
こちらも尾根の斜面で撮影したものです。平地のものより花が大きいですね。
子供の頃には平地でもあちこちで見かけましたが、最近は少し減りましたね。

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8月に入ったばかりなのに、もう山の上は少し秋の風情でした。
やはり秋は山から来るのですね。またいつか、夏の日に来ましょうか。
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