ながい坂

山本周五郎の本を最近はけっこう集中して読んでます。

やはり長作がいいですね。１１００ページあると読み応えあります。

下級武士の子供に生まれた小三郎が学問と武芸に励み

藩内で異例の抜擢をうけるが、反体制はにおいつめられ農民にまぎれて

生活したり物売りになり、再起を待つ・・・

人生という長い坂を人間らしさを求めて、苦しみながらも一歩一歩踏みしめていく

一人の孤独な男の厳しい半生を描いた本。

樅の木は残ったとながい坂は山本周五郎の二大作品

いい本だなと読み終えたあと素直に思った・・・・

最近ではこういう小説はほんとなくなったなあと思う。

藤沢周平が亡くなって時代小説の本流がなくなったのかもしれない。

PS　今日拾ったいい言葉

私の辞書には不可能がある！