My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

土門拳 記念館

2010-10-14 23:09:02 | ミュージアム

酒田で必ず行きたいと思っていた土門拳記念館

酒田出身

特に今 土門拳の昭和というタイトルで展示がされているのでこれは逃してはいけない・・

館内は土門拳の写真が多数展示されています。

有名な古寺巡礼

これは・・・ひときわ目をみはる写真が

今年 見にいった 渡岸寺 十一面観音像 頭部の写真 すばらしい・・正面から見た頭部と後ろから見た大笑面のある頭部と・・

そしてなんといっても室生寺の写真 土門拳が通い詰めた室生寺の写真

ここの十一面観音もとてもすばらしい

そして十二神将の写真も表情が豊かですばらしい

自分が一番好きな土門拳の写真は

「筑豊のこどもたち」

リアリズム写真の最高作品と自分は思います。

この写真集 当時ガリバンすりで定価100円 土門がこの筑豊の悲惨な状況を多くの人々

に知ってもらいたいという意志がこもってると思います。

国のエネルギー政策の転換で閉山になった筑豊の炭坑 その炭鉱町に貧困と向かい合い

ながら、けなげにいきていく子供たちをフイルムに納めている

・・・・・・

泣く子ー子だくさんの炭住街にはこどもの泣き声が絶えない

失業した父親 息子と手をつないでこどもたちが遊ぶ姿を眺め じっと飢餓の熱に耐える

すべての写真が今のわれわれの飽食の時代に訴えかけてきている・・

こうして実際の写真を眼の前にしてひしひしと訴えてくる

あまりにも悲しすぎる現実 土門の訴えてくる写真 

これが昔から自分が頭からはなれない写真です・・・

るみえちゃんとさゆりちゃん 父親が病気 母親が出稼ぎ 幼い少女が留守番をして育った・・

そして るみえちゃんのおとうさんは死んだ

なにかたまらない気持になるのは自分も親だからだろうかな・・

(写真は 写真集 より)

そしてもう一つ、土門作品で自分はこれがというのが・・・

広島

広島の被爆者のことは何もしらなかったことにショックを受けたと土門はいっている

この被爆後の広島をつたえないとという使命でシャッターを切った・・・

貧困と戦争 そしてこどもたち・・・

土門のリアリズム写真の根底に流れてるのはこの三つのテーマーだと思う・・

土門のいう「絶対非演出の絶対スナップ」

普通に見たら30-40分ぐらいで帰る人が多いのに1時間半以上もいた・・

外に出ると降ってた雨もやんでいた・・・

土門拳と昭和 写真集を買ってかえりました・・・


 
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美しい商家 丙申堂

2010-10-14 23:06:00 | 
鶴岡の旧市街

旧風間家七代当主が建てた邸宅の丙申堂 日本海の代表的な商家

国の重要文化財になっています

敷地が787坪 部屋数19 畳180畳と豪商にふさわしい館です

日本海の豪商の家という感じ、雪深い寒い土地の豪商の家という感じがところどころ伝わります・・・

そして・・

映画 「蝉しぐれ」 藤沢周平原作 のロケがされたところでもあります

自分もこの映画は観たし、原作ももちろん読みましたが

物語の最期の・・ 年をとった文四郎とふくが再会する部屋がここにありました・・

最期の感動的な場面です

それがこの部屋です

部屋の中に ふくが そして縁側に文四郎が・・・

お福「二人とも、それぞれ人の親になったのですね」

文四郎「さようですな」

お福「文四郎さんの御子が私の子で・・・」

文四郎「・・・・・・・・・・・・・」

お福「私の子供が文四郎さんの御子である・・・道はなかったのでしょうか・・・」

映画は市川染五郎と木村佳乃

そしてこの商家での特徴が屋根がすばらしい



杉皮葺きの屋根、そして上に石を並べて押さえてる

こうゆう屋根は北国独特の屋根なんだろうか・・今まで見たことが記憶にない

二階からみた庭との景観はとても美しい

ボランテイアか説明してくれるおじさんが説明していただきましたが・・・

なまりがきつくてすべて聴きとれませんでした・・・
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松が岡開墾地

2010-10-14 17:23:15 | 

4年前の10月に一人でふらりと車で庄内へ一人旅した時の写真

でまだまだ載せてないのがあるのでUPします。

鶴岡市、羽黒山から南へ車を走らせて、松が岡開墾地へ

昔ながらの民家が保存されています。

松が岡の中に

庄内映画資料館があります。



なんといっても藤沢周平は庄内の生まれ

映画で、蝉しぐれ、花のとき、隠し剣鬼の爪 たそがれ清兵衛

藤沢周平の映画

日本人が忘れていた心を取り戻してくれる

またゆっくりと庄内をめぐりたい

藤沢周平の本を読みながら・・・
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