物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ラプラス演算子のエッセイ

2017-10-31 11:58:07 | 日記

をようやく昨日書き上げた。もっともさらに数日おいてから再度検討する必要があるだろう。もっとも、軌道角運動量演算子との関係は詳しくは別のエッセイに書いた方がいいだろうか。

以前にはそのことを気にかけていたが、最近は忘れていた。それを思い出して、ちょっと補遺につけ加えた。12月の「数学・物理通信」には投稿して掲載できるだろう。

 


非正規雇用は?

2017-10-30 11:22:28 | 日記

日本ではいま37.5%だと朝日新聞に出ていた。これを妻に言ったら、その数字をいうだけではいけない。どうしたいか言わなくてはという。それで企業が自分の利益率が少し減らしてでも正規社員の数を増やした方がいいというのが私の意見である。

こんなに非正規雇用が多いとは思わなかった。これでは日本経済が停滞するはずである。安倍首相は失業率が下がったとかいうが、実情はこういうことである。これが是正されなければ、若い人が安心して結婚したり、子どもを産んで子育てしたりできない。一つの企業としては利益率が上がるかもしれないが、国全体としては購買欲はあがらないし、社会が活気づくはずがない。

ところが、求人率があがっているとか安倍さんはいうが、こういう実態では日本の経済力に力強さをもたらしはずがない。単に保育所をつくればいいという話ではない。もちろん保育所はあった方がいいので、保育所がいらないというつもりではまったくないので誤解をしないようにしていただきたい。

妻がスマホで調べてくれたところでは、日本の就業人口は6000万人だというので、これだと2400万人に近い数の非正規である。もっとも主婦で、パートタイムで働きたい人なら、非正規でもかまわないかもしれないが、自分で生活を支えている人がこの割合で非正規なら、どうにもならない。

これではどうやってリフレ政策をしてみても、日本経済に活気がつくはずがない。株式は16連騰とかでも、日本人の多くは株式を買って利益を得ることなどできない。


先週の土曜日

2017-10-30 10:58:58 | 日記

はまた忙しくてブログを書かなかった。これは午前中から仕事場の掃除をしていて、掃除がなかなか終わらず忙しかったからである。

午後は、Nさんの世界一周(北半球編)の話があり、彼は14時から始まった話がなかなか終わらず、終わったのは17時くらいであった。

もっともパソコンの写真は彼は500枚くらいとったらしいので、その半分も見せなかったが、それでも多量の写真であった。ときどきは動画もあった。これはイグナスの滝を見に行ったときに偶然にスイッチが入ったらしい。

この N さんもう一度世界一周に出かけていて、南半球編はかなり以前に話をしてくれていた。今回が二回目である。お金の使い方としてどうかと思うが、それもいいかもしれない。

 


AfDをどう見るか

2017-10-27 13:03:47 | 日記

AfDとはAltenative fuer Deutschland(ドイツのための別の選択肢)というちょっと右翼のドイツの政党で先月のBundestag(日本の衆議院にあたる)の選挙で12.5%の得票を得て、今回初めてBundestagでかなりの数の議席(60席くらいだったか)を得た。

これは多分に中東からの多くの難民の受け入れに危機感を感じた旧東独の地方で市民の支持を得たということらしい。実際にはドレスデンのようなところでは1%かそれ以下かのくらいの難民しかいないのにそういうところでAfDが支持を得たのはちょっとおかしいねというのがドイツ人の R 氏の反応だった。旧西独の都市では5~8%くらいの外国人がいても別にAfDの支持率はそれほどではない。それが変な反応の所以である。

先日の選挙の結果について話してくれたのはドイツの駐日大使のヴェアテルン氏である。昨夜 E 大学の法文学部の会議室で100人以上の聴衆を前にして話をされた。彼はAfDが政府に入ることはまだないし、その支持者だって別に全員がネオナチという訳ではないと言いきられた。

AfDが議会に議席を得た意味はドイツの政治に対する警告ぐらいの意味はあろうか。逆に言うと87.5%は通常の感覚の持ち主のドイツ国民であるという。

ドイツはナチスが政権をとる前のワイマール憲法の時代に小党分裂して、それがナチスの勃興を助けたという苦い経験から、得票数が5%を越えないと議会に議席を獲得できないという5%条項というのがある。はじめ緑の党などもこの5%条項にひかかって議席を獲得できない時期が続いたが、いまでは議席を得ている。AfDも同様であった。

それにしても若い高校生と思われる人も数人見かけるという盛況ぶりの講演会であった。主催の愛媛日独協会の関係者は大喜びであった。


スイッチを入れるとき

2017-10-26 12:28:46 | 日記

と切るときとは単に時間反転したような感じだから同じことが起きるような気がするが、そうではない。電気回路でスイッチを切るときには大きな電流がながれて切ろうとしたスイッチのところで電気火花が飛んだりする。

こういうことは物理学を実物のRLC回路等をつくって学んだ人なら知っていることだろうが、私が知ったのは誰か家庭教師をしていた知人から中学生の理科のテキストに書いてあったとかのことを聞いてようやく知った。

微分方程式を立てて、それを解くときにはスイッチを入れと切るときとは単に時間的に逆転するだけであるので、同じことが起こるような気がして、スイッチを切るときにスイッチを入れるときとはちがった、特別のことが起こるような気がしないが、スイッチを入れて、回路を閉じるときにはそういう火花は飛ばないのが普通だが、閉じて電流が流れている回路を切るときには回路の慣性が働いて、スイッチの端子に電気火花が飛ぶのは結構普通のことである。

もっとも微分方程式の解として、どうなるかを解いてみれば、過渡的にRLC回路の慣性から大きな逆電圧がかかり、電流が流れる解があるのもわかるので、電気の火花が飛ぶのもわかる。そういうことをきちんと注意してある物理の本も最近ではあるのであろうが、あまり見たことがないような気がする。

もっとも本当のところは、本にはそのことが書かれてあるのだが、読者の私たちがそのことを注意して読むかどうかなのかもしれない。


昨日は

2017-10-26 12:11:12 | 日記

医療生協の班活動の一環の予行演習でバーべーキューパーティをしたので、14時くらいまで自宅にいて後片付けを手伝った。その後、仕事場に来て論文の校正を再度見て、郵便で送った。

なかなか忙しくてブログを書くことを忘れてしまった。こういうことは珍しい。それにE大学の生協までいつも予約購読している雑誌をとりにいってそれを走り読みしていたので、当然ということでもないが、メールの返事とかブログを書くのを怠ってしまった。

昨日、予行演習をしたバーべーキュ―パーティの本番は11月1日(水)である。これにもつきあって、後片付けをしなくてはならないだろう。昨日は数人の方が後片付けを手伝ってくれたのでてきぱきと片付けが済んだ。

妻が楽だったと夕方にそういっていった。


図が描けた

2017-10-24 11:50:04 | 日記

昨日、3つの図の最後のものを5時ごろから描き始めたら、なかなかでき上がらない。夢中でやっていたら、午後7時半を過ぎそうであったので、あわてて支度をして帰宅した。

Tikzでもなかなかうまく図が描けない。平面的な図なら問題がないのであろうが、立体的な図を描くのだからどうやって描いたらいいのかわからない。こういうモノも描く方法があるのかもしれないが、あまりよく知らないでなんとかしたいというのであるから、欲が深い。

試行錯誤で図を描こうとすることは以前にpicture環境で描こうとしていたときとあまり変わらない。 


パイプオルガンの演奏

2017-10-23 11:45:16 | 外国語

選挙の結果をテレビで見るのが嫌だったので、NHKのEテレを見たら、ドイツの教会のいくつかで鈴木さんという方が、パイプオルガンの演奏をするという前にあった旅行の再放送があったので、見た。なかなか響きがよくてよかった。

とはいっても私などはあまり音楽のわかるほうではないのは残念である。ジルバーマンとかヒルデブランドとかいうパイプオルガンの製作者のパイプオルガンの音を聞いたことになる。最後はナウルブルクという町だったか、その前はアルテンブルクといったろうか。

パイプオルガンはドイツ語ではdie Orgelで女性名詞である。die Orgel spielenとかauf der Orgel spielen というといま辞書を引いたら載っていた。auf der Orgelという語から、ちょっと思い出したことを一つ書いておこう。

トイレに行くというのを in die Toilette gehen とはいわなくて、auf die Toilette gehen と auf die Toilette というと、いつだったか学んだことがある。もし in die Toilette というと便器に頭を突っ込むような感じがドイツ語を母語にする人にはするのだという。心せねばなるまい。

(2017.10.24付記)今日見たら、ドイツ語がauf der Toilette gehen とDativ(3格)に間違えて書いていた。またまたドイツ語のクラスで一緒の O さんに今度会ったら、ご注意を受けそうなので修正しておく。移動の方向を示すのだからauf die ToiletteのAkkusativ(4格)が正しい。


tikz

2017-10-23 11:29:41 | 日記

で土曜日に図を描いた。といっても図を一つ描いただけである。もう一つ描かないといけない。なかなかフリーに描こうとすると制限が多くて、なんとか融通を利かせないと図が描けない。

一つは前の図をほとんどそのままつかっているので、3つの中の2つだけ描けたということになる。もう一つがなかなか難しそうである。一日に一つしか描けないのだから効率はとてもわるい。

でもそれをクリアしないと前に進めない。


選挙の結果

2017-10-23 11:23:01 | 日記

を見ることはあきらめていた。これをテレビで見ると気分が悪いからである。それでも最終的には新聞で確認はした。

都議選では小池百合子さんの推薦した都民ファーストの会が圧勝したが、国政選挙ではほとんど自公の圧勝であり、気分がわるい。

妻などは台風までが安倍首相に味方したとお冠である。天候についてはしかたがない。野党がコップの中で争ってる分にはいいことが起こるはずがない。幾分か救われたのは立憲民主党の躍進であった。それとて、大した数であるわけではない。私の感覚がおかしいのだろうか。


校正刷がきた

2017-10-21 13:00:52 | 日記

10月1日付で締め切りがあった、「徳島科学史雑誌」に投稿した論文の校正刷りである。何回も読み返したつもりだったが、印刷所の方が読み返してくれたのかいたるところに句読点がおちていたり、漢字がカナに書き変えられていたり、文字が落ちていたりしていた。

読んでくれた人の苦労は大変だったろう。さすがはプロである。私の言葉遣いがおかしいところも結構あるのがわかった。本を出版するときなどにも良心的な出版社はちょっとした言葉遣いにも配慮をしてくれるものだ。

ところが、以前にある出版社で本を出したときには費用はかなりとられたが、言葉遣いに一言の助言もなかった。それでも出版社がかなりPRしてくれて出版部数の半分くらいは売れるという業績だった。だから、まあそのときは割りがあったという感じだった。

いや、ここで言いたかったことは出版社の人のする陰の苦労のことであり、それをあまり私はまだわかっていないということである。だが、そういう人がおられての日本の出版界である。

出版不況が言われて久しいけれども、やはりいい本は多分にベストセラーとまではいかないにしてもコンスタントに読まれるものである。


東芝、日産、神戸製鋼

2017-10-21 12:28:35 | 日記

最近、新聞種になっている会社である。それぞれ世界に展開している会社である。ところがところが、神戸製鋼に至っては製品の品質の程度がたりないのを誤魔化していた。

誤魔化していたということは根が深い。製品の性能が足りなかったのを誤魔化すというのは会社本体の品質にかかわる本質的なことである。多分、本当は技術的性能を保証するための技術研究を怠らないようにするべきところをその技術の研究費用を惜しんだのか。それだと自分の会社の本質的なところに問題がある。単に、ちょっとデータを誤魔化したという程度を越えて会社の存続に本質にかかわっている。

日産の車の最終検査の問題でも多分にそうであろう。東芝についていえば、世界的企業だったのが日本の一企業にまで落ち込んでしまったという感じさえする。

東芝は経営陣の判断ミスであろうか。経営者はこのごろはどこか海外の企業を買収して、その業績を挽回しようとするという傾向があるらしい。だが、そういうことでは本当の挽回などできるはずがない。むしろ、海外で経営が上手くいかない会社を多額の経費で購入させられるのが、オチであろう。そして、そのために本来なら健全な自分の会社の存続すら危うくする。

少し前には、三菱の車の信用がなくなってしまった。それで、三菱の車は日産の傘下に入った。そういうふうにちょっとしたことだが、技術が完璧でなければ、こういう結果に陥るのである。経営者たるもの自分の品質、品位を保つように十分自戒しなくてはならない。あまりに利益を上げることだけに走ると結果においては会社自体をつぶすことになる。そのことを十分に自戒する必要がある。

労働者だけではなく、経営者にも厳しい時代がやってきている。

こういう会社の厳しさに比べて、まだ日本の国政レベルの政治の世界はまだまだごまかしがきくようであるが、それもいつまでも続くものだろうか。


若者の保守化

2017-10-20 12:38:21 | 日記

がひどいようだ。というのは20代、30代では自民党の支持者が多いという世論調査の結果が出ているという。

戦争とかにすぐなるとは思ってはいないが、戦争に出かけていく可能性があるのは私のような今にも死にそうな老人ではなくて、20代とか30代の若者であるだろうに。

私の知っている姪の子どもは2~3年を中国の「深せん」で高校時代を過ごしたために日本の国を守るという意識に目覚めて防衛大学校に入った。これはまだ日本人には特異なともいえる経験の産物であるが、それにしても若い人で戦争になったら、従軍するという若者に妻が会ったことがあると話をつい先日していた。

社会主義国家の崩壊した後で生まれた若者は資本主義しか知らない。だから、政治だって自民党の主張しか知らないのではないかという感じがする。

社会主義が崩壊したのはそれなりに理由のあったことなのだろうが、その後すぐには資本主義の勝利などという言葉があふれていた時期があった。だが、アベノミクスとはいうものの、実感としての生活は苦しくなる一方で、世の中が暮らしやすくなるという見通しはない。どうやってこれからの生活を収入をはかっていくのかと真剣に考える時期がきた。これが私の偽らざる実感である。

 


ハウスダストはどこから

2017-10-19 12:17:10 | 日記

来ているか。これを追求した昨夜のNHKの「ためしてガッテン」はなかなかおもしろかった。室内の床を徹底的に掃除したのに翌日にはすぐ床がダストで汚れていた。このダストはどこから来たのか。私などは空中に漂っていたダストが床に落ちてきたのではないかと推測していたが、そうではなかった。

壁にハウスダストがたくさん静電気の力によってついていたのが、そのダストが合体して重くなり静電気力より重力が勝って、床に落ちてくるのだという。だから、いくら床だけをきれいに掃除してもすぐにダストで汚れてしまうという。

もちろん、床のダストをそうじすれば、相対的にはきれいになるのだが、それでも限度があるという話らしい。結局、壁のダストをとる以外に方法はなさそうである。洗濯物を柔軟にする柔軟剤を使って、ぞうきんを洗ってやり、そのぞうきんを乾かしてから、それで壁を拭いてやると壁に静電気が起きにくくなり、壁にダストが付着しにくくなるという。すなわち、ハウスダストが少なくなり、ハウスダストのアレルギーに悩まされていた人も症状が改善されるという。

私の子ども一人もハウスダストが原因のアトピー症であるので、こういう対策があるというのは目から鱗が落ちた。とはいうもののなかなか壁を乾いたぞうきんで拭くということは普通にはあまりしない。

だが、こういう対策をとると、アトピー症状が改善されるのならば、大いにやってみることが大切である。

ハウスダストの主成分は糸くずとかなんかだという。そういうことだと服を着ているのが普通の私たちの生活からハウスダストが消えることはなかろう。

この静電気の電位差が90Vとか120Vとかのかなり大きな電位差であるということも知った。静電気恐るべし。 


pas de chance

2017-10-18 12:11:38 | 日記

とはパ・ド・シャンスと発音する。本当はJe n'ai pas de chance. (ジュ ネパ ド シャンス)というのが省略しない言い方であるが、pas de chanceだけでもよく使われる。「ついていない」という意味のフランス語である(注)。

これはドイツ語でどういうかと言われるとPechとでもいうのだろうか。Pech(ペッヒ)はよくおぼえていないが、多分ピッチ(タール)であったとおもう。タールにはまると身動きがつかないことから、不運のことを言うようになったと思う。逆に幸運のときにはgl"uck(グリュック)という。

フランス語のpas de chanceにかえると、これが「幸運だ」というときにはJ'ai de la chance. という。chanceの前のde laは部分冠詞と言われるものである。部分冠詞や不定冠詞が否定文では否定冠詞のdeになるというのが細かなフランス語文法であったと思う。

パンはdu pain(デュ パン)とか、肉だったらde la viande(ド ラ ヴィアンド)とかduとかde laの部分冠詞をつかう。これは一つ、二つと数えられないものを部分冠詞をつけて表すのが普通である。そういうモノの考えの延長として、幸運とかもあり、de la chanceと幸運も部分冠詞をつけて表す。

フランス語では冠詞としては不定冠詞、定冠詞、部分冠詞の三つがある。ドイツ語ならばフランス語と違って、部分冠詞はないが、kein(カイン)というような否定冠詞がある。

(注:なぜこんな言葉を思い出したかというともうちょっとで交差点を抜けられそうだったのにタッチの差で交差点を2回続けて抜けられなかったので、思い出した)