物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

土地の値上り

2007-03-30 14:01:12 | 社会・経済

先日土地価格の公示があった。東京とか名古屋等の一部ではあるが、商業地や住宅地の値上がりがあった。これはミニバブルともいわれている。

土地は社会の共有の財産という考えがヨーロッパにはあって、土地で金儲けをするという考えはあまりないが、日本では土地を使って金を儲けるという悲しい「さが」がある。

バブルの崩壊後そういう傾向にある程度ブレーキがかかったと思っていたが、東京都を中心にしてこのミニバブルが再燃している。

東京都とその近郊のマンションが値上がりをしているというテレビのニュースもあった。世田谷区だったか1億とか1億5千万のマンションが飛ぶように売れているという。

老齢社会に入って人口が減っていきそうだということで土地が少なくなるというイメージは減ったこと、また土地の値段が極端に上がったために普通の人が買えるという状況でなくなった。

そのために銀行等の倒産があり、バブルが崩壊した。それは大局的に見れば、健全なことであったと思う。


所在ない一日

2007-03-27 14:02:37 | 日記・エッセイ・コラム

タイトルを「所在ない一日」としたが、別に暇にしているわけではない。ただ特に書くべきテーマは今日はないということを表している。。だが、ときどきは何か書いていないといけない思うのだ。ある意味で生きている証(Lebenszeichen)である。

昨日に講義録ができたが、手書きでこれに図を一つ入れて完成である。picture環境というので、図を描いたのだが、一つだけとても手間のかかる図があってそれをpicture環境で書くことを断念したのだ。それで手書きで入れるのだが、それにとりかかる前にこのエッセイを書いている。文章の細かなところに気がかかるので読み直しをした。37ページあるので、途中で居眠りをしてしまった。集中していないとすぐに上面だけを読んでしまう。細かな言葉使いがいつも気にかかるので困るが、これが性分なので仕方がない。

最後には自分で声に出して言ってみないといいのかどうか判断が分からないところもある。助詞がいつも気にかかるのだ。日本語としてどうかということだ。誰もそんなにきちんと読む人はいないだろうに。


統一地方選挙

2007-03-25 13:38:36 | 国際・政治

そろそろ統一地方選挙が始まっている。私の住んでいるところでももう一週間もすれば、選挙の告示がある。1期4年の県議会議員選挙がある。

告示は1週間後だが、実際には運動は終盤らしい。支持者の署名活動等がされているとか。またすでに当落の予想がされており、落選する可能性のある候補の名前までささやかれているというから恐ろしい。

実際には浮動票があったりするから、結果は確定ではないはずだが、それでも気のもめることであろう。議員さんにとっては普段は威張っているのにこのときだけはひたすらお願いを繰り返すことになる。威張っていない議員もいるのだろうが、そういう風な人はあまりいない。

なにか一番簡単に得られるステータスシンボルという訳である。もちろんそんなに簡単に手に入る議員の資格ではないはもちろんだが、名を上げる方法として議員になることが使われるように思われる。もちろん政治がよくなれば、生活もよくなるのだが、そういったことに直結することに目覚めている議員はほんの一握りなのであろう。

まだまだ日本の民主主義も定着しているとは言えない。


講義ノートと演習問題

2007-03-22 11:58:05 | 物理学

今年の基礎物理学の講義ノートが完成した。それにつけるべき問題の解答を3日ほどかけてつくった。といっても一部はまだ未完成だが、やれやれなんとか授業に間に合いそうである。

講義で聞いただけでは誰も何も理解していない。それが大学の講義の実態である。それで演習をやろうというわけであるが、全部講義に即しているので、自前の解答を用意しなければならない。

もっとも「先生解答はなんですか」とその解答を性急に要求されそうである。自分で考えたり、本を読んで調べたりということをしてもらいたいのだが、そういう手間隙のかかることを学生は嫌がるのではなかろうか。それが問題であろう。

私自身のこだわりの講義ノートなのだが、多分学生には理解されないのだろう。何十年もの試行錯誤の後に私が得たものと、はじめて物理を学ぶかもしれない者との差は大きい。

友人のKさんは立派な物理学者だが、一方でいくつかの講義ノートをご自分のホームページ上で発表されている。Kさんの定年が近づいたので、あわてて彼のホームページからそれをコピーした。


電磁気学

2007-03-13 13:20:43 | 物理学

講義ノートをつくるために電磁気学を勉強している。もっとも本格的ではない。いつか本格的に勉強しなくてはならないのだが、そういう時間はいつになったらとれるのだろう。

「Emannの物理学」では場の理論としての電磁気学に焦点を置いているので読みやすかった。とはいっても第1部だけしか読んでいない。ただまだ十分に納得できていないところがある。これは自分の理解が十分でないためか、それとも書き方が不十分なためかは分からない。長岡洋介先生の本がしっかりと書いてあるようだが、まだ読んでいない。

このところ数年は物理学よりも数学の教育内容に関心を持ってきたが、そろそろ物理学の方に関心が移っていきそうである。


某書の評判

2007-03-10 12:22:49 | 物理学

某書が電磁気学について分かりやすく書いてあるとのamazon.comでの多くの人の書評だったので、あわてて近くの書店に買いに出かけた。買って帰ってちらっと見た分にはどうも評判ほどではないような気がするが、これは非専門家と専門家との感想の違いなのだろうか。

もっとも私が電磁気学の専門家というわけではないので、もっと暇なときにゆっくり見たらいいのかもしれない。しかし、少なくともいつか書店で実物を手にとって見たことがあったと思うが、そのときには購入するほどの本ではないという判断をしていたのだと思う。

人は書店で本を見てどういうことからそれを購入する気になるのだろう。これは本を書く人にとっては重要な問題である。買って帰ってよく見るとどうもそれほどでなかったということもあれば、買ったときにはとりあえずということだったのにいい本だったということもあるだろう。

あまり注目されない本の中に意外に大事なことがことが書いてあったりして、そういう本が私の種本になっていたりする。もちろん私のもっている問題意識に合致するという意味でだが、そのどれもが名著などとは言われていない。もっとも誰が見ても名著もある。たとえば朝永の『量子力学』(みすず書房)や高木貞治の『解析概論』(岩波書店)はそれに当たるだろう。

私もある本を出版したが、市場で売れたのは200冊足らず。もっとも書店にほとんど出回っていないから、一般の人の目には留まらないのであろう。

吉田武の『オイラーの贈り物』(海鳴社)の3万部はそういう意味からはすごい。超ベストセラーであろう。もっとも著者が儲かったどうかはわからない。著者と出版社との間でいざこざがあったようにも思われる。だから絶版になった。だが、この本の出版によって吉田武氏は有名になったから、それはそれでいいのかもしれない。いまは筑摩書房からこの本は文庫で出版されているが、やはり大きな活字でゆっくりと読みたいものだ。


税務署でのやりとり

2007-03-09 11:31:35 | 社会・経済

昨日税務署に出かけた。

4階の小会議室にその仕事をしているところがあった。行って見ると先着の人がいたので、数分間待った。

前の人の用事が終わったので、何がいけなかったですかと尋ねたら、印鑑が一箇所押してなかっただけであった。それを押しておしまい。

時間にして2分くらいのことである。そのために1時間以上でかけている。税務署の職員もうちはお役所なもので印鑑がないと正式の書類にならないものでと恐縮している。

私も勤めていた頃にはそういう言葉を発したことが何回かあった。学生の父親とか母親が尋ねてきて、子どもの休学や退学の書類を出したいというようなときであったと思う。そういうときに面倒なことをさせてすまないという気持ちがこちらにあることがやはり必要なのではないかと思う。

どちらにしてもお役所仕事には変わりはないが、それに従事している人までも官僚的になってしまったらどうしようもない。せめて生の人間くらい機械ではないのだから、恐縮の意を表した方がいい。


税務署からの呼び出し

2007-03-08 11:58:16 | 社会・経済

先日確定申告を郵送で提出したら、昨日電話があった。どうも印鑑をつくのを忘れたらしい。どうしても税務署に行かなくてはならなくなった。でもあの30分待ちの状態ではないだろうから、そんなに大変でもないが、税務署に行くのは同じである。

いつもそそつかしくて困る。これは子ども時からの性癖であるからしょうがない。人間本質は歳をとってもあまり変わらないものだ。

妻にも確定申告書の作成を教えたので昨日自分で作っていたようだ。親の死去に伴って相続した不動産を昨年末に譲渡したので、その譲渡税の申告をしなくてはならないという。税金もよく調べないと沢山支払うことになってしまう。なかなか面倒であるが、自衛をしなくてはならない。ちょっとインターネットを調べてみたら、一昨日の計算とはちがって昨日の計算では30万円くらい節税になったようである。でも普通の人がこういうことを調べてみるのは面倒ですね。一昨日はもう面倒だから30万円余分に払うと言っていたのです。


講義ノートの作成中

2007-03-05 19:04:28 | 物理学

物理学の講義ノートをつくっている。とはいってもあまり難しいものは扱わないつもりだが、それでも時間がとられる。

力学、熱力学、電磁気学に限るという方針でやっている。力学と熱力学のところはなんとかほとんどできたが、電磁気学がどうしたらいいか見当がつかない。

あまり電磁気学は得意ではないせいもあるが、なにせ電磁気学を教えた経験が乏しい。それにベクトル解析なんて使ったら、ブーイングが出るだろうし。高校で物理を学んでない人もいるので、どうしようかと思う。参考にしたいのだが、しかし生活に密着した電磁気学の本というのはあまりない。

電磁気学は静電気、静磁気に始まって、電流と回路(直流と交流)、電流と磁場、電磁誘導、電磁波とMaxwell方程式というのが通り相場だが、はてどうしたものか。


今年の確定申告

2007-03-02 19:09:08 | 社会・経済

今年も確定申告の時期が来た。昨日確定申告をインターネット上でしようとしたら、pdfの画面が出てこないので失敗してしまった。仕方なくデオデオのサポートセンターに誰か来てもらうように頼んでおいたら、今日の午前に来てくれてpdfが見れるようになった。

それでacobat reader8が入った。国税庁のホームページでは8は相性が悪いとあったが、なんとか書類ができたので、印刷をして今年は税務署には行かず、郵送をした。昨年よりは少し賢くなったが、書類を作成しようとするのが遅かったので、e-taxは利用できなかった。来年はe-taxを使って書類を作成するつもりである。