今日、車で仕事場にやってくる途中に前を走っていた車にスジャータとあった。私などはスジャータとあれば、コーヒーに添加するミルクを売る会社の広告だと思う。ところが先日意外な話を聞いた。
仏教に詳しい人はスジャータと聞いたら、お釈迦様が悟りを開く前に厳しい修業を終えて、疲労と空腹状態のお釈迦さまに乳粥を振舞った若い女性がスジャータだと知っているであろう。
そして、お釈迦様が悟りを開かれるそのきっかけがそのスジャータの行為にあったらしい。お釈迦様はそのとき苦行の修業をすることだけではいけないと悟られた。
そういうことを私はまったく知らなかった。これは子どもがそのパートナーからきいた話を私たちにしてくれて知ったことである。そういう所以がスジャータという商標(?)か商品名についてあるとは知らなかった。
何にでもそれなりの由来があるものである。なんか大いに感じ入ってしまった。
実は今日はその話を書くつもりはなかった。私の家は朝日新聞を購読しているが、ここ数年朝日新聞の紙面に広告が増えており、そのことは何を意味するかを知りたいと書こうと思っていた。
別に朝日新聞に広告が増えてもどうってことはないが、これは産業界の活気をしめすものなのか、そうではなくて新聞社の経済状態の窮状を示すものなのか。それともその両方か。それとも別の理由があるのか。
これはまた別の権威である、出版社の岩波書店の不振が一時密かに語られたときがある。これが真実だったかどうかは私は知らないし、そのことにはあまり関心がない。しかし、そのころ岩波書店は朝日新聞社の資本系列に入るとかどこかでチラッと読んだことがある。
スジャータから話がまったくひょんなことに飛んでしまったが、岩波書店の本の企画の一部を見ていたりするとちょっと岩波書店の不振の話が本当なのではないかと思ったりしたことは事実である。
しかし、全般的にいうと岩波書店は出版において健闘しており、今後もさらに健闘されることを願っている。