日本ではいま37.5%だと朝日新聞に出ていた。これを妻に言ったら、その数字をいうだけではいけない。どうしたいか言わなくてはという。それで企業が自分の利益率が少し減らしてでも正規社員の数を増やした方がいいというのが私の意見である。
こんなに非正規雇用が多いとは思わなかった。これでは日本経済が停滞するはずである。安倍首相は失業率が下がったとかいうが、実情はこういうことである。これが是正されなければ、若い人が安心して結婚したり、子どもを産んで子育てしたりできない。一つの企業としては利益率が上がるかもしれないが、国全体としては購買欲はあがらないし、社会が活気づくはずがない。
ところが、求人率があがっているとか安倍さんはいうが、こういう実態では日本の経済力に力強さをもたらしはずがない。単に保育所をつくればいいという話ではない。もちろん保育所はあった方がいいので、保育所がいらないというつもりではまったくないので誤解をしないようにしていただきたい。
妻がスマホで調べてくれたところでは、日本の就業人口は6000万人だというので、これだと2400万人に近い数の非正規である。もっとも主婦で、パートタイムで働きたい人なら、非正規でもかまわないかもしれないが、自分で生活を支えている人がこの割合で非正規なら、どうにもならない。
これではどうやってリフレ政策をしてみても、日本経済に活気がつくはずがない。株式は16連騰とかでも、日本人の多くは株式を買って利益を得ることなどできない。