神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

下荻窪村分水2

2017-03-27 06:22:18 | 善福寺川2

 下荻窪村分水の二回目で、環八通りを北に向かい、左折してすずらん通りに入ります。といっても、本来の分水の流路ではなく、区画整理後の単線、かつ直線的なものですが。途中、JR中央線の築堤が行く手を遮ります。今回の谷筋を越えるために設けられたもので、これは、昨日UPの→ 「明治42年測図」にも描かれており、明治22年(1889年)の甲武鉄道敷設当初からそうだったものと思われます。なお区画整理以前の地図を見ると、下掲地図の④で中央線を越えその南側を並行、⑤で南下する水路が描かれています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 環八通りの東側歩道を北に向かいます。左手奥の通信塔はすずらん通り前にある東電のものです。

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    2. 環八通りから右折、すずらん通りに入ります。次の通りをすぐに左折です。

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    3. 区画整理の時新設された道路を北に向かいます。水路は左手を並行していました。

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    4. JR中央線の築堤に突き当たって中断します。奥に見える茂みは白山神社のものです。

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    5. 区画整理前の流路と重なる路地です。右写真は左岸(右手)からのショットで、浅い谷筋にあるのが分ります。