松見橋下流の合流地点から、大宮前下水を谷頭に向かってさかのぼります。うち、合流地点から神明通りに出るまではほぼ南下しますが、この水路を境に西側は旧下荻窪村、東側は旧田端村でした。明治に入り井荻村と杉並村の村境(大正末には町境に昇格)、昭和7年(1932年)の杉並区成立以降もなお、荻窪(1丁目)と西田町(1丁目)の境を画していまいした。そのため、「杉並郷土史会史報」(平成10年 第152号)によると、地元では「界堀」と通称されていたといいます。なお、現行の住居表示では同じ荻窪1、2丁目に属し、境界を画するものではなくなりました。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)
- 1. 松見橋下流の合流地点からさかのぼります。前々回は逆向きにたどったところです。
- 2. T字を左折、ここからは前々回と重なります。すぐに右カーブで南に向きを転じます。
- 3. 前々回はここで左折しましたが、今回は直進します。
- 4. 松渓中学校のキャンパスに突き当たり右折します。
- 5. 右手に折れると荻窪公園前に出る道路を越えます。