9/19 室戸岬からの続き
灯台がずいぶん高いところにあり、歩き遍路さん以外は(たぶん)横から車道で上がる。
上がった所に札所があるのを行くまで知らなかった。
24番室戸山明星院最御崎寺(ほつみさきじ) 大きくて立派なお寺です。
車道を上がり車を停めて、お寺の正面に回り込みます。
山門は南面して、昔の遍路道に向いて建っています。
室戸山という山号は、寺創建のその前から岩屋の中で行者が修行していたことを想像させますが、どうなんでしょうか(未確認)。
灯台へは山門から遍路道を下り、途中から岬の先へ行きます。
暖かいのか、観葉植物にするクワズイモがたくさん自生しています。
この付近で膝がますます痛くて、降りるのに難儀しました。
灯台への道は多分原生林。南国らしいうっそうとした森。
いつもは私が早いのに、夫の背中が木立の向こうに消えて行きそう・・・
着きました。灯台は立ち入り禁止。
建物は灯台守の宿泊所?
戦跡にしては新しい気もしますが・・・そのまま利用したのでしょうか。
水平線。海と空の永遠。
人少なし。
帰りは境内を通って
珍しい植物があるそうです。ギンリョウソウみたいなのかな?
ミニいろは坂のようなカーブにの多い車道。どの角度からも快晴の太平洋。
食事処はどこにもなくて、やっと道の駅併設のレストランへ。
大勢のお客さんでしたが何とか食事しました。私は海鮮丼、夫は焼肉定食とかそんなの。いちいち写真撮らない。魚はおいしかった。どれも厚切り。土佐の人は豪快。
海岸へ降りてみます。あのずっと向こうが高知市街。
途中の吉良川町を見学。
備長炭の積出港として栄えたそうです。重伝建に指定された落ち着いた街並み。
壁にぐるりと巡らせた庇のようなものに驚きました。
これは水切り瓦と言って、台風の雨風から建物を守るためだそうです。
そう思ってみれば、高知市へ向かう途中、民家に似たような水切り瓦が付いています。あるいは窓の上だけにつける庇をぐるりと建物を一周させています。
その土地では当たり前の眺めもよそ者には珍しい。風土に根差した建て方ですね。
続いて道沿いから少し上がって北川村のモネの庭。以前から行きたかったけど、あまりに遠い。昔は読売旅行の弾丸日帰りツアーなどありましたが、今はないようですね。
弾丸ツアーと言えば神戸日帰り4,000円だったか、4,500円だったか、京都でもそのくらい。往復バス10時間くらい乗っているんですが、帰りは寝ればいいし、毎回一人で行くので行きは本一冊読了。バス会社も私もめちゃしていましたね。
神戸市街でタクシーに乗ってその話したら、ドライバーさんが市内でタクシー乗ってもそのくらいする、広島から?往復で!!と驚いていた。
イルミネーションのツアーもよくありましたね。
すみません、弾丸ツアーで長引かせて。広島発一泊二日上海弾丸ツアー39,800円というのもありました。もちろんホテルも食事も観光もついて。飛行機で。
「モネの庭」はモネのスイレンの絵をイメージした庭園。
民間経営なので高かった。JAFカードで100円割引。
暑くて膝が痛くて泣く思いで池のあるところまで上がる。
パリへ行って、オランジェリー美術館の前まで行ったのに中に入り損ねた私。いつかまたと思いながら、その日が果たしてくるのでしょうか。。。。
四十九日の準備を少しずつしています。来月半ばです。
何しているかと言えば、最近は食器棚の買い替えのための下見。
それが準備かと言われそうですが、お姑様を見送ると、体の周りに直接風が当たるような心もとない感じ。これからは夫と息子たち嫁ちゃん孫たちで仲良く生きていくしかない。いろいろ相談したり、一緒に喜んでくれた人はもういない。しみじみと寂しい訳ですが、残り人生、新たな気持ちで頑張るために、まずは家具の買い替え。
と、やや強引な展開。
それに、四十九日に来る三男の嫁ちゃんは超きれい好き。今から家具買い替えたり、家の中を掃除したりして、気持ちよく過ごしてもらいたい。姑も辛いよ。
今の食器棚は1989年の6月ころ、横川の小田億本店で買った。お店でばったり、小説の同人誌で一緒だった人に会って、その人もとうに故人になられた。
30年以上使って扉の金具が錆びてうまく閉まらなくなった。我慢しつつ使ってもいいんですが、残りの人生、すっきりと暮らしたいので。
秋分の日は、車運転して一人で下見。廿日市、商工センター、横川、出島と5つの家具店を見た。昨日はデパートとアンティーク家具、旧西国街道沿いの老舗家具店へ行く。
で、分かったことは今は家具としての食器棚がほぼ絶滅しいてるということ。
家で人をもてなさないので、食器をあまり持たなくなったこと、一戸建てにはシステムキッチンとして初めから収納部分があることなどが原因かなと愚考するわけですが、唯一、地元メーカーが作っている。
マルニも昔は重厚な応接セットや豪華なリビングボードなどがありましたが、今はシンプルな曲木の椅子などが主力製品。
立派な食器棚に皿器入れて喜ぶのはどうもばあちゃんの行動様式のようです。
さてどうしますか。この結果はいずれまた。
さて四十九日が終われば相続ですが、私には一切関係ないので一切の感想、口出しもしないと固く心に決めています。
先日、相続税はかからないはずと夫は申していましたが、そんなことないと思うとだけ言いました。みんなの意見をうまくまとめて無事に終了するよう陰ながら祈っています。
耳をそろえての納期限が10か月でしたか・・・四十九日終えて気が付くともう二か月近く過ぎていて、残り八か月。私の経験から、この期間はとても速く過ぎて行きます。わが人生で一番大変な時期でした。でもそれも言わない。
期限までに納めないと、高利の延滞税がかかります。早めに税理士に相談した方がいいけれど、それも言わない。何も言わない。
長男は何かと大変です。心身を壊さないよう乗り切ってください。