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「笑顔の介護力」 小山明子 野坂暘子

2017-10-29 | 読書

大島渚に野坂昭如、すでに故人となっているが、2009年の、この本の発行当時は脳出血と十二指腸潰瘍穿孔、脳こうそくで二人とも自宅で介護を受ける身だった。

在宅介護は家族の献身なくて成り立たない。夫人二人は、夫の片腕となって生活の面倒全般を支える。二人の対談形式の間に、病気の情報や介護保険のことなどを、コラムとして専門家が執筆している。

対談でもいろいろな苦労がわかるが、実際にはそれ以上だったと思う。特に小山明子氏は女優でほとんど家事もしたことなかったのに、一度に介護の負担がのしかかり、介護鬱になったとか。

鬱は体の防御反応、能力の範囲を超えると心と体が反応してその人を守る。悪いことではないと思うけど、この病気の厄介なところは先の見通しが見えなくなって自殺に走ってしまうこと。幸い周りの助けでそうならずに済んだけど、これも責任感の強さからくるのだと思う。

大島渚は63歳でロンドンのタクシーの中で発病、野坂昭如は72歳で自宅で発病。映画監督、作家として一時代を築いた二人だけど、健康面にはあまり留意しなかったらしい。

大酒を飲まない、体重を落とすなど健康面での教訓も詰まった本。どんな素晴らしい仕事をしてきた人も、健康を害して中断するのは本人も残念だろうし、亡くなると急速に過去の人になってしまうのも寂しい話。つくづく健康の大切さを思った。

それと海外旅行では旅行保険は必須ですね。大島氏はロンドンでの入院、迎えに行く費用など、1千万もかかったそうです。まあいいかと思わず、保険は大切ですね。

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「十八歳からの十年介護」 町亜聖

2017-10-28 | 読書

えー、私の悪い癖ですが、何かあるとまず本の中に解決策を探ろうとします。

子供産んだ後、育児の本多読。子供が本の通りに成長しないことにプレッシャーを感じ、自分が40歳過ぎて体重が増加したときもまずダイエット本、家が散らかると片づけの本、そして今は介護です。

片づけの本は特に、そんなもん読んでる暇があればさっさと掃除!!という話になるわけで。

でも悪癖はやめられない。

著者は以前はよくテレビに出ていたアナウンサー、最近はあまりお見掛けしませんが、きっと私が知らないだけで、引き続き活躍されていることでしょう。

18歳、高校三年の時、お母さんが40歳の若さでクモ膜下出血で倒れ、一命はとりとめたものの障害が残り、介護が始まる。

家庭はお父さんの仕事が不安定なこともあり、裕福ではなく、アルバイトしながらの大学生活、アナウンサーになってからは金銭的にも家族の中心、えらいなと思った。そしてお母さんの病状なども詳しく書かれていたのは、当時、記録していたからだそうで。

家族としての深い絆、愛情が本書の読みどころだけれど、著者は決して情緒に溺れることなく、その時々で冷静に判断して、長い介護を乗り切っていく。8年後、お母さんに子宮頸がんが見つかり、一年半後に旅立つ。最後は自宅で家族で介護する。お父さん、弟、妹、みんなで介護を分かち合う。

こんなことって、私の狭い見聞からだけですが、今の時代、稀有なことではないかと思う。

お父さんは娘がアナウンサーになると、「家、買って」とおねだりする人。これから結婚もある娘に自分の住むマンションのローン組ませて、何という父親と私は思うけれど、こういう家にこそ孝行な子供は育つのかもしれない。

本の中の写真がどれもいい笑顔で、笑顔はきっと幸福を呼び込むはず。私も頑張りましょう。


昭和なたたずまいの包装紙。作るのはこのケーキだけ。ネット通販も支店もなく(現金書留での発送は可)、街中の店へ行かないと買えない。売り切れたらその日はおしまい。最近全然買えてなかったけど、昨日、頂きました。


 

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「日の名残り」 カズオ・イシグロ

2017-10-21 | 読書

 

スワンホテル/バイブリー/コッツォルズ地方/イギリス  2008年6月8日

スティーブンスが旅の途中に泊まったのもこんな宿でしょうか。


今年のノーベル文学賞に輝いた日系英国人、カズオ・イシグロが1980年代に書いた長編。

小説の中の場所はイギリス、時は1956年7月の6日間、長くダーリントンホールで執事を務めていたスティーブンスは、新しい館の主、アメリカ人のファラディから思いがけずに休暇をもらい、車も貸してもらって、イギリス西部の町を訪ねる。

そこへ行って、かつて女中頭として働いていた、今は人妻のミセス・ケントンに屋敷に戻る可能性がないか確かめに行く。手紙によると、あまり幸せな結婚生活でもないらしい。

館はダーリントン卿の死後、使用人がやめて人手不足、また昔のように彼女と一緒に働きたい…心の底ではそう思いつつ、田舎道をハンドルを握り、旅をする。

小説の中では旅行中の時間が流れると同時に、スティーブンスの回想に多くが費やされる。

戦前は館が最も華やかな時代であり、多くの要人が集い、秘密裏の、国際政治の枠組みを変えるような会合も行われた。従者を連れて訪れるそれらの人々を、使用人のトップに立ち、粗相ないようにもてなすのは執事の大切な仕事。

スティーブンソンはその仕事に誇りを持ち、完璧にやり遂げようと長い年月、結婚もせず館で過ごす。

館の一番華やかな会議は、ベルサイユ条約を見直そうと各国から人が集まるくだり。ベルサイユ条約と言っても第一次大戦後のあれです。フランス人、アメリカ人…いかにもありそうに書かれている。

その会議の最中にスティーブンスの父親が館の中で亡くなるけど、それも放っておいて仕事にまい進する。。。。

がしかし、館がアメリカの金持ちの手に渡ったように、館を中心とした根回しの政治ももはや過去のもの、イギリスの栄光も徐々に失われていく、落日の、かすかに日の名残りのある時代である。

詳細は本を読んでいただくとして、大変読みやすい端正な文章で(翻訳なのに変な言い方ですが)、執事、女中頭、館の主、訪れる人たち、それから旅先で出会うイギリスの田舎の人たちがよく描写され、誰もが逆らうことのできない大きな時代の流れの中で精いっぱいに生きている構えの大きなストーリーに感動した。

端正なイギリスアンティークのような正統派の小説。

中部イギリス、ハワース郊外。6月のヒースの丘には白い花が咲いています。2008年6月9日

ゆるやかな起伏を見せるイギリスの大地、寒いので穀物は作れないようです。


他のも読みたいけど、品切れだろうなあ。

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「介護に教科書はいらない」 羽成幸子

2017-10-17 | 読書

昨日は疲れ果てて、夜の絵のサークルも行きたくなかったけど、会計ならばいかんともしがたし、幸い雨が上がったので、頑張って出かける。

サークルは最近人が増えた。

金髪碧眼、18歳のお嬢ちゃんまで参加。一年くらい広島にいるそうで、漫画やイラストが上手。ブロークンイングリッシュで話しかける親切な人がいて、疲れている私はその英語まで気にかかる。

昨日、今月初めて来た人に会費を貰おうとしたら「払ってませんでした?」と言われてカチンときた。だってこちらは間違いないよう記録して徴収している。あちらは記憶頼み。どちらが正しいかは明らか。昨日は、遅れてすみませんとすぐに持ってくる人との、その差は歴然。お金の出し方にその人なりが顕れる。気を付けたいものです。


いかんですねぇ、愚痴になっている。

昨夜は隣に座った男の子に、といっても40歳だけど、いろいろ愚痴聴いてもらってちょっと心が晴れた。この本読んでると見せたら、「疲れてるのによく活字が読めますね」と言われたけど、疲れている時こそ、本読んだら心が落ち着く。

で、この本は1949年生まれで、5人の介護をした著者の、介護の心構えやコツなど、わかりやすくまとめている。短い本だけど、とても参考になった。いちいちは書かないけど、介護の入り口に差し掛かった私には腑に落ちるとばかり。私も頑張らないように、頑張ろう。

著者は介護すべき人全員を見送った後、これで私が死んで悲しむ人がいないと思うととても自由な気持ちになったという。そうかもしれない。人はなかなか死なないようにできている。その命と精いっぱい向き合った後、私もそういう境地になりたいと思う。

 

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「貧困旅行記」 つげ義春

2017-10-12 | 読書

懐かしい名前である。1970年代、漫画雑誌ガロで、シュールな作風の、漫画の純文学のようなのを読んだ記憶があるが、まったく商業ベースに乗ってこない作家なので、それに私はもともと漫画を読むのが苦手なので、その後の消息については全然知らなかった。

で、これはアマゾンのお勧め本にあったので、私の読書傾向からアマゾンが選んでくれたらしいので、取り寄せて読んでみた。

たいそう面白かった。1960年代から1990年ころまでの、ひなびた温泉宿などへの旅行。

川をさかのぼり、山へ分け入り、この先に家などあるのかと思う場所に忽然と現れるひなびた宿。泊まってみるとしみじみとした味わいがあり、癒される。

また外界から途絶したような、不思議な集落では、大人も子供も年寄りも、集まって、取り留めなく話したり、子供が遊ぶのを見たり、夢のような不思議な世界が広がっている。

そもそもこの本の導入部分からが不思議で、文通だけして会ったこともない人と結婚するつもりで小倉へ行く。相手は住み込みの看護婦さんで、土日にしか会えない。その間に杖立、湯布院、油平などの山間の温泉を巡り、ストリップを見たりする。旅館の二階がその小屋、座敷にベニヤ板で粗末な舞台が作られ、客は自分だけ、舞台に蛾が飛んできたので灰皿で伏せてやると、踊り子は安心して、サービスしてくれた。この人たちと温泉街を巡るのもいいなあと考えたりする。

文章もまたシュールで、読者をありえないような不思議な世界へと連れて行ってくれる。

当たり前と思っている暮らし、ものの見方、それを力技を感じさせずにいとも簡単にひっくり返してしまう。読後は読者の世界が広がり、風通しのよさを感じている。だからこれは純文学と同じ効能だと思う。

寡作な作家で、有名な時にも経済的にも恵まれたということではなかったらしい。今は病気のご子息の世話をされているとか。80歳くらいでしょうか。

風景だけを描いた部分でも、そのタッチにつげ風は歴然としていて、奥の深い物語を感じさせる。こういうのは努力してそうなるわけではなく、天性のものだろう。

とても面白くて一日で読んだ。短いのばかりだけど、このところ一日に一冊本読んでる。じっとして本読んでても誰にもとがめられないので、年取るのも悪くないなと思っている。

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「フランス人は10着しか服を持たない」 ジェニファー・L・スコット

2017-10-11 | 読書

断捨離の本と思っていたけど、読んでみたら生活の仕方のハウツー本でした。

カルフォルニアからパリに留学してホームステイした先のマダムの生き方にカルチャーショックを受け、物欲に流され、怠惰な生活を反省するところが読みどころ。

服は10枚でいいなんてどこにも書いてないし、原題も違うとのこと。10枚なんて無理と思っていたら、やっぱり、コートジャケット以外にシーズンごとに10枚程度で済ますという話。

私からしたら多いと思った。でも奇抜な服を持たない、長く着れる上質なものを買うということは参考になったけど、日本の現実として、実際には長く着れるものなどあまり売ってなくて、どんどん流行遅れにされていく感じ。

じゃ自分で縫おうじゃないのと思っても、洋服地は今全然売ってない。夏物の普段着以外は。

経済の仕組みが服を次々買うようになっているので、流行を超越するしか、この本の提唱するエレガントな暮らしはできないのかなと思った。

しかしまあ、要らない服を捨てるということは参考になった。捨てなくてもいいので、着ないのは別にして容積小さくして天袋の奥に入れておく。何年かして発見した時にはさすがに捨てられるのではないだろうか。

先月、私はこうして不要の一包みを作った。

「安いという理由だけで服を買わない。妥協したところから嫌になってくる」と紙に大きく書いて入れておいた。後で誰かに見られたら笑われそう。

この本によると「幸せとは欲しいものを手に入れることでなく、今あるもので満足すること」だそうです。こうなれば禅の境地。高僧の境地でしょうか。

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「人はどうして痩せないのだろう」 米山公啓

2017-10-10 | 読書

 

著者は医師で著述家、医学界の内幕ものからデビューし、健康に関する著作もたくさんある人。

以前お母様の介護の本を読み、健康の大切さを強く感じたのですが、今回はダイエット本です。

医師のダイエット、痩せた方がいいのは医師でも同じ、その必要性も素人よりはよく知っている。

人生90年時代、すきなことやって元気に生きていくには何より根健康第一、患者さんには痩せるように言いながら、自分が太りすぎではないかと思い、ダイエットを始めたそうです。

身長は180センチ、体重は93.5キロ、BMIは28.9。ここから涙のダイエットが始まる。

ずっと同じでは飽きるので、ひと月ごとにいろいろなダイエットを試してみて、その効果をケータイ雑誌で配信していたそうで、正直な打ち明け話、医師としての冷静な観察などが読みどころかと思う。正直でいい人、そう思った。

試したダイエットはウォーキング、キャベツ、コントローラーをラケット代わりに振るテニスゲーム、ビターチョコを食べる、電動式あん馬のようなものに乗る、一時話題になったビリーズ、ブート、キャンプ、アーモンド、エアロバイク(部屋の中で自転車こぎ)の8種類。

初めのころは効果があり、一時は83キロ台まで落ちたが、8か月後には87キロ台に戻った。

しかし6キロ以上減量しているので成功したと言えると思う。ダイエットは痩せることよりもその状態を維持することが大切、って私が言うのも気が引けますが。

ダイエットに王道なし。この本読んで思ったのは、結局よく体を動かし、いらんおやつを食べないという当たり前のことの大切さ。

先月の同窓会で、10代の頃より痩せた人から、天下を取ったように言われて悔しかった私。歩いて、おやつやめて、簡単なことも継続するのは難しい。今は気候がいいのでよく外出しますが、そのうち寒くなるし。。。。

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「死ぬほど読書」 丹羽宇一郎

2017-10-07 | 読書

ただいまベストセラーだそうで。

大変面白く読みました。言うことは明快で痛快、読書は自分はまだまだ知らないことがいっぱいあるという謙虚な気持ちと、人への思いやりを育てるそうです。

そして経験だけで生きる人に比べて、本の中で多くの人生、多くの者の見方に触れ、考える力を養い、生きていく力になると、いいことだらけのようであります。

本は身銭を切って買う。それは私もそう思います。私は本を貸してほしいという人とは付き合いません。貸しません。ケチですか?ケチで結構、本は生きてきた時間を形で表すもの。それがなくなるのは大切な時間が無くなってしまうこと。

過去にどうしても抗しきれずに貸した本、つい相手を信頼して貸した本、いずれも二度と私の元へは返って来ませんでした。

本を借りて済まそうという人は、知に対する敬意がない。そうだから人の大切なものを粗略に扱ってなくしたり捨てたりする。えらそげですが、そういう人とは縁を持ちたくないものです。

だいぶ本題からそれましたが、技術の一つとして、傍線を引き、付箋を付け、読んだ後で心に残った部分はノートに書きだす。そのノートをたくさん作るうちに、自分の知識も増える。

なるほど。手間かかるけど、結局はアナログなそのやり方が定着すると思う。


著者は読書の効能を説く一方で、人と付き合い、仕事をすることも大切な人生の構成要素として上げている。その三つがうまくかみ合ったとき、人は人生を十分に生きていけるのだそうです。

週刊誌はスナック菓子と同じ、カロリーはあるけど栄養はない。人のさもしい心を刺激する記事を読むうち、自分もその毒に置かされるので気を付けるべし。

ネットはもっと切れ切れの情報がほとんど。人の暮らしを覗き、人の不幸を心地よく感じる。行けませんねぇ。ほどほどにしないと。

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「知らぬは恥だが役に立つ法律知識」 萩谷麻衣子

2017-10-05 | 読書

読みやすくてわかりやすい法律の入門書。

毎日の生活の中で、思わぬ被害を受けないように、必要最小限の知識は必要。弁護士に相談に来た時にはもう多くな損害を受けている人もいるそうで、それがこの本を書くきっかけだそうです。

電車の中で痴漢に間違えられたら、不用意に駅長室などへ行かない。その場を動かず、弁護士を呼ぶとか、実践的なノウハウ盛りだくさん。

夫婦喧嘩の勢いでつい離婚届を書いて夫に突き付けておく…なんてことはありそうだけど、仲直りしたらそれはもう破いておいた方がいいそうです。何年か経って、夫がじぶんのしょめいと捺印で断りなく届けられることを防ぐために。

そもそも腹立ったくらいでは離婚届など、安易に相手に突き付けないことですね。まず分かれる条件を詰める。本当に別れた方が幸せになれるのかよおく考える。書くのは最後の段階と思います。

面白くてわかりやすく、すぐ読んでしまいました。10月3日発行。あす古書店に持って行けば200円くらいで買ってもらえるんだろうか。往復の交通費が340円なので足が出る。。。。

 

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備中松山城・矢掛宿

2017-10-01 | 旅行

日曜日のきょう、岡山県の備中松山城と矢掛宿へ行きました。

前夜、夫の打ち出したGoogleのルート案内と、今朝入れたナビの案内が違います。

一度高速下りたのに、ナビはぐるりと大回りして再び高速に復帰せよとの案内。無視して走っていると、おやまあ、昔風の街並みへ。

ここはどこだあ、どっち向いて行っている?

しかし、目指すは備中松山城、下りずに車、走らせます。


やっと備中高梁市に着き、城へと車を走らせますが、以前は行けた城のすぐ下へは通行止め。

手前で車を停め、シャトルバスに乗り換えです。新しく土産物屋までできています。

そこの叔母さんいわく、「お城まで登ると一時間以上かかる。もうバスが出るから早く!早く!!チケットはここで売ってる」

ということで、歩いて行けないこともないだろうと思いつつ、ついバスに乗ります。

一人400円、二人で800円。高ッ!!

バスは10分もせずに城の下の駐車場に到着。そこからまた山道を歩きます。

30年前は大山の帰りに。息子三人、登らないというので車に残して、親二人で行った。

お盆休み、私たち以外には誰もいなくて、天守閣も公開されていたのかどうか?記憶あいまい。

きょうは大勢の人です。人が増えてたのでシャトルバス輸送に替えたと思われます。おそらく最近のこと。

バス降りて山道を登ること15分くらい、やっと着きました。

 

標高は430m、天守閣のある山城としては全国で一番高いところだそうで、山陰山陽を結ぶ道筋、昔から要害の地。高梁川沿いに開けた盆地が山頂からはよく見えます。

天守閣

裏へ廻って二重櫓。岩山の地形を巧みに利用。

モンサンミッシェルみたいと、またしても旅行自慢

2014年4月、モンサンミッシェル。

岩山を巧みに利用した石垣。

ここは昨年の大河ドラマ「真田丸」の最初に使われたそうです。滝はCG合成とのこと。

 その説明。

以前は誰もいなかった松山城、よく整備され、人も多かった。小さいけれども、焼けなかった天守閣は国の重要文化財だそうです。


帰りは駐車場まで歩いて帰ります。

シャトルバス乗り場までは約20分

車道を歩くこと15分で元の駐車場へ戻ります。合計で35分。

歩くのが平気な人は歩くのも楽しいかも。


続いて矢掛町へ。こちら、脇本陣。

本陣。

看板

醤油店。

小さくて落ち着く町でした。カフェなども多く、人出もあります。

お姫様、やりたいです。

無理だと思うよ、年寄りだから。と孫娘に言われそう。

17時半ころ帰宅。もうすぐ家です。

行きはだいぶ道に迷いましたが、何とか無事帰りました。

ナビがない方が、我が家の場合、断然早く行けます。地図一枚の一発勝負。便利なものができると却って本来持ってる感覚、能力が劣化するようです。

でもまあ、誰が悪いというようなことは突き詰めず、年寄りのドライブは事故にだけ気を付けてゆるりと参りましょう。

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