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楽しい週末

2013-06-30 | 日記

昨夜、八時ころ次男がきたのに引き続き、九時半頃長男と孫娘がきた。次男はお金の流れの確認に来て、ご飯食べてないと言うので簡単に作ってやった。「悪いね」と言うので、「親の家でそんなこと言わなくていいよ」と答える。

いつかは作ってやれなくなる。それまでは遠慮なく出入りするべし。失ってこそ、当たり前のことがありがたく感じられる。人間その場にいるときは気が付かないもの。無口な次男が気の利いたこと言うので、少しは大人になったのかな。よそのお宅では普通のことだけど。

長男はお嫁さん実家でお世話になり、お酒も飲んだのではるばると電車で来た。

次男と二人、ソファーにならんで座って「何を話すでもないけどくつろぐ」と長男の弁。そうそう、それが兄弟のありがたさ。いつまでも仲良くしてください。

きょうは孫娘にぬいぐるみの布団を作ってやった。布団に寝かせてそのまま置いて帰った。またすぐ来るつもりらしい。

長男、次男には説明終えたので、あとは三男だけ。郵送かな。

 

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「狭小邸宅」 新庄耕

2013-06-28 | 読書

大学を出て、僕は不動産会社に就職した。都内、城南地区で、建売住宅を売るのを専門とする会社。とても狭い土地に三階建て、でも東京なので七千万とか八千万とかする。

売りたい会社と迷う客との駆け引き、営業の一人一人に課せられた厳しいノルマ、などなど業界の過激な(えげつない)内幕がこれでもかと続き、僕は成果も出せず、上役からは暴力を伴う叱責も受けるが、あと少し頑張って仕事に見切りをつけるつもりのところで、売れ残っていた物件が偶然売れる。そこから自信がつき、気が付いたら前向きになってはいたが、人から、「金にたかって欲にまみれる人生」と指摘される。

それでも行くしかないじゃないか。行けるところまで。たとえその先には破滅しか待ってなくても。。。。

いゃあ、業界の内幕ものとてし読めば、参考になることもたくさん。相手の手の内を知っておくだけで、下手な買い物をしなくてすむ。不動産の売り買いは一生のうちに僅かの体験、縁のない人だっている。

そのわずかな体験から得た教訓を息子たちに教えてやるつもりだったのに、さっさと買ってしまった。値切ればよかったのにと今さらながら残念。先日ちょっと聞くことがあって担当者に電話したら、電話の応対だけで、格負けしそう。まして世間知らずの息子に置いておや。

素面じゃ家を買えない、客をのせてその気にさせる。押しの一手、いゃあ、相手は売るプロ、こちら買う素人、とても太刀打ちできないことがこの小説で分かった。恐ろしや。

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本日、通帳整理

2013-06-27 | 日記

朝からやってる。今午後四時、まだ片付かない。

夫と私は別会計、でも息子三人はある時期まで私が管理していたので、大まかな流れを今度メモして渡すことにした。

長男はお金にものすごく無頓着、欲しいものもないけど、投資なんてめんどくさいことしないので、どのくらい貯まっているかは不明。

次男は未婚なので、一部私が管理している。早く新しい家計に渡したい。

三男はお金にうるさいけど、就職してからこの方、ヤフオクで車の部品など買いまくり、ついでにヤフオクで中古車を買ったり、転がしたり、結果としてはそう貯まってない印象。

車というのはディラーで買うのがまあ普通、普通でない三男はヤフオクで安い車見つけて自分で直して自分で車検に持ち込んでいたけど、今は忙しくなってさすがにもうしていないと思う。

聞くたびに所有する車の台数と車種が替わり、その方面に疎い私は混乱するばかり。なんか車の姿勢制御とか言うことでしたが、自分の人生の姿勢制御もよろしく頼みます。

ああ、この私に、毎月家計簿付けて、預貯金、金融商品の残高を出し、その情報を家族で共有するような賢さがあれば防げたこともいろいろあるはずだけど、その几帳面さがないばかりにいつも失敗している。今年初めからの株高、円安の場面でうまく売り抜けたのもあるけれど、油断してたようーーーーーー、だいぶ値崩れしている。大泣き。

次の波が来るのは5年後?10年後? もはや寿命との根競べだあーーーー

追記 中断して午後11時過ぎ片付いた。メモの下書きも作った。ふむふむ、要するに時間を味方に付けよということですな。

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宇治でうろうろ

2013-06-26 | 日記

6/23 バスがスピードを緩めたのでそうっとカーテン開けたら大阪でした。

すごーーい、大都会。この角度から見たのは初めてと言うか、そもそも大阪へは修学旅行を含めて、今まで五度くらいしか行ってません。

再び高速に上がり京都着6時前。この時期なのでもう夜が明けてます。お店はスタバ以外は閉まってたので、六時半を待って進々堂で。

取り敢えずJR奈良線で宇治まで。230円、20分くらい乗る。途中の駅全部に、ワープロ書きの「おしい広島県!」というポスターが。販促用?

すみません、その惜しい県から参りました。

駅前は大和街道。茶問屋が何軒かある。

向こうは宇治橋経由で京都方面。宇治は山が多いので、茶の栽培が盛んだったんだと納得。来てみないと分からないこともある。

平等院は8時半から。まだ早いので宇治川のほとりをうろうろ。対岸は宇治神社、宇治上神社。

渡ったところにある源氏物語の銅像。

神事に使うらしいが、匂宮がここへ船をつけて宇治の姫君を迎えにきた場所みたいに錯覚する。これも土地の持つ力かも。

歩いて源氏物語ミュージアムまで。住宅街の中の瀟洒な建物。アプローチにはムラサキシキブが。

展示いろいろ

源氏香の説明

牛車。以前京都文化博物館に野々宮神社の牛車を展示していた。国内で作ると五千万、中国で作って一千万かかるんだとか。フェラリーより高い。これはいくらかは不明。物語に酔うべきところでお金のことが気にかかるのは無粋と言うべきや。

ミュージアムの裏、山沿いを歩いて平等院へ向かいます。

神社の中を通ります。これは振り向いたところ。

向こうが宇治川。

平等院の中。平等院は修復中。残念。

源三位頼政げんざんみよりまさの墓。平氏追討の一番手。あえなく宇治川で戦死。しかし、これに呼応して源氏が平氏を追い落とすべく、各地で挙兵します。

宇治川と銅像。向こう岸の銅像と同じ作者らしい。俗っぽいと言うなかれ。待ち合わせの目印としてはいいかも。

長い間、宇治と淀がごっちゃになっていた。と言うか、近い場所だと思っていた。

宇治は都の辰巳鹿ぞ住む、昔は6時間もかかる郊外だった。山、川、古跡、想像力の掻き立てられる風情ある場所でした。

こういう場所だと恋愛は盛り上がるかも。また古来より、少し遠出してより親密になるには便利な場所。広島なら宮島、高松なら屋島とかの感じ。

見どころがコンパクトにまとまって歩くのも楽しかった。また機会があれば行きたい。

 

 

 

 

 

 

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三室戸寺へ

2013-06-25 | 京都たびたび

6/23 宇治の三室戸寺へ行きました。

京都駅着六時前。高速バスチケット売り場の進々堂でサンドイッチとコーヒーの朝食。JRで宇治まで行けども、どこもまだ開いてないので、宇治川の付近を散歩して、京阪宇治から一駅引き返し三室戸へ。

 

一本道を歩きます。

途中の道標。左己う者゛くみち(黄檗道)、右ミむろみち。ここは迷わず右へ。

着きました。九時前ですがもうたくさんの人でした。

八重咲き

同じ株?でも違う色。

本堂前はハス

日野有範=親鸞の父親の墓所。親鸞は日野出身。

西洋アジサイ。

この付近は垣根もなく、花が通路へ咲きこぼれています。

花を掻き分け掻き分け進みます。

赤い花も。

可憐 

たくさんの花に名残は尽きないけれど、先を急ぐ身、再び宇治川付近へと引き返したのでした。

 

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「軽井沢の法則」 三善里沙子

2013-06-25 | 読書

軽井沢セゾン美術館 2008年8月


 

そろそろ暑くなるので、読んで避暑気分にと、ある方のブログで紹介されていた本書をネットで購入。

元々は地域雑誌「軽井沢ヴィネット」に連載されたエッセィをまとめたもの。いささか重複部分があるのはそのせいだと思う。

子供の頃から、夏は軽井沢の別荘で過ごしていたという著者は、今はライター。軽井沢の深層に分け入り、その姿の裏表を解き明かすという体裁。縁のない私には社会学的にはなかなか面白かったけど、軽井沢は自由、博愛、平等のある理想郷ではなく、人が人を差別の眼差しで見る非常にシビアな世界だと思った。

漏れ聞くところによると、東京ではどこに住んでいるかによって人が区別というか、もっと言うと差別されるところらしいが、それが極端に表れたのが軽井沢と私は読んだ。

昔からの別荘族も、相続の後もその別荘を維持できるとは限らない。売りに出された別荘を新興のお金持ちが買い取る。でも、その人たちには品がないので、元からの人とは一線を置かれるそうな。

この辺りまで読んでくると、純粋庶民の私はムカムカしてくる。人はプライドにしがみつかないと生きていけない生き物なんだろうか。人を馬鹿にすることで成り立つプライドって何さと思う。

庶民は高級でハイソな暮らしにあこがれ、真似する人ばかりではないと思う。それぞれの場所で一生懸命自分の現実を生きている人がほとんど。お金を貯めて、年に一度の家族旅行が軽井沢で、上品な振る舞いを知らなくてもここまで笑われることもないんじゃないかと思う。

戦前の軽井沢族、皇族、華族、大実業家は庶民の支えあっての存在、その富もまた庶民の支えあってのもの。

軽井沢の本当の価値を教えてあげましょうって言う感じがして、読みにくかった。

立原道造が軽井沢で亡くなったのは明らかな誤り。今手許に資料がないが、確か東京郊外の療養所のようなところではなかったかと思う。再版することがあれば訂正された方がいいと思う。

僅か一日二日の旅行で軽井沢らしく振舞わなくてもいいと思う。観光コースを歩く限り、人様の別荘に迷い込むこともなかろう。

この本はたぶん、軽井沢に別荘を構える人の虚栄心を満足させるものだと思う。やはり、人は人を見下さないと生きていけない生き物なんだろうか。慶応の小学校(幼稚舎と言うらしい)から上がったような人が別荘族に多いとか。人は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず、福沢諭吉先生も泣いておられるぞ!!


 

 

軽井沢高原文庫隣接の喫茶店(名前失念)2006年10月 

有島武郎の別荘を移設したもの。器は大倉とウェッジウッド。派手でないところが軽井沢的??

 

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元気にすくすく

2013-06-24 | 日記

お嫁さんからメールが来ました。

二週間の検診の日、おめかしして産院へお出かけです。よく母乳を飲んでふっくらしてきました。

お姉ちゃんのお下がりのベビー服はピンク、でも男の子です。お姉ちゃんとボクとステラちゃんでベビーベッドで寝ています。

 

 

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初夏の京都

2013-06-24 | 京都たびたび

一人で京都へ行ってました。行ったところは宇治と長谷川家、その他買い物など。

宇治川は流れが速く、水量多い。赤い橋は平等院の対岸にある宇治神社、宇治上神社への参道。

二つの神社は、源氏物語では八宮の宇治の屋敷があった場所とされているそうです。浮舟が身を投げたのもこの付近?

実際に現地に行ってみると、物語が本当にあった話のように感じられます。

三室戸寺みむろどじのアジサイ。たくさんのアジサイに、人は埋もれるようにして歩きます。

花や葉に触れると何故かリフレッシュできます。

京阪三室戸より歩いて10分余り、この時期は人が多いので流れに着いて行くと到着します。

六月いっぱいはJR宇治、京阪宇治との間にシャトルバスが運行中。

源氏物語ミュージアムは宇治十条を題材にした展示が中心。

薫が宇治の大君、中君を覗き見しているところを再現。

装束と調度。

平等院は修学旅行以来約半世紀ぶり。ただいま修復中。

記憶では宇治川に面して建っていて、中州から見学したと思い込んでいたが、あんなに早い流れでは洪水で流されるはず。土手で隔てられた池に面しています。

初めは藤原頼通の別荘として、のちに寺院に作り替えられたそうです。

こちらは匂宮の別業べつごう=別荘の場所とするそうで。

宇治へ来ると、源氏物語は、実際にあった話のように錯覚しそうになるので不思議。景色は物語の舞台としてくっきりと浮かび上がり、物語はその景色により一層真実味を増してくる。いゃあ、恐れ入りました。

これならいっそ匂宮=頼通としてもよさそうだけど、実際の頼通は信仰心の深い真面目な人だったのかも。

あと、京都パルスプラザで籠を買って、十条の長谷川家住宅へ。http://hasegawa.okoshi-yasu.net/

近年公開され始めたお宅。国の登録有形文化財に指定されました。このお宅が実家と言うご夫婦が受け継ぎ、修復し、いろいろな資料を見せて頂きました。

場所は京都駅南方、竹田街道と鴨川に挟まれた場所で、代々庄屋を勤めていた旧家。

修復はほとんど個人の持ち出し、史料整理もまだまだ始まったばかりとのこと。幕末ごろのいろいろな史料があるわ、あるわ、見学者は私一人で、つい話し込んでしまいました。

今この家を受け継がれた方のお父様長谷川良雄は、京都工芸学校=現京都工芸繊維大学の第一期生で、絵を浅井忠に、デザインを武田五一に習ったそう。明治の風景画は明るく端正な色遣いで、地主の余技の域を超えている。三カ所ほどの美術館に預けているのもあるそうですが、二階の一室をギャラリーにして展示しています。

良雄の父清之進13歳の時、この家のすぐ西にある竹田街道を南下し、長州征伐に赴いた会津軍の行列を克明に描いたものが残っています。http://www.kyotoliving.co.jp/article/120922/last/c/index.html

時代の変わり目、世情の様子をこの地で見聞きした少年の新鮮な驚きが伝わってくるような素晴らし絵でした。

史料整理がなかなかできないのでと言われるので、「お手伝いに来ましょうか」なんて余計なことを。私ごときが出るまでもなく、ちゃんとした研究者の学術研究が待たれるところです。

京都駅八条口からは歩いて15分くらいでしょうか。興味のある方はぜひどうぞ。

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やつぱり・・・

2013-06-22 | 日記

今夜行くことにした。高速夜行バス。明日早朝京都駅烏丸口着。帰りはバスは満席、何で帰るか未定。大阪、神戸まで辿り着けばバスはあるけど、乗り継ぎ面倒。

それもこれも金曜日が大雨だったので。ウツウッウッウッ、このリベンジはいずれまた。

昨日お嫁さんからメールあり。添付の写真二枚、一枚は二週間検診に出かけたのかおめかし。よく太ってお目目パッチリ、かわゆい。

もう一枚は寝ている横で、三歳のお姉ちゃんが真似して寝ている。隣には本物の赤ちゃんとパパが買ってくれた赤ちゃんが。お下がりのピンクの産着を着ている。こちらもかわゆい。孫って、子供の可愛さとはまた違う。この子たちが大きくなるためなら、人終末期の私はどんなことでもしてやれると自然に思える。これを婆力ばばぢからと言わずに何と言う。

昨日は織りの教室。みなさん、芸能人、やんごとなきあたりの噂話が大好き。あり得ないような話をするので、「実は私もそうなの。戦後各地を廻っていた時お手がついたのが私の母で生まれたのが私。日ごろはバカなことばかり言うけど、そう言えば何となく高貴な雰囲気があるでしょ」と言うと受けた。もちろん嘘ですけど。

噂話と言うのは、かくあってほしい、そうだったら面白いという庶民の願望、無責任なお金のかからない娯楽。どうぞお見逃しを。

戦後、天皇制は国民と再契約し、その総仕上げが初めて民間人が嫁いだとき。男系を続けるのは生物学的なリスク高すぎ。昔のように妻をたくさん持つか、相続の範囲を広げるしかない。どうするんだろ。誰もいなくなって、soft landing=解体するのはあり?まあ、私ごときが心配することではないけれど。

最近思うのは日本の文化って、エッヂが立ってるんだなと。日本刀、障子の細かな桟、舞妓の化粧、面相筆で書く人形の眉、吉野奥駆、千日回峰行、昔の装束の織りだした柄、大島紬に結城紬・・・あとは今度思い出します。

今回の旅程ざっくりと

東寺→三室戸寺→京都パルスプラザ→長谷川家住宅かな。うーーーむ、返す返すも金曜の雨が残念。

 

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ああ、京都へ行きたいよう

2013-06-20 | 日記

二年前、京都で無料の染め物体験をしました。

金色の模様をつけるのは職人さんがしてくれました。何と言う手際の良さ。


 

ほんとなら、今夜夜行バスで京都へ向けて出発、明日朝、烏丸口着。あす夜遅く再びバスで帰る予定だった。

往復でちょうど一万円、新幹線往復の半額以下。これは乗るしかないでしょ。

火曜までは予報は曇り、バスのチケット買ったのに、今朝から山陽道は一部通行止め、夕方には中国道も一部通行止め、乗車券は払い戻してもらった。

明日はどうしても京都へ行かねばならぬ・・・というかどうしても行きたいのだ、おばさんは。その心は明日は何年に一度かの特異日。東寺の弘法市と京都パルスプラザのアンティークフェアが同時開催。フリマ好き、骨董好きには盆と正月が一度に来たような楽しさになるはずだったのに。

東寺は、京都駅八条口から人の流れについて歩いて行けば着くはず。20年くらい前、京都の叔母と待ち合わせて行った。叔母は30年も京都にいて知らなかったそうで。いやはや、地元の人って案外そうですよね。

ということは叔母はもう半世紀も京都にいることになるんだなあ。旦那さんは京都大学の院を出て、京都で就職。家も大学の近く、私も若い頃はよく遊びに行った。なんか懐かしい。

東寺は夜が明けたら拝観自由、境内無料、おおらかです。市は少雨決行とはいえ、台風と梅雨前線の二段攻撃では出店も少ないはず、明日の朝、雨が上がっていれば新幹線で行く予定だけど、うーーーむ、無理のようですね。

本来ならば近鉄東寺から竹田まで。無料シャトルバスでアンティークフェアの会場を往復し、再び竹田から近鉄丹波橋まで、そこで京阪に乗り換え、中書島で宇治線に乗り換えて終点まで。そこからはアジサイの咲き乱れる三室戸寺行きシャトルバスに乗り・・・なんて旅をイメージしても情けなくなるだけ。

三室戸寺へこの前行ったのはちょうど10年前、息子は二回生、会えるはずもないのについツアーバズで京都まででかけた私。奈良へ行く高速道路も当時は工事中、田んぼが多かったたが、今は郊外型の店が増えた。10年なんて振り返ればあっという間。

いいなあ京都は。15日は百万遍知恩寺の手作り市、21日は弘法市、25日が天神市と楽しいことが続く。当地からツアーバスもあるけれど、往復10時間、窮屈なバスに座っているのは辛い。私は人を誘わないので、三人とか五人とかで参加した人と相席になり、居心地悪い思いをすることもしばし。

でもたまにこの私だってバスツアーに人と参加したら、話ばかりして、景色は見ないわ、人の話は聞かないわで、あまり旅行行った気がしない。なぜか一人の好きな私。

来年、ヨーロッパへ行きたい話をしていたら、ある人が「私も一緒に行きたい」と言う話になり、「友達連れて行ってもいい?」と言う話になりつつある。断る理由はないけれど、断ってもいいのかな。人に気を遣いたくない。

添乗員付きの旅行、パスポートと外貨、キャッシュカードさえあれば世界の果てまで連れて行ってくれる。今まで海外旅行して困ったことなかったですけど。

うーーーむ、世の中の女性の分け方、いろいろあると思うけど、未婚とか既婚とか、子無し、子あり、とか、こういうくくりはその人の特徴をほとんど反映しないけど、あと血液型も。一人で海外へ行けるかどうかはその人の人となりの目安になりそう。なんて、添乗員について歩く私、えらそげに言えません。

三男のお嫁さんは以前パリへ一人旅したそう。英文科だから何とかなったんだろうか。今度聞いてみよう。

そうそう、昨夜三男から電話があった。あいつから電話があるのはいつもなんかあるとき、今度は何かと思えば「家買った・・・」ですと。ひょえーーーーー、いきなりびっくりさせるんじゃないよ。芋や大根買うみたいに軽く言ってくれるので驚く。

僅か一月くらい前、同じ内容の電話を長男がしてきたときは、びっくりして翌日見に行ったけど、今回は遠すぎる。二人とも後先考えずに度胸あるなあと思うのは、私がもう人生の終末期、いろいろなことを始末する時期だからに違いない。今から借金なんてしたくないもんね。

息子たちの人生はこれから、頑張って働いていい家庭を作ってください。

京都とは何の関係もない記事になったけど、同じ苗字の家が三つに増えるのは寂しいけど、自然の流れに違いない。残るは真ん中、頑張れ。

型紙で模様を付ける。こちらはシンプル、複雑な伊勢型紙はとても高いという話だった。

こちら絞り染め。若い人はセンスがいい。染めに興味を持ってもらい、職人になりたい人を探すイベント。

年配の人もいいですけど、年齢書かないでくださいね。市から補助金が出ていますので。と言うことでした。

平安神宮隣接の博物館のような施設で不定期に開いているようです。

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雨にうたれて・・・旧陸軍糧秣支廠

2013-06-19 | 日記

雨です。雨の日は雨の楽しさが。買い物帰り、遠回りして帰ります。

広島市郷土資料館(旧陸軍糧秣支廠) 戦前は牛肉の缶詰を作る工場。明治の末くらいに建てられたのかも。

井伏鱒二の小説「黒い雨」の主人公は、初めここで働いていた設定。小説には宇品の缶詰工場の技師の話も出てくる。

戦後はカルビー製菓の所有だったりしたが、25年くらい前広島市が買い取り、郷土資料館として整備。

端正な近代建築の面影。

玄関周りはタブノキが多い。建物に重厚な趣を添える。

北側、ケヤキ多数。建物正面が楷書ならこちらは草書、軽快な雰囲気の植栽。

雨、雨、雨 レンガ、ケヤキ・・・また雨、雨、雨

アメリカフウ、静かな裏庭。

クロガネモチ

シャリンバイとカイヅカイブキ

鳩一羽と人間一人。

シャリンバイから顔を出すムクノキ。鳥が実を運んだのかも。

ムクゲ

モミジ

モッコク

アジサイ、サザンカ、そしてここにもムクノキ

 

雨の日は誰とも出会いません。静かで結構でした。見学は100円、今は藁をテーマにした企画展開催中です。

それにしてもムクノキ。一度生えると取り除くのは困難。他人事ながら気にかかる。


 

長男の時のお宮参りの衣装を出してみた。結局3人に使ったので(三人目は大きくなってから着せただけという手抜き)襟などけっこう汚れている。

以前お願いした京都のしみ抜きやさんに頼む予定。

鷲の柄は強くたくましくと言うことだろうけど、強くもなく、たくましくもなく、心優しい息子になりました。今度はどんな子になるのでしょうか。

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「ダーティ・ワーク」 絲山秋子

2013-06-19 | 読書

熊井という女性ギタリストと、高校時代バンドを組んでいた相手、遠井との関係を軸とし、その周りの人々もロンドのように物語の中で役割を果たす、凝った小説。

各編は初め全く別な話のように見せかけて、それぞれが少しずつつながっている。勢い、人はさまざまに視点から多面的に語られる。そう長くない小説だけれど、各章が重層的に響き合い、読後は長編小説を読んだようにずしりと来る。作者は言葉を極限までそぎ落とし、不必要な形容詞を多用しない。

錆びつきつつある私の頭では、読んでいて楽ではないけれど、必要な心理描写はあるので、それぞれの気持ちも納得できる。

で、思ったこと。ここにいる人たちはみんなつながりが希薄で、その希薄さが現代の不幸であるんだなと。最後に熊井が遠井の子供を妊娠し、やり直そうと決めるのはやはりこれも斉藤美奈子言うところの妊娠小説か。妊娠は全てを初期化し、またはひっくり返し、はたまた大団円に至る魔法の杖。

写真はいずれも周防阿弥陀寺で。


昨日は京都往復のバスチケットを買いに行った。新幹線の半額以下。節約、節約。バス、好きです。

寝られる。車内放送がほとんどない。などかな。夫は夜行バス大嫌い。窮屈だそうです。その昔、学生時代、サークルの旅行などで、夜行列車に乗っても、長い手足が邪魔で寝にくそうにしてましたね。体が小さいのもたまにはいいことあるんだあ。

最近発見したこと、夫は立ったままで風呂場の天井に手が届く。何だ、そうだったんだ。私が高い踏み台に乗って掃除していた長い年月は何だったの?これからは掃除してねと頼んだのに、今のところやる気配なし。

こういう場合命令ではなくお願いですよね。こちらも長年の言い方の癖がでて、うまく人を動かせられない。夫を使いこなせずしてなんぞ嫁を使いこなすべきや。いえいえ、昔の嫁は使ってなんぼの存在、嫁を遊ばせず次々仕事を言いつけるのができる姑。そんな姑、たぶん今や絶滅危惧種と思いますが。

君は今頃、幸せでしょうか。一度だけ街で見かけたけれど。アジサイまではまだ間があるから、こっそりと君の名を呼ばせてください。

毎年花は忘れずに咲くけれど、人の身の上は決して去年と同じというわけではない。捨てなければ前に進めないことだってある。普段は忘れているけれど、花を見るとまだまだ心が残っているのを知るのである。日本的抒情。

 

 

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阿弥陀寺のアジサイ

2013-06-16 | 旅行

きょうは山口県防府市の阿弥陀寺へ行きました。

今月末までアジサイまつりです。

鎌倉時代初め、東大寺を再建した重源建立の寺です。奈良時代には畿内で調達できた木も、この時代には周防の国から切り出し、筏に組んで瀬戸内海を運んだようです。

次に建て替えるときには外材かも。木は寺院建築には欠くべからざるもの、大きな木は大切に伝えてもらいたいものです。

勧進とは今でいうとカンパ集め。その趣意書が勧進帳、これは歌舞伎の演目でおなじみ。新聞業界では、記事を書かずにいきなり電話口で読み上げるのを勧進帳と言うらし。昨日読んだ本の中にありましたが、今でもこういう言い方があるのかどうか。

山門

境内、出店多数。賑やか。

涼しいです。

色とりと゜り

ヤマアジサイ

庫裏

この付近は、来週くらいが見頃かも。

ウズアジサイ

境内には川が流れ、川床にハンゲショウの群落が。

これ、なに?えっ、何??なんて人が騒いでいるので、つい教える私。半分と書いて、夏に生きる、それで半夏生です。

半化粧なんて当て字をする場合もあるけど、ここはひとつ二十四節季の一つ、半夏の頃に咲くのでと解釈しましょうか。←半夏は二十四節季ではなく、雑節と呼ばれるもので、他には 節分、八十八夜、入梅、二百十日、土用、彼岸などがあるそうです。

半夏は夏至から11日目、それまでには田植えを終えるべき目安だったそうです。漢方の半夏はサトイモ科カラスビシャクの別名で半夏生とは別のもの、半夏のころに生えるそうです。

日本人の季節感の元になるのは、やはり稲作だったんですね。中国にも半夏という季節の区切りはあるのかしら????

花は粒々に見えるところ。白い部分は葉が変色したもの。涼しげです。

来たかいがあった、こんなにたくさん咲いているのは見たことないと喜ぶと、こんなところで反応するなんて予想外、と言われてしまった。

アジサイいろいろ

お寺にはアジサイがよく似合う

地元大学の学生さん。きょうは献花するのでこの装いだとか。ちなみにこの方は韓国人留学生。

左の男子学生も韓国からの留学生だとか。日本のいいところをたくさん見つけて帰ってほしいもの。

女学生はそれぞれ違った色の着物で、華やかです。

境内に市指定の天然記念物、ヤマモモが。

実を拾いました。

焼酎に漬けて果実酒に。お酒好きの同居人製作。

県立農業大学校に駐車して、シャトルバスで向かいます。駐車場から寺まで歩いて約10分、帰りは歩いてみました。

阿弥陀寺は西のアジサイ寺と言われるそうな。じゃ、東はどこ?

ここなんか、その一つかな。

http://www.youtube.com/watch?v=1eoGOiM-1uo うわあ、間違ってた。

ほんとはこちら→http://www.youtube.com/watch?v=jXiV6zAgyUY

鎌倉、東慶寺。大昔に行ったけど、また行ってみたい。

これはどう見ても東大寺http://www.youtube.com/watch?v=XZYhwhMT12I

アジサイはあまり手入れが要らず、花期も長いので苗を一つ買ってきた。根付くかな???? 

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「昭和三十年代演習」 関川夏央

2013-06-15 | 読書

 

 

数年前から、昭和三十年代がノスタルジックに回顧されることが多くなった気がする。始まりは「ALWAYS 三丁目の夕日」辺りからだろうか。

私はあの映画を見たけれど、きれいに纏められすぎていて、あの時代のまだ戦後の混沌(汚さと貧しさ)を引きずった空気感が充分に出ていないように思った。

この本の中では「こうあってほしい過去」として歴史は作られるものだと言っていて、まさにその通りだと思った。

この本は本来なら評論として書いてもいいところを、岩波書店の編集者数人と、当時の小説、映画などを参考に共に考えるという体裁をとっている。そこが面白いと思った。編集者はおそらく昭和三十年代よりも後に生まれた人ばかりであろう。

その人たちがその時代の作品に触れてどのように感じるか、それを受けて、著者があの時代とは何だったのかと再び考える相乗効果がうまく機能していると思った。ALWAYS・・・への違和感の答えと読んでもいいと思った。

松本清張、三島由紀夫、サガン、南極探検、北朝鮮帰国運動、裕次郎と日活映画、吉永小百合、東京オリンピックなど、どれもリアルタイムに記憶しているので、この本で相互のつながりなどを再確認し、私の中で整理し直した。若い人には半世紀前のリアルな歴史として読んでもいいと思う。

この中で著者は昭和三十年代は教養の基礎に小説を読むということがあり、今では信じられないことだけど、人々は競って小説を読み、作家の裕福な時代だったそうで。

ノスタルジーに流されることなく、正確に時代を再現する姿勢に好感を持った。中味は濃いけれど読みやすいです。作者の分析力に説得性があるからでしょう。興味ある方にはお勧めの一冊。

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懐かしい名前

2013-06-14 | 日記

某都知事と昔付き合っていた女流作家、久しぶりに名前を聞いた。某県知事から国会議員に転身した元作家と同時に、文学賞を受賞したんですよね。

戦後文学と、今の小説に対してはもう言わないけど、1945年の敗戦からこの方、時代の変わり目を表す小説がその時々で世に出た。

太陽の季節、万延元年のフットボール、限りなく透明に近いブルー、なんとなくクリスタルなどなど、私個人の印象から上げてみましたが、なんとなくの頃は地元の同人雑誌で小説書いていて、グループのおじさまが、軽い小説と完全に無視していたのが印象的。どうしようもなく埋めがたいgap。あれからだってもう30年くらい経つ。時代はより軽く、もっと軽く、雲散霧消したかけらに意味などない、その深い意味。

いやいや、そんな深刻な言い方をしなくてもいい。何が中心で、何が周辺かなんて、もう基準はない。それでいいんじゃないの。というか、仕方ないと思う。同世代でだってさえ、共通する言語があるのだろうかと思う今日この頃。

新人賞は作品の力+何かエピソードがあればもっといい。だって売りやすいから。でもそうやって世の中に出てもconstantに書き続けるのは大変。彼女はその後病気になったりいろいろ大変だったらしい。

男女が付き合って、一方に奥さんがいるのはやっぱり道徳的にはまずいけれど、それを知っていて付き合い出したので、どちらもどちら。誘いに乗る方だって、奥さんバカにしてるでしょ。自分だけ被害者と言うわけではないと思う。

そして別れたあとでどうこう言う問題でもないと思う。というか、こういう話を持ち出されると、男は黙っていても言い訳しても不利。その覚悟がある人だけ、婚外異性交遊をしなさいということかな。

飲酒運転もまずいけど・・・まずいです。なんかせこくて情けない。この時期に出てくるのもね。

名前がとても懐かしく、私は三人目を産んだ直後で、その前年、やむにやまれず小説書いて自治体の公募に応募したら入選して本にして貰ったんだった。だだだだっーーーーといろんなこと思い出した。行かんなあ、後ろ向き。

昔にしか楽しいことも心踊ることもなかったわけでもないのに、これだから年寄りは嫌われる。

 

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