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「みちづれ」三浦哲郎

2021-05-31 | 読書

自粛期間になったころ、本通りのアカデミィの100円コーナーで購入。短編集というよりは掌編ばかりが23編収められている。

初めの「みちづれ」は、青函連絡船から若い日に身投げした姉の命日に、船に乗り海峡の半ばで花を海へ投げ入れる彼。船室でひっそりとした風情の老婦人を見かける。彼女は小さな筒状の包みを脇の下に持ち、船室から出て長く帰ってこない。

彼が甲板に上がる時すれ違ったその人は自分の母親に風情が似ていると気が付く。母親は生まれつきの病気を苦にした娘が自殺するという悲哀を胸に抱えて生きていた人である。

彼と老婦人の悲しみが同調したところで短い作品は終わる。

作者の「白夜を旅する人」には実体験に材を採ったと思われる一族の悲劇を、その底まで下りて行って掬い取るように淡々と描いた長編である。それは他の作品にも何度も背景として出てくるので、知っている人も多い話だと思う。

余談だけど、小川洋子「妊娠カレンダー」の芥川賞の選評で、他の審査員が絶賛する中でただ一人、「奇形児を産ませようとする話に、私は抵抗感を覚えずにはいられない」と作品の良しあし以前の感情を吐露されていた記憶がある。著者の来歴を思う時、それは正当な意見で、何を描いてもいいのが小説だけど、人を傷つけるのはよくないと私も思った。

それに輸入グレープフルーツの中の農薬だか防腐剤に催奇形性があるとしても、何個食べればいいのよと思った。それ、今は改善されたのかな。

話がそれました。

この作品群は、日常からちょっと離れた人間関係に遭遇した時、人が戸惑い、その言動の中についその人の本質が現れる。その場面をとても上手に、達意の文章で、切り取っている。

「ねぶくろ」は75歳のおむら婆さんの、正月どこへも行き場のない話。同居の嫁からは実家へ帰るようにと追い出され、実家は甥の代になって居場所がない。幼馴染の家に泊まることにしていたが、その家も息子が結婚して孫まで生まれ、布団の代わりに寝袋を出される。初の寝袋体験、さなぎのような姿になっても遠慮のないのが一番と除夜の鐘を待つ。

切ないですねぇ。面倒見てもらおうと、うかうか同居するなということですね。どうしても若い人の暮らしの都合に振り回されがち。私も絶対に息子一家とは同居しない。深い教訓を得ました。たまに触れ合うだけで充分。自分のお金は介護その他で使い切る。残れば遺す。

最後は、発表当時に読んだ記憶がある「じねんじょ」。これは生き別れの父娘が初めて会う場面である。店で待ち合わせた実父は実直そうな年寄りだった。まず何を頼むか相談する。「父ちゃんは?」と自然に口を突いて出る。

開口一番、父親は「怨みでもあらば、なんでも喋れや。」と言い、娘はかぶりを振って無言で父親と同じクリーム・ソーダを飲む。

いいなあ、この場面。離れていても肉親は肉親。一瞬にして親子の空間。いたわりいたわられ、許し許される得難い関係。

父親は土産に自然薯を持って来る。畑で掘ってきたという。先まで折らずに、丁寧に掘りだしたという。あっさり別れた後ですぐに、自然薯は下を向けて持たないと栄養が抜けると言いに戻ってくる。

若い時にももちろん素晴らしい短編と思ったけれど、今読むと一層、肉親のありがたさにウルっとする。それだけ私もいろいろな体験をしたということでしょうか。

そして最後にこの作品が来て、生きる勇気をもらえ気がして、全体がうまくまとまっていると思った。

下に書いた山田氏の作品もいいけれど、人の悲しみ、その中での生きる希望を書くのはこの作家の右に出る人はいないように思った。たまにはこんな作品読んでしみじみするのもいいと思った。なにしろ100円です。110円だったかな。110円で覗き見る人の世界のあれこれ。

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「空也上人がいた」山田太一

2021-05-31 | 読書

今の時代の、年寄りを描いた作品が読みたいと思っていたら、姑様の本の中にたまたま見つけて、155ページと短い話なのですぐ読了。

著者は元はシナリオライターで、「岸辺のアルバム」や「ふぞろいの林檎たち」などの名作を書き、後に映画の脚本家、小説家へと転身した人。

話の転回がテンポよく、面白く仕上げて飽きない。

登場人物は、20代の介護職中津草介、40代のケアマネ重光雅美、そして80代の自宅介護を受ける吉崎征二郎。

草介は一瞬の腹立ちで、認知症の女性入所者を車いすから放り出し、女性は6日後に死ぬ。施設は事故として処理するが、草介は仕事場を去る。そこへケアマネの重光さんが、自費で自宅介護を希望する吉崎さんの話を持って来る。

吉崎さんは資産家で身寄りがいない。車椅子だけど、トイレは自分で行くし、入浴はは湯船の出入りだけ人出が必要で、あとは自分でできる。食事は作ってもよし、初めはレストランや料亭の豪華な宅配を一緒に食べる。頭もしっかりしている。

報酬は月25万、楽な介護だと思っていたある日、京都へ行って六波羅蜜寺の空也上人を見てくることを仰せつかる。なぜに空也上人?

空也上人の像を下から見ると目が生きているようで、自分のしたことも見透かされている気がする。吸い込まれそうな存在感に体が震えるが、感動しろと強制されているようで反発心も芽生える。

吉崎さんは、ケアマネの重光さんに一方的に恋心を抱いていて、自分ではそれを成就できないので、草介と結婚すれば二人に全財産を譲ると言い始める。激しく反発する二人。

それがだめなら、自分の前で深い仲になる行為を見せて欲しい・・・こんなこと言い出すなんて、常識的にはまともではないけど、老人の妄執のすさまじさをうまく描いていると思った。

吉崎さんには中年のころ、自分の不注意で、ある死亡交通事故を引き起こしたと思い込んでいる。事故の10年後に京都で空也上人像に出会い、裁かれるのではなく、心の痛みを分かって一緒に歩いてくれる姿だと感じる。それを利用者を死なせた草介に見せたかったのだと話す。

四日後に吉崎さんは自殺しているのが発見される。草介は実家へ帰るよう言われていて、第一発見者は前もって呼ばれていた重光さん。事件性がないと分かり、二人が立ち会っただけの通夜が自宅で執り行われる。その席で、二人はお互いの思いに気が付き・・・

うーーーん、よくできている話だと思った。80代になり、人生を振り返ってし残したこと、これからしたいことなどに気が付き、思うように人生を閉じる。そして結果として、二人に生きる道筋を与えている。年寄りの徳、というようなことを考えた。

老人の悲しみ、中年女性の寂しさ、若者のやるせなさ、どれもよく書けていたし、読みやすくてよかった。


余談ながら、車椅子にはシートベルトがない。姑様の車椅子を押す場面が度々あった時、なんでかなあと思ったけれど、もし坂道などで動き始めたとき、とっさに人間だけを救い出すためかなとも思った。でも、段差などで操作を誤ったら人間だけが放り出されることもあるわけで、今思うと、人の親、何事もなくてよかったと胸をなでおろしている。

姑様の荷物の整理と部屋の片づけは遅々として進まない。でもよほど頼まれたら考えるけれど、私は手出ししない方がよさそうです。捨て方が、たぶん躊躇なくて、その姿に釈然としなさそうで。いえいえ、アクセサリーなど、何度も持って帰ってと言っても置いてある。気が変わるといけないので預かってるけど、どうしたらいいのでしょうか。

 

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楽しうてやがて疲れる土日かな

2021-05-30 | 日記

土曜日9時過ぎ、長男一家の来襲。

息子と上の孫は自転車で、嫁ちゃんと下の孫は車で来る。

おじいちゃんの仕事場へ途中で行き、昼過ぎまでいた。

いつもは来ない息子が来たのは誕生日だからだそうで、忘れていた。45年前の午前2時。取り上げたのは今は亡きお舅様、身内のお産は何かと大変だったと思う。感謝あるのみ。

数日後、新生児黄疸がひどくなり、最悪輸血ということで、血液型の合う実母が四国へ帰ったばかりだったけど、とんぼ返りしてきた。まだ瀬戸大橋もなく、大変だったはずだけど、50歳とまだ若かった母。

詳細はすべて後で聞かされた私。帰ったばかりの母が何でまた来たのかとびっくりした私。

というようなことを昨日は息子に話した。本人、ふぅ~~んという反応。Rhマイナスじゃないよね。そうじゃなくて、うちは全部の血液型がそろっているから。

血液型性格判断、あれは星座占いのようなもの。世界中の人類の性格を4つの型に分類して遊ぶ。何言われるか分からないので、人に血液型言わない私。

孫は一時もじっとしていないので、最近とみに動体視力の落ちた私は見るだけで疲れる。

昼は簡単にケーキ型の押し寿司作って、あとは息子と嫁ちゃんに任せて多少楽だったかな。下の孫がたくさん食べてやれやれよかった。

午後からはお引き取り願う。自転車と車、二手に分かれて帰って行った。やれやれ、疲れが出てしばらく横になった後、近所のニトリで棚を買う。

キットを組み立てるタイプ。夫は最初、下地が不安、取り付けが難しいと乗り気でなかったけど、作るうちにノッてきて、午前中に組み立てと取付完了。

本当は90㎝幅ですが、組み立ててから電動鋸で2/3にカット。あとは木ねじで取り付ける。

扉のある棚を前からつけたかったのでやれやれ一安心。前の棚は私が19年前につけた。これからの19年は、これで行きましょう。うわあ、もう90歳になっている。

ついでに棚の中や他の場所も整理する。要らないものの多いこと。

その他にも今日は好天だったので、敷物類を洗ったり、干したりして、湿度も低いのでよく乾いた。

午後からは夫は地元交響楽団の定演に行き、一度家に帰って夕食食べてから、今度はバイト。数か月に一度のイレギュラーの仕事は、コロナ以来ずっと暇らしいけど、当たりが来たらどうしょうとやや不安な様子。

そうですよね。バイト先も受け入れてるはずだけど、満床かもしれないし。この医学の進んだ時代に治療を受けられずに亡くなるなんて、ご本人とご家族の無念はいばかりか。

遊びたい盛りの私ではありますが、家の中で用事と楽しみを探してしばらくはおとなしくしていましょう。

昨日も息子たちとは別の部屋で食事。会話もマスクして。

いつか必ず来る流行収束の日まで、今しかできないことを楽しみましょう。


小さなカメラで家の内外を撮る。

 

ヤマアジサイは葉焼けしてしまった。

 

額は去年の自粛期間中に、古いボタンなどで製作。

ピンボケ深謝。

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植え込みのぬいぐるみ

2021-05-28 | 日記

近所で。

施設の植え込みにひっそりと。

散歩中に見つけた夫から、スマホ画像もらったので、ぬいぐるみの好きな三男にラインした。

既読はついたけど、さてどんな返事が来るかな。

子供のころ持っていたコアラのぬいぐるみをヤフオク、メルカリで探しているらしいけど、なかなか見つけられないそうで。

私も探すのを頼まれているけれど、探し出したのはいつも違うらしい。

今はないファースト社という名古屋のメーカーが、リアルでかつかわいいぬいぐるみをたくさん作っていたたらしく、コアラは二万円くらいの値が付くとのこと。

息子三人、それぞれに個性的。おじいちゃんになったらもっとその性格が過激になっているはずだけど、残念ながら、私にはそれを見届けることができない。

二万円、夏のボーナスで買ってください。

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アジサイを描く

2021-05-28 | 水彩画

なかなかうまく描けません。

こちらです。

緊急事態宣言が延長されて、まだしばらくは家居の日々が続きそうです。

 

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引き続き自粛中

2021-05-27 | #やれやれ

今月は写経の会も水彩画もお休み。来月の茶話会も、緊急事態宣言が長引くので早々と中止決定。

午前中は、録画番組見ながら、昔の納税資料の整理と廃棄の準備。結局一年分だけしかできなかった。

午後は久しぶりに写経してみる。

字を書いているうちに、心が落ち着いてくる。

姑様の葬儀は質素にするそうで、あんた、お経詠めと言われている。しかし、私が詠んだのでは成仏できなさそう。もちろん断わりましたよ。

それにしても一人の人間の一生分の荷物、ものすごい量。反面教師にして私も今から捨てないといけないのですが・・・


絵に描くつもりで姑様のアジサイ、もらってきた。

でもきょうは描けなかった。花が枯れないうちに描けるかなあ。

姑様はアジサイが好きなだった。たくさんあったのに夫が処分したのかこれしか残っていない。

カップボードの器を少し減らした。扉がないのでどうしてもホコリがたまる。

この棚の器、ほとんど使わない。普段はマグカップ使用。

私が棚を取り付けたので、ある日、落下しないかと急に心配。

これだって使わないなら不要。不要なら捨てるの三段論法だけど、持っているだけで心の安らぎ。人はそれを執着心という。物への執着を捨てたとき、とても軽やかな広い世界がありそうな気がする。

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自粛は続くよどこまでも

2021-05-26 | #やれやれ

広島県の感染者、なかなか減りません。

機織りも終わったし、行きたいところはどこも閉まっているし、とりあえず近場で楽しいこと見つけるしかないわけで。

めげずに歩いてみましょう。

 

シラカシの若葉。

ワルナスビ。帰化植物。棘がある。

 

ヒナギキョウ。

 

小さいのはビオラ?

大きいのがパンジー?

最近は寄せ植え用に花も小型化。

 

 

キレハノブドウ。

マテバシイ。花粉が生臭い。

ヘラオオバコ。帰化植物。乾燥に強い。

スイバ。我が実家地方ではシービン。酸い葉のなまったもの?

赤いのは食べていたけど、こちらは細かく刻んで配合飼料と水で練り、鶏のエサに。

もちろん、野菜くずのことが多かったけど。

ミントの花?

 

線路のモニュメント。日清戦争直前、広島駅から港までの突貫工事で完成。

旧陸軍桟橋は今は第六管区海上本部の桟橋に。

向こうプリンスホテル。釣りをする人あり。


市松模様ってすっきりとモダン。

経糸が4本取りなのでしっかりした織り上がりになりました。

さて、次は何を織りましょうか。


前に読んだ本。

掃除は嫌になるまでしない。嫌になる前にやめる。最長15分。細切れに毎日の時間の中に組み入れる。

なるほど。

18時になってから、カップボードのホコリが気になってとりあえず全部出す。

器をきれいにして、棚も掃除して元へ戻す。20分くらいかかった。

自粛期間中、家の中を整理して不要なものは捨てたいのですがなかなか・・・

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昼夜織り完成

2021-05-25 | 機織り

出来ました。

約2mで糸をかけたので、出来上がりは1mちょっとくらいでしょうか。

初めは正方形の昼夜織り、こげ茶とベージュで某ブランドバッグの柄を織る予定。

方針変えてオレンジの太い糸で織ったので早くできた。

シンプルな柄は織り間違いが一目瞭然、機から外して何事もありませんように。

いつになるか分からないけど、展示できたらするつもりです。


きょうは絵的に寂しいので、そこら辺のパイナップルを。

夫は果物大好き。一昨年、カープ不調の折、お酒飲み過ぎて一時的に体調崩してからは果物食べるようになりました。

今は果物の端境期でいいものがないのですが、台湾パイナップルは甘くて芯まで食べられて皮も薄くて、最近は見たら買うようにしています。

これは近所の安売りスーパーで感動の399円。前に買った時もおいしかったので期待しています。


先日、因島の白滝山荘に宿泊の問い合わせしたら、月末まで休業ですって。残念。日本で唯一、宿泊できるヴォーリス建築。残念過ぎる。

広島から因島への直通バスも運休中。尾道まで行けばバス便はあるようですが。

しかも緊急事態宣言が広島県も延長されそうな流れ。

田舎の広々としたところで、木や山野草を眺めて癒されたい。絵の道具を持って行って、そこら辺を描いてみたい。

ばあちゃんのこんなささやかな願いも叶えられない新型コロナ肺炎の流行、とっても悔しい。

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組織図をエクセルで書いてみた

2021-05-24 | 機織り

これでいいのでしょうか?

自信がないけど、もう半分くらい織ったのでこのまま行きましょう。

表と裏で反対の色が出るので、半幅帯にするとその変化が楽しめますが、展示用に一方だけ見せるのとしたらただの市松格子。

でもあえて同じ柄で織ってみます。

あと6時間くらいの作業量でしょうか。織り始めると織りは速い。

次も昼夜織りの予定だったけど、変えるかも。

織り柄は無限。人生の残された時間は有限。その上、機織りばかりもして織れないし。


鰆の押し寿司ファイナル。

ソラマメもそろそろ終わり。遠くの店でやっと見つけた。柿はもう若葉でないので重箱にサランラップを敷き、まず具を置いて上から寿司ご飯おいて押し付けた。

今回は4月に採った筍を細かく刻んで甘酢に漬けていたのを混ぜた。

タケノコの干したのも歯ごたえあっておいしいって、「やまと尼寺精進日記」で教えてもらったので、来年は残さず持ち帰り、加工するつもり。干しておけば人に上げるときも便利。

ワカメも生のまま小分けして冷凍し、使う時に茹でた方がおいしいと分かった。来年はワカメもタケノコもたくさん採りましょう。

 

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因島・白滝山を歩く

2021-05-23 | 山歩き

自宅発8:30

山陽道福山西からしまなみ海道経由、因島フラワーセンター着9:50

車を置いていざ出発。あの山に登ります。

登山口手前のペンション白滝山荘。ヴォーリズ設計の旧牧師館。国の登録有形文化財。

木が茂って全体がよく見えません。

玄関。巨大な葉はエンレイソウ?

さらに上から。

いんのしまペンション白滝山荘 – 尾道市因島・しまなみ海道「ヴォーリズ建築の館」 (shiratakisanso.com)

うーん、建物体験するならこれは泊まってみるしかなさそう。

因島の白滝山荘 : ヴォーリズを訪ねて (exblog.jp)

この建物横から山頂までは約30分とのこと。楽しんでいきましょう。

シャシャンボ?

ササユリ

シロモジ、ヤマツツジ。

北側斜面の為か、標高の高い山に見られるササユリ、シロモジが珍しかった。

羅漢像多数。

天保年間、地元で新興宗教を始めた伝六という人物が、信者と共に山に羅漢像を奉納していたそうで。

羅漢像は仏になる前の人の姿。形に決まりはなく、また地方の素朴な造形は却ってリアルで、数がそろうと本当に生きているみたいでゾクッとした。

昔はお詣りのための道。よく整備されていて、スニーカーで登ります。

着きました。山頂にはお堂、休憩所、展望台などがあります。頂上直下までの車道もあります。

あちら尾道方面。

無数の石仏。

因島大橋。

フラワーセンター。駐車場に我が家の車が見えます。

下りてきました。樹間から白滝山荘。


続いて因島フラワーセンターの見学。入場料は無料です。

昔の写真。

山全体に除虫菊が栽培されていたそうです。

蚊取り線香の原料になります。

線香作り体験。

初めは本当の線香型。長時間持たせるための渦巻き型。

花の時期は終わったようです。

島中に植わっていた眺めは壮観だったことでしょう。


続いて因島水軍城へ。

天守閣があったわけではなく、因島村上氏の菩提寺、金蓮寺の裏山にある観光施設。

資料館はコロナで閉館中。門も閉まっていたけど、墓地の中を通って尾根に上がるとここまで来られた。

向こうにさっき登った白滝山が。

手前センダン。

因島村上氏の墓石群。

北畠親房の子孫とされる因島村上氏はこの地で勢力を蓄え、航行する船から税を取っていたそうで、時には襲って船荷を獲ることもあったとか。水軍≒海賊?


いいお天気で島のいろいろ、楽しみました。高速経由であっという間に行けたのもよかった。

不要不急の外出を控え、県外へ移動禁止。それでこちらへ行きました。まだまだ県内、未踏の地はたくさんあります。

本日の収穫はヴォーリズの建築を近くに見たこと。庭木をもう少し剪定したら建物の良さがもっとよくわかることでしょう。

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因島の山

2021-05-23 | 山歩き


あの山に登りました。
いいお天気でした。

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照葉樹の森を歩く

2021-05-22 | 日記

クマイチゴ

振りむけば海。

マツダの前に停泊する車両運搬船。

ネズミモチ。

実がネズミの糞に似ているのでこの名前がある。

今の日本人、ネズミの糞を見たことある人は稀と思いますが。

私はありますけど。

カクレミノ。

昔は手洗いの外へ植えて目隠しにした。

葉が広がり、人目を避けるのには好都合。

テイカカズラ。

建礼門院右京大夫の墓石に、定家の心がツタになって絡みついたというのが名前の由来らしいけど、ではそれまでは何と言ってたのかしら???

樹間の道。

たまにクヌギ。

この森はカブトムシも多い。

ウツギ。

砲台跡。

太平洋戦争中、高射砲の陣地があったと聞いた。

今夜のブラタモリで、館山の同じものが、今は花壇の縁になっているのが紹介されていた。

番組で、鋸山の成り立ちがよくわかった。険しい山、もう二度目は行きたくない。

そしてあの山が下総と安房の国境。

カゴノキ。

テイカカズラ。

こちら逸出した園芸種。園芸種の名前はほとんど知らない私。

ツルギキョウとか言って売り出されているのかも。

ホテルまで下りてきました。

開業当時、都市型ホテルが珍しくて近所の住民がロビーを散歩コースにしていたら、サンダル履きでの入場はご遠慮くださいって張り紙していた。

姑様の友達が、普段は始末して週に何度か、ランチバイキングに行ってたそうで、私たちもよく行った。

ランチバイキングも飽きてしまって、今もあるのかどうか。

円景のところが車廻しです。

夫の同業者の集まりの後、車で迎えに行くと、それぞれどんな車に乗っているかお互いに丸わかり。その頃の我が家は山へ行くためのXトレイル。かなり微妙。

以前は無料だった駐車場。

今は何か買うとサービス券もらえます。

反対側はバスの転回所。右側がドライバーさんの休憩所。

バスの終点に激しく郷愁をそそられる私。

母の実家は終点から山道を30分歩いたところにあった。冬の夜、伯父が私たちを自転車で迎えに来てくれたこともあった。真っ暗な夜道で、自転車の明かりがわずかな道しるべ。

なんでこんなこと、今思い出すのかなあ。。。。

森林と人との共生。

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昼夜織りの迷宮

2021-05-22 | 機織り

昨日からやっと織り始めました。

本日はここまで。

元々、緯糸は経糸の一色、ベージュを使う予定。

が、ネットで探した組織図のやり方ではなぜか柄ができないので、手持ちの太い糸で試し織り。

太い木綿の糸は色が合うのでそのまま織ることにしました。

今月初め、先生にいただいた昼夜織り。

細い糸で織ってすっきりときれい。

さる本から。

経糸の通し方が違うので、私の織方が正しいかどうか自信がありません。

私のはこちら。

おさは竹冠。草冠ではない。草のおさなら弱すぎて糸を通せませんね。

字が書けないのは今に始まったことではないけれど、情けなや。

織り始めたら機織りは早い。今月中には仕上げて、今度こそ、間違えないように頑張ります。

 

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梅雨の晴れ間

2021-05-21 | お出かけ

お天気いいのでカメラ持って出かけました。

電車は待つのも乗るのも邪魔くさい。車はまして停めるところがない。

全行程、自転車です。

鶴見橋まで来ました。

百メートル道路を向こうへ行くと平和公園があります。原爆の後、車社会の来るはるか前に、思い切った都市計画をしたものです。

緑地帯が広いのはシャンゼリゼ通りみたいと強引にこじつけます。

2014年4月/シャンゼリゼ通り 街路樹はプラタナスにマロニエ。

広島はクスノキほか。ベニバナトチノキもあります。

うーーーむ、並べてみるとちょっと無理があるような。車も右側通っているし。

こちら広島。

草刈りをしています。

同じく広島。←しつこい。

雁木の遺構。昔は各家の後ろは直接川に面していて、御用聞きなどはこちらから来て荷物も運んできたとか。

たくさんの雁木の跡があります。


本日の目的はこちら。珍しいヨーロッパナラ。

川べりのケーキ屋。お茶も飲めます。

ウツギ。いい匂いがします。

シモツケ。

カツラ。

ビヨウヤナギ。

古い親柱。向こう側に柳の木があります。

センダン。

水辺を好む。大木になる。

ニワウルシ。こちらも大木に。

都市計画で植えたのではなく自然に生えたものと思います。

それから繁華街を自転車で横切って平和公園のそばまで。

スマホ画像。

元安川の向こうが平和公園。街中に流れる川がセーヌ川みたいと、またまた強引なこじつけ。

うーーーん、ちょっと違うかな。遠くにエッフェル塔。手前はブルボン宮?

一人でご飯食べて帰ります。

広島の店です。

赤いのはビーツだそうで。

フォカッチャ。

おいしいドレッシングとソースの拭き取り用。

タケノコと貝柱。

それからまた自転車で自宅まで。約30分。

暑くなく、寒くなくいいサイクリング日和でした。

午後から、夫に言われて姑様のごみの整理する予定だったけど、気が進まず横になるうちに眠ってしまった。

もう長くはないだろうと夫が言っている。

そうかもしれないけれど、ピンと来ないので何の準備もしていない。コロナだから葬式もごく少人数で。それで押し通すことになるのかもしれない。

 

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5月の風

2021-05-21 | お出かけ


風の気持ちいいレストランでランチしました。
今から自転車で帰ります。
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