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さて、嵐山を離れて平安神宮へと向かいます。地下鉄東西線の東山で降り、歩いていきます。
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小さな路地が。
街中では道路を縦横に広く造れないので、どの土地も間口が狭くなりがち。さらにその裏へと通じる道もあります。
今の建築基準法その他ができるまだずっと前からの道でしょう。
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どんな洋服でしょうか。きっと若いおしゃれな人でしょう。
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見えてきました。巨大なコンクリ鳥居。この先に平安神宮があります。
平安神宮は明治になって寂れた京都の町おこし、桓武天皇を祀る社を明治になって建てました。それまではこの付近は農村だったとか。
平安神宮・・・もう50年以上行ってません。最後は中学の修学旅行。そのひと月前、家族旅行で。その二回だけ。どんなんだったか、すっかり忘れた。
今見たらどんな感想でしょうか。でもこの先も行く機会はなさそう。
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こちらを見ます。
http://www.momak.go.jp/index.html
尾形光琳へのオマージュの作品いろいろ。以後の日本芸術に広く長く影響を与えたというテーマに沿って、いろいろなジャンルからの芸術を集めている、なかなかユニークな展覧会でした。
土曜日、人はそう多くありません。そうそう、昼ごはんは広島駅で買った赤飯のおにぎりに、自作のお茶で済ませました。場所は嵯峨嵐山の駅ホームで。おいしいもの食べるより観光優先、いつもこんな感じ。何はともあれ、節約第一。
展覧会は・・・うーーーむ、ちょっと散漫な印象。本歌取りという制約上、それぞれの作家の一番いいものではないのかも。ちょっと期待外れでした。
それに何より、館内は冷房がきつく、風邪の治りかけの身には辛かった。咳が止まらず、困った。
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やれやれ、やっと出てきました。向こうに東山が見えます。
今度は川沿いに近道を行きます。
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紅葉が始まっています。朝夕の温度差が大きいときれいになるそうで、盆地の気候は紅葉にはうってつけ。
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川の中のオブジェ。地元の人が置いているらしい。水草たくさん。水質はよさそう。
続いて並河靖之七宝記念館へ行きます。いつか行きたいと思いつつ、春秋しか開館していないので、やっと今回、見学できました。
http://www8.plala.or.jp/nayspo/
自宅兼工房が記念館になっています。今は作品の展示と邸内の公開、人は住んでいないようでした。
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庭
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庭
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庭
作品と邸内は撮影禁止でした。細かな技巧の数々、ゆっくり拝見しました。
続いて地下鉄で烏丸御池まで。もう一つの美術館を目指します。
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いゃあ、懐かしい。息子が京都の学生になった13年前、確か入学式で上洛した折に訪れた記憶有。
元NTTの建物で、今は商業施設になっています。当時は何とか見て周れたけど、今はもう若者向けのショップは居心地悪い。
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烏丸三条角、みずほ銀行。1906年、辰野金吾設計。2003年、確か前と同じ形に建て替えたと聞きました。
きれいなのはその為と思います。
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道路元票。烏丸三条交差点、南東角。向こうは三条郵便局。
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中京区郵便局。明治時代の建物。外側を残し、中だけリニューアル。1979年当時は画期的な保存方法だったとか。
京都市中心部は戦災に遭ってないので、明治以後の近代建築がよく残っています。京都人は保守的なばかりではなく、新しいものも取り入れる気風もあるようで、それは千年以上都を張っていたという気風とも通じると思います。自分たちは都会人、新しいものを取り入れ、発信する流行の先端という自負。
明治の建物を見てそんな感想を持ちました。
東京なども焼けていなかったら、もう少し近代建築は残っていたかも。
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こちら旧日銀京都支店。現在は京都文化博物館旧館。どこか東京駅に似ているのは、設計者が同じ辰野金吾だから。
イタリアだと赤と白の大理石で作るところを、ここでは煉瓦と御影石。石材の乏しい日本で、白い御影石は唯一使えるものだったのかも。
これは化粧張りではなく、躯体も煉瓦と石?としたら、貴重。
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建物前で手作り作家のマーケットが開かれていました。ちょっとヨーロッパ風。でも広場ではないので、窮屈そう。
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内部。これも辰野金吾風。
続いて見たのはこちらです。
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展
http://www.fujibi.or.jp/anghiari.html
フィレンツェのベッキォ宮殿に飾られるはずだったダヴィンチの壁画の一部、摸写した絵を最近東京の富士美術館が入手し、イタリアへ寄付したとか。それを記念しての、関係する絵画、資料を集めた展覧会。
ダヴィンチと言えば「モナリザ」に「最後の審判」と静謐な絵ばかり思いうかびますが、パワフルな絵だったことが模写からも十分伝わってきます。
宮殿の絵がすべて完成すれば、ダヴィンチとミケランジェロが同じ空間に並ぶというルネッサンスの奇跡が起こったそうですが、残念ながら、絵の完成を待たずに壁は上から塗られたそうです。
こちらは人が多かったです。冷房もそうきつくなくてけっこうでした。時に3時過ぎ。5時には名古屋へ着きたいので本日の京都はこれにて終了。
帰りにまた京都に寄り、一泊して帰る予定です。