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心まで青く染めて・・・ その15 ( 竹富島 2 )

2014-06-03 07:10:25 | 建物紀行
 強い日差しの中、竹富島の集落での自由散策の時間を楽しみました。


     
     パパイヤがたわわに・・・。

『竹富島

 南島文化を代表する典型的な農村集落の特徴を色濃く残していることから「重要伝統的建造物群保存地区」(昭和62年4月28日)に選定

 ● 家の向きがほとんど南向きで2-4軒が一区画に区切られています。
 ● ほぼ同面積の屋敷を珊瑚石灰岩の石垣で囲み周囲は福木等の防風林でめぐらしています。
 ● 分棟づくりの主屋(フーヤ)と別棟(トーラ)は軒の低い屋根を瓦でふき、さらに漆喰で固めています。
 ● 門を入ると趣向をこらしたマイヤシが結界の役目を果たした白砂の丹羽があります。

 年二回浜から砂を運んで道と庭にしきつめる習慣があります。』(案内看板より修正、抜粋)


     
     あまり高くない石垣、ブーゲンビリアのお花が美しい。


     
     白砂の道を水牛車がのんびり進みます。


     
     こんなお店でかき氷でも食べたかったなあ~。

          
          漆喰で固められた赤瓦の上のシーサー


     
     竹富島で一番高いという「なごみの塔」


     
     こんな感じのお宅が並んでいます。


          
          個性的なシーサーが守っています。          


     
     白砂の道、色とりどりのお花が、石垣を飾ります。

     
     
     ブーゲンビリアのアーチが迎えてくれる民宿


 写真では見たことがあった懐かしいような風景、実際にその中を歩くと、日差しや風、小さな音までが私たちの周りで輝いていました。最後に集落の広場で一休みしました。ここには大きな鳥居があります。

『世持御嶽 (ユームチオン)
[村御嶽]
世持御嶽
ここは、琉球王府時代の村番所跡であり、竹富村誕生の1914年(大正3年)から1938年(昭和13年)まではここに村役場がありましたが、その跡地に、火の神と農耕の神を祀ったのが世持御嶽です。
秋の戊子(ツチノエネ)の日を中心にした10日間の種子取祭は、国の重要無形民俗文化財に指定さています。種子取祭は、五穀豊穣と島民の健康繁栄を祈願する島最大の祭りで、7日間と8日間は神事、奉納芸能、それに世乞い(ユークイ)の行事が夜を徹して行われます。殊に奉納芸能は70演目余りが幕間なくつづき、島全体が湧き立ちます。この周囲は拝所が集中して聖域をなしているため、竹富島の昔からの森が残されています。種子取祭はこの場所から、島全体へと祭りの場を広げていきます。』(案内看板より)


     

      


 気忙しいツアーの合間、ここでは、しばし静かに時を過ごすことができました。
 とても神聖な場所だとどこかで読んだことを思い出し、どのようにお参りして良いのかわからず、ただ頭を下げ、手を合わせました。この境内(広場)には、デイゴの赤い花が咲いていました。


     

          

                                                 つづく