無鉄砲としか言いようがない？ （ 大晦日の芭蕉天神宮 ） その３

　幣殿の彫刻を見に奥に向かった私の目に飛び込んできたのは、素朴な狛犬でした。



　　　



　　　



　　　



　　　　　　　　　　　　



　　　



　強面なのに、横から見ると、おかっぱ頭、シンプルなのに、目と口には、赤い彩色が施されていました。かなり古そうな感じでした。板の間に置かれていたので、もしかすると、他の場所にあったのかもしれません。
境内の水たまりの中にも、沢蟹がうろちょろしていて、普段なら、写真を撮ったり、遊んだりするはずが、しゃがむといつもより長いスカートが下についてしまうので、なかなか思うようにはできず・・・。写真もなんとなく立ったまま撮ってしまいました。しかし、沢蟹は、どうしてあんなに赤いのでしょうか？目立っちゃって、すぐ捕獲されてしまいそう・・・。それとも、踏まれないように？
「ゆっくりしていいよ～。」
などと、のんきなだんなさんに、
「山は、すぐに日が暮れてしまうよ～。急がないと、暗くなると戻れなくなるかも？」
と脅かして、来た道を戻りました。
帰り道、だんなさんが、
「無事に帰れますようにってお願いしたから大丈夫！」
と自信たっぷり。
「私もそうお願いしたよ。」
と娘。
「せっかく来たのに、私も”無事に帰れますように”としか、お願いできなかった！」
と私。なんというお間抜けな家族！特に願掛けに来た訳ではないけれど・・・。それにしても？そして、３人とも、同じテレビＣＭを思い出していたとは・・・。静岡県民なら、皆、一度は、みたことがある、某Ｓ銀行のＣＭ（ハイヒールで山登りをしている女性のヒールが折れてしまい、レッドカードを出され、計画をしっかり！みたいなことを言われるもの）
そして、さらにお間抜けなことに、車を止めたところから、さらに細い道を上がっていくと・・・。



　　　
　　　車でこの先まで行けました・・・。



　　　
　　　古い案内板のちょっとわかりにくい地図



　誰も引き返そうと言わないこのメンバー。引き返す勇気も持ちたいと強く思った貴重な経験でした。
娘は、足に大きなまめができてしまい、私は、変な写真をたくさん見るはめに・・・。それでも誰も
「大変だったね～。」
とは言わない。あ～、無事でよかった～。
天気の良い時に、いつかゆっくり訪れてみたいと思います。


　　　神社紹介　　芭蕉天神宮　　富士郡芝川町内房大晦日（おおづもり）
　　　　　　　　　　　　　　℡　０５４４－６５－２８０６（芝川町農林商工課）