片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

明日をデザインする

2009年05月18日 | 感動したこと
ホンダがスーパーカブを出したとき、他の二輪メーカも同じようなものを出してきて、見分けが付かないくらいになったことがあるという。
ホンダは、他社を訴え、訴訟に勝った。当時で7億円くらいの賠償金が入ることになって、大喜びしていたら、本田宗一郎が、そんな金はいらない、そのかわり「まねするなよ!」と言ったという。
これでビビったのは、岩倉さん。

岩倉信弥さんは、本田技研工業でN360、シビック、プレリュード、オデッセイなどをデザインしてきた方で、現在多摩美術大学理事・教授。
ドラッカー学会の総会後の講演会でお話を伺った。

あのとき棄てた7億円は、絶対に他社のマネをしてはいけない、すべてオリジナルで行くのだという決意をホンダマンに植え付けてくれたという。

ホンダは、本田さんがスポーツカーを作ると言うと、藤沢さんがトラックを作る。動と静。お二人の言動は、後にドラッカーを読んだとき、まったく同じだと思ったという。あの忙しい二人がドラッカーを読んでいるはずはないのだから、自らの行動そのものがドラッカーの考えていることと同じなんだろうと思う、とのこと。

本田さんのことば

やりもせんで!
すぐやりなさい!

No play no error!

インターネット上に 本田宗一郎との「叱られ問答」というのがあった。

友人の川瀬さんの話をしたら、ご存知のようでしたよ。