片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

西宮の吉田さんから電話があった。

2009年05月19日 | 私の正論
関西情報化維新の会の総会が15日に開催され、元西宮市CIO補佐官だった吉田さんが理事長に選任された。
関東や東北からもたくさんの方が総会に出席され、大盛況だったそうだ。
私も本当は行きたかった。

その吉田さんから夕べ私の携帯に電話があった。
東京に来ているという。そしてある市役所の方と会っているという。
その方はITには強くないので、私に協力してい欲しいというのだ。
自治体の「IT革命」を吉田さんは起こすつもりだ。
もちろん私は吉田さんの旗の下にはせ参じることにしているから、その場で即答した、「何でもします」と。

大切なことは「ゆるぎない信念を持つこと」だ。
日本の自治体の情報システムはおかしい。年間費用を今の半分にはできるし、住民へのサービス度合いはむしろ増すことができると思う。
実現するのは簡単ではないが、今こそチャンスだ。ベルリンの壁の奇跡を起こしたい。

IT企業とは「変革」を売る会社

2009年05月19日 | 私の正論
先日のドラッカー学会で、IT企業に見るドラッカーマネジメントというキーワードで、2社の事例を発表した。その2社の本業はITではない。ITを高度に利用して変革を遂げた会社だった。

今朝、元NTTデータ社長だった浜口友一氏の「社員力」を読んだ。
驚いたことに、IT企業とは変革を売る会社と最終章に書いてあった。
私が報告した2社は、まさに「変革を売る会社」だった。それは、高度にシステム化した仕事の仕方そのものを、他社に、有料で利用してもらおうという「変革」を遂げた会社だったからだ。
これからは、卓越した自社システムを作り上げたユーザ企業が、そのシステムを、インターネットを利用して同業他社に利用させるという形が急速に発展すると思われる。

ITで人の会社をイノベーションすることはできない。変革を起こすのは、その会社の「社員」だ。システムインテグレータは、そのお手伝いしかできない。浜口氏は、言外にそれを言っている。