西宮市のIさん。奥さんに先立たれ、二人の男の子を残されて途方にくれていた。あるとき一大決心をして家を造ることにした。本を200冊くらい読んで自分の気に入った設計者を探しまとめていた。そして出会ったのが宮本佳明氏。安藤忠雄など、日本を代表する建築家の一人とのこと。Iさんは宮本さんと、どんな家にするか検討を重ねた。Iさんの言った遺跡のようなのがいいというのにヒントを得て、鉄板をクローバーがたにした家を設計した。
まずは玄関?
ドアを開けてもいいが、全体が回転するのだ!そこが玄関で居間。
扉を閉じるとこうなる。
二階から見ると、玄関が左手。TVやコタツ、テーブルがあり、奥の壁(すべて鉄の板だが)には奥様の仏壇がありみんなの生活を見ている。見えている壁はすべて9mmの鉄板で全体がクロ-バーの形をしている。
お勝手の覗き窓
設計者の宮本さん(左)と主のIさん。二人で設計しているうちに、だれも止める人がいないものだからどんどんエスカレートして、結局ドアの一つもない家になってしまった、とか。奥さんがいればブレーキになったろうけれど、誰も止める人がいないって恐いですね、だって。でも、この大きな吹き抜けの空間で昨年の夏息子たちと直径3mのプラネタリウムを造ったそうです。家が人を育てるのかもしれません。帰りはJR芦屋まで送っていただき、新大阪から新幹線で帰りました。すごい体験でした。Iさん、ありがとうございました。
西宮市が自前で構築した後期高齢者医療システム。この制度は保険者が県単位の地域連合で、市町村は、対象者の抽出と保険料賦課のための年収などを地域連合に報告することや、保険証の発行と保険料の収納などを行う。住民基本台帳や税金収納システムとの連携が必要だ。Biz/Browserは、フロントの検索システムとして利用された。昨年8月から3度も大きく制度変更があり、今年になってからようやく開発に取りかかり、現在本番テスト中。市役所の人は、いろんな業務をやっているから、画面の操作性は統一してないと困る。その意味では満足いくものが作れたと思っているが、4月に実際にそれぞれの現場で使ってもらってから評価が出るとのこと。開発は1画面1,2日でできるので、生産性は大変よいとのこと。26画面の開発が3人月くらいでできてしまったようだ。