京都市内も雨模様でしたが、ドライブウェイに入ったあたりから靄(もや)が掛かり始め、いつもと違う幻想的な景色をでした。
延暦寺・根本中堂
根本中堂前の文殊楼への階段
階段横の伝教大師最澄若き日の立像と野村紅葉
五月の大黒さんの法要は、14日の甲子に結願を迎える浴餅供という法要で一週間前のこの日に、御本尊を預けにまい
りました。浴餅供とは多羅という器の中に大黒天を安置し、尊体に人肌に温めた餅粥を注ぐ年に一回の特別な修法です。
一日三回の読経が、7日間21座行われ今年は、藤波大阿闍梨が行われました。
比叡山 三面出世大黒天 大黒天は、古代インドの闇黒神で、摩訶迦羅といわれ、破壊戦闘を司る神でした。仏教に
取り入れられても、戦闘を司る神とされています。又、万物育成の神ビシュヌの化身とも言われ、財福神としての性格を
引き継いでいます。七世紀頃には、インドの厨房に大黒神を祀って食糧の守護神として、信仰されておりました。中国に
は、唐の時代に伝えられており、伽藍や民家の食堂などにも、食糧を司る護法神として祀られていたようです。
入唐求法僧であった伝教大師が、この大黒天を平安時代初頭に、中国から日本へ伝えられました。比叡山は、日本の
大黒天信仰の発祥の地であります。現在でも、天台宗の寺院では、大黒天を厨房神として崇拝しております。後に豊臣
秀吉がこの大黒天に出世を願い遂に豊太閤となったことから三面出世大黒天と敬称され、福徳延寿をお授けになる大黒
天として、自他安楽の道を願う人々の信仰を受けてききたものです。
大黒堂の横からも文殊楼に上がれます。石楠花
大黒堂前の一隅を照らす会館 会館の地下には坂本の鶴喜そばが入っております。
比叡山・東塔を後にし西塔方面に向かいます。 ここから先の沿道には色んな種類の八重桜が満開になっておりました。
西塔の駐車場 普賢象
里桜の中でも紅色が濃い関山か大島、雨が強く確認できませんでした。
西塔駐車場の横川方面の出入り口にある御衣黄
沿道の関山
手前が関山と真ん中が、松月
右が駒繁、左が関山と表示されております。
ここは、全部普賢象です。
奥比叡ドライブウェイの琵琶湖展望レストランの駐車場に建つ伝教大師最澄像
天気の良い日は、眼下に琵琶湖が望めます。
139番、ドライブウェイの桜には、この様に番号札が付けられ管理されております。種類も表示されていてとても親切です。
伝教大師像の左側にある一茉と書かれた樹です。
帰り道の狩篭の丘の普賢象
雨がきつく濡れてしまいましたが、いつもと違う雰囲気を味わえ、雨も良しの一日でした。
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昨日比叡山をお参り致しましたが、すっかり緑深くツツジとシャクナゲが色を添えていました。
季節の移ろいを感じます。