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橋本関雪(1883-1944) 日本画壇の重鎮であり、大正5年よりこの地に移り住み昭和20年に亡くなられるまでの30年間、
庭園の造作に努力をされてこられました。
門を入ってすぐの所で出迎えてくれる、お釈迦さま?
の石像。
この石碑に刻まれた文字は、読んで字のごとく臭い物を食べてる方やお酒を飲んでる方の入山をお断りの標識です。
この「葷(クン)」と言う漢字は、韮やニンニクのように匂いのきつい野菜を意味するそうです。
国東塔(くにさきとう) 静御前の供養塔と伝えられる国内現存最大の国東塔。
国東塔(くにさきとう)とは、大分県国東半島を中心に分布する宝塔の一種で一般の宝塔が
台座を有さないのに対して、国東塔は基礎と塔身の間に反花または蓮華座、ものによって
は双方からなる台座を有するのが外観上の最大の特徴である。
こちらの母屋の座敷では、庭園を眺めながらのお食事も出来ます。受付で
申し付けてください。
芙蓉池越に見える存古楼(ぞんころう)
問魚亭茶室(もんぎょてい) 関雪が妻の為に造ったと言われる茶室。
シートに覆われているこちらの建物は、残念な事に今年災禍にみまわれ焼けてしまい、現在修復中です。
不審火とも漏電の疑いありとも言われておりました。
茅葺の美しい茶室です。
九輪草 ピンクまたは白色の花が段々に輪生(りんせい)し、茎を伸ばしながら下から段になって 次々と咲く。
輪生する花の、幾段にもなった様子が、お寺の五重塔などの頂上にある柱の飾り「九輪」のようなのでこの名になったそ
うです。
存古楼(ぞんころう)関雪画伯が、大作を描くために造った画室です。 現在は、個展や催し物やパーティーなどにも使わ
れるそうです。
クレマチスの一種(別名 鉄線 てっせん)
花菖蒲と竹薮に佇む羅漢像
これは、アヤメです。
花菖蒲、最近やっと杜若と花菖蒲とアヤメの区別がつくようになりました。
藪の羅漢像 羅漢とは、お釈迦様の下で修行を積んだおぼうさんとか、小乗仏教のさとりを得た聖者のことを言うそう
ですが、仏弟子などをさす場合も多いとか。
西側の庭園を回り復路に入ります。
写真の石などは、関雪画伯が自身で選び運ばせた物で、主に鞍馬のしづ原に出向き石に番号を振り庭園のどの位置に
使うかは、頭にえがかれていたそうです。
「石も木も呼吸している。それを見た瞬間、その呼吸さえぴったりすれば、すぐどこに据えるかという判断がつくべきである。
これは私の信条である。一つの物象を見た切那、これはこう描こう、そう感じた時、すでに画は出来ているのである。石を
据え、木を植えるのも同じ理合いでなければならぬ・・・」 橋本関雪遺稿より
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