善気山 法然院 萬無教寺(ぜんきさん ほうねんいん ばんぶきょうじ) 善気山は山の名をとり、法然院は開山上人の
御名により、萬無は中興和尚の称によっております。
銀閣寺に程近く哲学の道の東側、東山山麓に佇んでいる、閑寂な寺院です。拝観料が無料で檀家信徒で支えられている
寺院でもあります。梶田貫主の法話『法然・親鸞の人間観 善人・悪人』を拝聴することも可能です。
年2回 4月1日~7日 11月1日~7日の期間は伽藍内の特別公開が行われます。
この一枚だけピントがずれてしまいました。
山門
鹿ケ谷? 獅子谷 昔の呼び方でしょうか?
白砂檀 修行中の若いお坊さんが毎朝自分の心の中にあるものを描くそうです。先日伺った比叡山の浄土院の方もそう
仰っておられました。
両側にある白い盛り砂の白砂壇は、水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味しているそう
です。
人が少ないこの時期の静寂さがとても良いですね。
山門を入り白砂壇の右手にある講堂 もとは1694年建立の大浴室だったそうですが、1977年(昭和52)に内部を
改装し、現在は講堂として、講演会・個展・コンサートなどに利用されています。
講堂の向かいの経蔵 1737年の建立で、中央に釈迦如来像、両脇に毘沙門天像と韋駄天像が安置されております。
また多数の経典の版木も所蔵されております。
池に泥が多くすこし気になりましたが、後で理由がわかりました。
橋を渡り境内突き当たりにある庫裏で法話を聞くことができます。その庫裏の玄関です。 法話が聞ける時間はちゃんと
表示されていますが、前もって調べて行かれる事をお勧めします。 TEL: 075-771-2420
これも木魚と呼ぶのでしょうか? 年季が入っておりました。
下の張り紙は、用も無いのに叩く方が居られるからの物だと思いますが・・・
誰が何のために叩くのでしょうか?
葉っぱを使い上手く下の受け鉢に落ちておりました。 粋なアイデアですが、応急処置でしょうか?
庫裏から本堂に向かう石畳
雨が降ると山の斜面が急すぎて吸水力が追いつかないのでしょうね、土が流され根っこがむき出しになっておりました。
横の池も流れ込んだ泥で濁っており勿体なく思いました。
上の写真の樹々も倒されまいと必死で隣の樹にしがみついてる様に見えます。
本堂 堂内には、本尊阿弥陀如来坐像の他、観音・勢至両菩薩像、
法然上人立像、萬無和尚坐像が安置されております。
地蔵塔 本堂正面の石段上にある地蔵塔は、1690年忍澂和尚46歳の時、自身と等身
大の地蔵菩薩像を鋳造させ、安置されたものだそうです。
地蔵塔から見た方丈と庭園 通常は拝観は出来ませんが、年2回の特別拝観があります。
復路です。
経蔵西側の多宝塔
谷崎潤一郎や著名人が永眠されている墓所です。
左手が銀閣寺方面、右手が安楽寺・永観堂・南禅寺方面です。 観光シーズンにこの道に車を乗り入れるとひんしゅくを
買いますし、すれ違いが出来ませんのでご注意を。 徒歩か人力車を利用してあげてください。
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