京の四季 名勝散策 写真集

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比叡山 横川 09/11/12

2009年11月18日 | 洛外 比叡山方面

      西塔からドライブウェイで横川に向かう途中に比叡山ドライブインがあり、展望台から琵琶湖が望めます。









      









      
      ドライブウェイのもみじは、そこそこ紅葉しており見頃を迎えております。








      









      
      横川の駐車場に車を停め徒歩で向かいます。 沿道には、親鸞上人や日蓮上人などの生い立ちから宗派を起こすまでの
      様子が、紙芝居の様に描かれております。








      









      









      
      駐車場から200メートルほどで龍ヶ池が見えてまいります。








      
      龍ヶ池弁財天 弁財天が祀られており、大蛇が弁財天を守っていると言われるお堂です。
       








                









      









      
      横川中堂(よかわちゅうどう) 龍ヶ池の向かい側に横川中堂の後姿が見えます。









                
                横川は最澄上人の教えに従って、慈覚大師円仁が開いたといわれる場所で、 その円仁が
                嘉祥元年(848年)に根本観音堂として創建したとされるのが横川中堂です。








      
      横川の中心となるお堂で、総丹塗の舞台造りで、船が浮かんでいるように見えます。








      
      横川中堂(よかわちゅうどう) 848年慈覚大師円仁によって開祖されましたが、昭和17年の落雷で全焼しました。昭和
      46年の伝教大師1150年大遠忌を記念して復元され、 新西国霊場第18番の札所でもあります。
      お堂の中央部に、慈覚大師作と伝えられる本尊・聖観音菩薩像が祀られています。








      
      堂内には、本尊のほか数え切れないくらいの観音像が祀られております。









      









      
      他の堂宇と同様、元亀2年(1571年)、織田信長による比叡山の焼き討ちにより、横川中堂も全焼したようでですが、豊臣
      秀頼により再建されたといわれており、その後、昭和17年(1942年)に落雷により焼失、現存の堂は昭和46年(1971年)に
      建造されたものです。









                
                横川中堂の前を進みますと突き当たりの鐘楼を右に行けば恵心堂、左に行けば
                四季講堂があります。途中には、西国三十三ヶ所の石佛が見られます。








      

                    









      









      
      鐘楼を右に進み恵心堂に向かいます。
               








      
      恵心堂(恵心院とも) 入り口の石碑には、南無阿弥陀仏が刻まれております。








      
      恵心堂 『往生要集』を著わし、浄土教の素地を作った恵心僧都源信が、初めて念仏三昧行を修した『念仏発祥の地』
      という石碑が建っております。
      ここは恵心僧都の旧跡といわれ、恵心僧都はここに籠もり仏堂修行と著述に専念し、浄土教の基礎を築いたとされてい
      ます。








      









      







                    









      









      
      四季講堂(元三大師堂 がんざんたいしどう)慈恵大師・良源の住居跡で、康保4年(967)村上天皇の勅使によって四季
      に法華経が論議されたことから四季講堂と呼ばれています。








      
      角大師(つのだいし)の由来の石碑 世に厄病が流行していた永観年(994)疫病神が慈恵大師を襲いました。『逃げられ
      ない因縁ならば』と大師は左の小指を差し出し、法力をもって厄病神を退散させました。 
      その後『厄病に苦しむ人々を一日も早く救わねば』と発心され、等身大の鏡の前で静かに観念三昧に入られました。
      すると鏡に映った大師の姿は、恐ろしい鬼の姿に変わり、その姿を弟子に描き写させて、お札にし『これを戸口に貼れば、
      厄病はもとより一切の厄災から逃れられる』と示されました。
      それ以来『角大師』は、魔除けの護符として人々に頒けられています。


                           







      









      
      こちらのお堂でお札を求めることが出来ます。 祇園でも料理屋やお茶屋さんの玄関で見掛けることがあります。










      









      









      
      元三大師堂を出てこの道を進みますと横川中堂の裏手に出ます。








      









      









      









                
                根本如法塔 横川を開いた慈覚大師円仁が天長年間(824-832年)に法華経を書写し、これ
                を如法堂に安置したとされています。以後、如法堂が横川における信仰の中心になったよう
                です。 横川中堂の裏手を少し上ったところにあります。





                    









      









      
      龍ヶ池弁財天








      









      
      駐車場に戻る道の脇に立てられているものは、親鸞上人と日蓮上人・道元上人の生い立ちを分りやすく説明した、立札
      です。各宗派を開祖した方々も比叡山での修行の末、新しい道を切り開き歩まれました。








      


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