世界遺産 旧御室御所 仁和寺 仁和寺の創建は平安時代に西山御願寺として着工されたのに始まり、仁和4年
(888)、宇多天皇が先帝のお意思を継がれ、仁和寺を完成されました。
宇多天皇は、退位後、出家して仁和寺を住坊にされ、30余年もの間、真言密教の修行に励まれ、以来、明治維新まで
皇子皇孫が仁和寺の門跡となられ、御室御所と呼ばれ親しまれてきました。
私だけかも知れませんが、世界遺産の門前が、この電柱では京都のセンスを疑われます。行政がしっかりしてくれたら
良いのですが。
無駄な公共工事の前に有効な税金を使ってくださいとお願いしたいです。
重文 二王門 江戸時代に立てられ左右に金剛力士を安置することから二王門と呼ばれております。
正面に見えるのが、中門でその奥に名勝御室桜苑があります。
二王門を入り最初に左手手前にある本坊から周りました。
本坊表門
表門を入ったところの松の木、低い位置に枝を張りめぐらせており一本の樹には見えませんでした。
本坊は、仁和寺御殿と呼ばれ宸殿を中心にして、西に黒書院、南に白書院があり、北に池泉の北庭と、南に白砂と杉
松の簡素な枯山水の南庭が配置されております。
白書院前の南庭と右手平唐門と勅使門
南庭と宸殿 正面に左近の桜と左手に右近の橘があります。
白書院の襖絵は、昭和12年福永晴帆画伯によって、松を主題にした四季おりおりの景色が描かれております。
仁和寺所蔵の国宝 朱雀明王像は雲中の蓮台に降り立つ朱雀の背に坐し
た姿は、他では余り見られない特異な姿だそうです。
宸殿北側にある塀で右が南庭、左が北庭と仕切られております。
北庭の池泉庭園と五重の塔
池の向うに見える建物は、仁和寺に二つ有る茶室のひとつの飛涛亭です。
黒書院と右に霊明殿
豪華絢爛な宸殿の襖絵
黒書院から霊明殿への渡り廊下
霊明殿より望む北庭と宸殿
黒書院の坪庭
御殿に入ったところの松の木です、この角度のほうが全体が良く解ります。
本坊表門を出てすぐにある御殿の勅使門の正面です。
御衣黄(ぎょいこう) 里桜の園芸品種で花は淡緑色の珍しい花色です。 ばら科さくら属
これも御衣黄です。
左手に中門があります。 まだまだ続きがありますが、今回は前編、後編と分けて投函します。