Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

世界遺産のお城のはず・・(リトミシュル)

2009-10-19 23:26:21 | チェコ
今日から新しい州の始まり。
昨日のような体が重たいという目覚めじゃなくて良かったんだけどね。

お昼に友達のおっさんがお昼を誘いに来た。ま、この方のお誘いの場合はになか用があるんだけどね。

で・・・数日前に彼の奥様から変なメールが来ていたのだが・・やっと訳が分かった。また喧嘩をしたとか。
原因は?ときくと娘のことだったはずが・・・なぜか本人同士の喧嘩になったとか。
まったく。一人身のkおばちゃんには何のアドヴァイスもできません。
お話をきいてあげるだけ。
ようするに、娘は母親にとって分身だけど・・お父さんは奥さんにとっては他人だもんね。その結びつきは理解できないでしょうね。

お互いに更年期にはいりつつあって精神不安定なのも要因でしょうね。
kおばちゃんははっきり『助けてあげることは出来ないよ・』といいました。
だって当人同士の理解の問題だからね。

○7月2日(木)

さて、芸術干渉の後は・・とりあえず、ここまで来たらきちんとお城をみておかないとね。
リトミシュル城Litomyšlský zámekは1999年12月に世界遺産に登録されているんですって。

さんざんオペラを見に来ていますが・・劇場部分以外は・・トイレにも入っておりませんのでね。

内部はガイドツアーで回ります。


大体1時間ごと・・だったような気がします。

kおばちゃんのツアーの出発まで少し時間があったのでお城の周りを回ってみました。

このオブジェのある入り口からは内部の博物館にはいりましが・・kおばちゃんは入りませんでした。

脇の庭園越しにkおばちゃんの泊まっていたホテルの屋根が見えました。
この町で中途半端に新しい建物で共産主義の香りがします。


後ろに回ってみましょう。


後ろは・・


トラックが2台止まっています。




で、kおばちゃんが気になったのは・・壁の大きな傷・・
丁度トラックの高さなんですけど・・でここはオペラの舞台の裏に当たります。

明日から始まる(今日は休演日)オペラの仕込みが始まっているようです。
明日からはオストラバの歌劇場です。

さあ、時間ですのでツアーのはじまり。。

このお城についての最初の記録は981年の『チェコ年代記 コスマス伝』といわれているそうです。 その後ペルンシュテイン家ブラティスラフが領主になりスペインから嫁いだ妃ララMarii Manrique de Lara のために1568年から14年の歳月を掛けてジョバンニ・バブテスタ・アボスタリスGiovanni Battista Aostalliにより建設されたそうです。

あ、内部は撮影できませんでしたので・・かいつまんで。

見所のひとつ、劇場は1797年に当時の領主ジョージ・ジョゼフ・ワルテンベルグによって作れルネッサンスの劇場としては世界にリトミシュル、チェスキークルムロフ、スェーデンに2つロシアに1の5つだけだそうです。そういえば昨年訪れたスウェーデンのドロットニングホルムの劇場もそうでしたね。
ただし、こちらは大変小型で120席しかないうえに、舞台も小さく・・マリオネット劇場のような感じです。

そして会見のホールは映画『アマデウス』の中で使用。監督のミロシュ・フォアマンからシャンデリアを寄贈されています。

緑の部屋のストーブの上にはアロマテラピーの元祖とでもいうのでしょうか。良い香りのする油の入ったビンをおき、加熱して空気をきれいにしたということです。

青い部屋にはチェコクリスタルの壺や青いガラスの壺がおかれていました。

図書室には1000冊の蔵書のうちチェコ語でかかれたものはたったの2冊だとか。ベルンシィーン家の人がチェコ語は読めなかったためだといわれてるそうです。

アンビールスタイルの特別室にはナポレオンのエジプト探検隊がもたらした動物の足や鳥のあたまのついたアンビースタイルになっています。大きな机には毒薬が入った秘密の引き出しが・・あるそうです。

食堂には主にマイセンの食器がその他フランスのセブールなどもあります。

戦いのホールはそこにあるエウジュヌ・サボイ陸軍元帥の勝利の絵から命名されたとか。にある玉突き台は・・つばを吐くも溜めの物?とか


貴婦人のための音楽特別室のヒーターは日本と中国のモチーフで装飾されている。

男性のための音楽特別室には今は修理中だがとても貴重なオルゴールがあるとのこと。

料理を準備する為の部屋には昇降機がついています。

そのなかで印象的だったのは回廊の装飾
典型的なルネッサンス様式でグラィーコ(スグラフィット)技法で中庭を望む窓には「ミリビウスの橋の戦い」と「ローマのコロセウムの戦い」。「サムソンとデリラ」などのモチーフが見えるはず・・なのですが・・


ご覧のとおり・・オペラの劇場が建っており・・完全には見えません。
かろうじてアップで
こんな感じでございました。

そしてさっきトラックの止まっていた入り口というのは乗馬ホールに続く入り口のようです。
貴族が乗馬したまま入れますね。

ここではチェコとスペインの馬を交配させて新しい品種を飼育していたとか。

それにしても・・世界遺産なのにあんな大傷・・・大丈夫なんでしょうかね?

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