Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

グスタフ3世の置き土産(ドロットニングホルム)

2008-10-20 19:14:35 | スウェーデン
今日は休み開け。なんだか今ひとつエンジンが・・・っていつもの事ですけどね。

そういえば、最近騒がなくなったけど、三浦事件。なんだか曖昧に幕が引かれてしまった感じが否めないが、真実を墓の中まで持って行きたかったんでしょう。
たかが・・と言ういい方は申し訳ないが、邦人の殺人事件になぜあれほどアメリカが躍起になっていたか・・それは一言に『米軍を利用した』ことに限ると思ってるkおばちゃん。
たしか、昔の記憶に寄ると銃撃された奥さんを輸送するのに米軍機を利用したのよね。子ども心にも『何で民間機じゃないの?』と思った記憶がある。
なぜ、そう言ういきさつになったかは知らないが、三浦氏にとったら偉い高いものについたんじゃないでしょうかね。あれが、民間機で移送されていた事案だったら米国もあれほど執拗に捜査しなかったと思う。
すこしでも疑わしいということは彼らにとっては『コケにされた』ということだから、名誉を重んじる米軍にとっては重大問題。徹底的に捜査してたんでしょうね。

この時期・・ということはkおばちゃんが勝手に想像するには『別件で司法取引に応じた何ものかが現れたのじゃないか・・』ということのみ。

いずれにせよ、あの世に行かなきゃ真実は分からなくなっちゃいましたね。
悪い事をしちゃ、いけませんね。

○7月3日(水)

だだっ広い庭園の『一部』を散策したkおばちゃん。実はここに来たお目当ては宮殿でもないし、公園でもなかったんです。
それは・・冒頭の画像にもあるドロットニングホルム宮廷劇場Drottningholms slottsteaterだんたのです。

この劇場は現在も現役・・だけど夏の短い期間だけの上演のみなので、残念ながらkおばちゃんの滞在中には上演がぶち当たらなかったけど、18世紀の舞台装置をそのまま使った上演は有名なんです。

先ほどの庭園同様ニコデモ・テシーンNicodemus Tessin(父)により17世紀の終わりに建設が始まり、その息子によって完成しましたそうである。
インテリア1665~1703の間に整えられ、最初は重装豪華なバロック様式であったそうだが、のちにフランス風に改装されたようだ。

そんな現存、現役の宮廷劇場・・まあオペラハウス・・ですが、上演がない夏の時期は見学できるらしい・・ガイドツアーがあるということを小耳にはさんだkおばちゃん、是非見て見たかったのだ。
最初に時刻ガイドツアーの時刻を調べておけばよかったのだが、なんせ行きあたりが癖になっているkおばちゃん・・ついた時は中途半端な時間でした。

チケットは、ギフトショップで購入するとこのこと。早速そちらに向いました。
まあ、劇場脇にある建物ですけどね。

すると内部はまるで博物館。

上演に使われる小道具が置いてあったりとっても楽しい。

そして、楽屋の再現かな?と思われる こんなお部屋も。

そして、バロック劇に使われるであろう衣装も置いてあります。

また、画像に撮らなかったけど、オーディオシステムでのちょっとした解説もあった・・・と思う。(半分忘れてます)

こんな模型もあり 丁度良い時間つぶしにはなりました。

おおよそ時間となったので建物に向いましたが、まだちょっと早かったみたい。ボーっと外を眺めます。
左側奥に見える建物は宮殿の裏側?です。

時間となり中に入れていただきました。英語のツアーにくっついてゆきます。
残念ながら内部は撮影禁止です。持ち物は入り口脇のクローク部屋に自分で持って行きます。

400席のオペラハウスだそうです。

内部は・・はっきり言って『豪華』という形容詞はあたりません。漆喰作りではあるけど、色が『さめて』ます。そして、ちょっと見ると『大理石』でできているのかな?と思うような『柱』や『梁』も張りぼてだそうで、よ‐ーーく見ると・・・ですね。
それかた、パリなどから招かれた役者や部隊関係者この劇場に『住み込み』だったそうで、舞台の周りに小部屋があったそうです。まるで、日本の地方周りの演劇ですね。

1762年には火災にあったそうですが、1766年に『グスタフ3世』の母ウルリカロヴィーサ・Lovisa Ulrika av Preussenを迎えての再オープニングを行ったらしいです。
そして、おフランス大好きなグスタフ3世(その関係でベルばらのフェルゼンもおフランスにいたんじゃないでしょうかね)によって、もっとも華やかな宮廷文化が花開いたそうです。

ただ、残念な事、前にも書いた通りベルディの『仮面舞踏会』のモデルとなった事件(致命傷ではなかったらしいですが)により、彼は失脚。そしてその後死亡。
そして、この劇場も忘れ去れててしまうようになった・・ということでした。

しかし、舞台装置等は当時のまま健在で、kおばちゃんの見学した時も『ウインドマシーンと呼ばれる大嵐を表現する音響装置を、一組だけ動かす事ができますので希望者はいませんか?』と言う問いかけに、多数挙手。あ、シャイなkおばちゃんはこういう場面では手が上げられないんです・・残念ながら。女性二人連れが選ばれて、舞台裏に連れて行かれ、操作して『音』をだしておりました。

そしてこの二人、おまけがありまして・・舞台裏から美しい二重唱を聞かせてくれました。誰の曲かはよくわかりませんが、ヘンデルあたりのバロック調のお歌でした。
おまけを聞かせてもらって、他のお客さん(見学者)達は大喝采!それしても、思わぬウ歌声に劇場の響きもよくわかり、ラッキーでした。

約30分の見学を終えてお外に出ましたが、まだサンサンと太陽が輝いています。

そう言えば劇場の前に像がたってますけど・・

このお方誰だったのでしょうかね。ミューズは女性神だとおもったんですけど。

さてさて、ちょっとゆっくりし過ぎたかな?とお後がきになるkおばちゃんでした。
コメント (2)
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