Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

ドイツ人のご自慢(Varusschlacht)

2007-03-14 19:34:16 | ドイツ
今日も寒かった・・昼間は太陽の光で寒くは無いけれど、日が落ちると・・ぶるぶるである。
夕べはやはり花粉症がひどくて・・薬の力をかりてしまった。体感的には冬なんだけど、花粉症は『春』を告げている。困ったもんだ。

そういえば、昨日の高知空港での事故・・映像を見て思い出してしまった。7月2日のブログに書いた翼の下に座ったベルリンからウイーンに飛んだ飛行機はまさにあれ!まあ、こんなに話題になるなんて。ちなみにこの飛行機のメーカーボンバルディアBombardierは飛行機メーカーというよりは、車両製造メーカーというイメージなのかな?なんて思ったkおばちゃんです。
まあ、大事にならなくてよかったけれど、夕べのニュース報道で気になったのは『日本の国内の事情・・どの位の保有で、どのくらい事故があったか』は騒動されていたけれど、世界的なことはちっとも報道されていない。ちょっと調べればkおばちゃんだってわかりそうなことなのに、日本のマスコミってなんて視野が狭いんだ!とぶちぶち言ったkおばちゃんです。

○1月1日(月)

やっとドイツに入って・・・kおばちゃんたちはTom Tomさまの仰るとおりに走っているのだけれど・・一安心??したところ、運転手の友達にも余裕が出てきたのか?まあ、よーーく知っている国のせいもあって周りを眺める余裕が出てきた。

E30(A30)からE37(A1)に入る辺りRheineなんて名前が出てきたころお天気も段々悪くなってきて雨がぱらぱら降ってきた!そんなお天気ものこともあり、友達がドイツの薀蓄を披露してくれた。

それによると、この辺りはドイツ人にとって非常にご自慢の場所だという事らしい。まあ、私の友達のお付き合いするドイツ人はインテリが多いのだろうけど・・

でも、kおばちゃんにとっては『どこ?ここ?』『なんで?』というような場所。だって有名な観光地でもなければ・・聞いたことのあるような地名が出てくるわけでもないので・・

友達いわくこのあたりTeutoburger Wald(A30からA1にはいったあたり)で昔、起源9年(イエス様が9歳のとき?)にVarusschlachtと呼ばれる『トイトブルクの戦い(トイトブルクの森の戦い)』がありその戦いにゲルマン民族が勝利した事が非常に自慢だのだそうだ。
この戦いはケルスキ族の長アルミニウスに率いられたゲルマン諸部族が、大ローマ帝国軍を相手に戦い勝利したとか。そして、この戦い以降、ローマ帝国は、ライン川を国境線として、それ以上の領土の拡大を試みなくなった・・ということであるそうだ。
『ゲルマン魂』の大勝利!!の戦いだったそうだ。

またこの戦いの行われたはトイトブルクの森は、道も細く、辺りは沼沢地であり、さらに、悪天候にローマ軍の隊形は乱れ、組織的な行動ができなくなったとか。そこでゲルマン諸部族は待ち伏せ、ローマ軍に奇襲を仕掛けたとか。悪天候の泥まみれのこの待ち伏せ攻撃は2、3日に渡り繰り返し行われ、最終的にはおよそ3万人のローマ軍兵士が死亡したと言われている。

丁度、kおばちゃんたちのいる状態のようなお天気・・ということはこの辺りはもともとこういうお天気なんでしょうね。泥まみれ・・うーーん。目に浮かびそうです。

ドイツ人たちにとっては『ライン川を越えさせなかった』ということが自慢らしいのですが・・ライン川のどの部分??と思うのはkおばちゃんだけ?

だって今のライン川ってもっとオランダよりで海に注いでいると思うんですけど・・

なんて重箱の隅をつつかなくっていいですよね。

この戦いを統率したアルミニウスと言う人は紀元前17年の生まれらしいのでこの戦いの時は26歳?ああ、若かったのね。それに、どうもローマの人質として彼の地で生活していたので彼らの作戦は熟知していたとか・・彼のことは英雄へルマンといわれていらしい。

そして、この戦いの事はローマの歴史家タキトゥスの著作『ゲルマニア』の中でしか長い間存在していなかったらいいが、その後19世紀のナポレオンによる侵攻や普仏戦争のときに『愛国主義』の神話??として大いに利用され、『ゲルマン魂』を鼓舞する材料とされたようであるとか。

今は大体場所も特定され、博物館も立っているようである。
あ、冒頭の画像はそこに展示されている?出土された鉄の仮面です。

まあ、日本の『神風神話』とちと内容は違うけど・・そんな感じなのかしら・・なんて思ったkおばちゃんです。

それにしても『泥まみれの戦争』→『泥んこレスリング』をイメージしてしまったkおばちゃんは・・・ちと軽薄ですかね!
コメント (2)
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