Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

こどもと歌劇(ウイーン)

2006-03-23 12:30:52 | オーストリア
今日は朝少し雨が降っていたが、今のところは曇り。桜も1割くらい咲いてきた。
珍しく鶯が桜の蜜を吸っていた。春だーー。

で、ここのところばたばた忙しくてブログのネタも思いつかない・・困ったもんだ。

このまえ友人が力説していた事を思い出したので今日はそれで行こう・・

先日、友人が来日したシュトゥットガルトオペラの舞台を見てたいそうなご立腹だった。演出が気に食わない!!と怒りまくっていた。出し物はモーツアルトの魔笛。彼ドイツ在住歴が長いのでドイツのオペラ演出の独創性?的な演出には慣れて?はいるはずだ・・ちょっと過激すぎたのかもしれない。

確かにドイツのオペラの演出は「スタンダードという事をしない!」という大前提があるのかと思うほど、どこの国のお話??と疑いたくなるようなものに出会う確立が高い。kおばちゃんが見た数少ないオペラでもそうだった。それに比べると、オーストリア、特にウイーンは(って他を知らないかな?あ、バーデンは知ってる)スタンダードな演出が多いような気がする。

私の数少ない経験からしかわからないので、『違う!斬新だ!』といわれてしまえばそれまでなのだが・・・

以前、フォルクスオーパーVolksoper Wienで『こうもり』を鑑賞した。残念ながら『夏』ではあるが・・やっぱりウイーンだった『こうもり』でしょ?一度は鑑賞しなきゃ・・っていうことで出かけていった。(実は遅刻したんだけど・・)

演出は定番・・というか「そうそうこういうものよね!」と思わせるものだった。
休憩時間、入り口脇のラウンジでワインでも飲もうか思って降りていったら・・・テレビカメラがうろうろしている。何?何?何?
別に客席にカメラが入っていた覚えは無いなぁ?中継録画していたとは思えないんだけど・・なんて思ってたら、目の前でインタビューが始まった。インタビューの相手は・・この写真のとおりである。

1月16日のブログにも書いたけれど。その日もおこちゃまたちが結構鑑賞していた。ちょっぴりおしゃれをして。この写真の男の子もそんななかの一人。インタビューの会話は聞こえてこなかったけど・・たぶん感想でも聞かれてたんじゃないかなあ?と勝手に思っている。

スタンダードな演出の良いところは、こどもと一緒に安心して見られる・・ということもあるんじゃないかと思っている。親が子供を連れて見に行く→子供もオペラに慣れる→だんだん好きになる・・・ってな構図を考えてしまう。

友達の持論ではないのだが、子供の頃からみている「歌舞伎」「宝塚」は、大人になったら又、その子供を連れてゆくから続いている・・続いてゆくってことが確かにあると思う。「歌舞伎」「宝塚」も超スタンダードな演出だと思う。歌舞伎に背広を着た役者が出てくる事はまず無い・・・と思っている。

日本の歌劇は千差万別・・ドイツ的な超過激な演出もあれば・・きわめてスタンダードなものもある・・けど、まだ子供を連れて見に行くところまで、育ってないような気がするkおばちゃんです。

ちょっぴりウイーンの子供たちがうらやましいのもkおばちゃんです。
コメント (2)
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