観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

シギチの群れを近くで観察できました。

2016-08-06 21:54:23 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時38分 潮位241cm
今日の干潮時間13時58分 潮位 53cm

 

今日も昨日同様、非常に暑くなり、空調をかけていない部屋の温度計はお昼過ぎには35度を示していました。

こんな暑い中でしたが、土曜日とあって稲永公園はゲームのモンスターを探す人であふれていました。

※稲永公園を訪れる方へのお願い※

   タバコの吸い殻や空き缶、ペットボトル等のごみはポイ捨てせず、お持ち帰りください。

 

今日は、干潟が現れ始めた午前中の時間帯に、庄内川のヨシ原近くまでシギ・チドリを探しに行ってきました。

観察ポイントに到着直後、まだ面積の小さな干潟でアオアシシギの群れが餌を探していました。

 

アオアシシギが頻繁に捕えていたのはゴカイ。大きなゴカイがみつかると、隣にいたアオアシシギが横取りしようとしていることも・・・。

 

時間が経ち、干潟が徐々に広がってくると、ソリハシシギの群れが飛来し、

さらにその後、ダイゼンの群れが目の前の干潟に降り立ちました。

 

顔やお腹が黒色の成鳥のダイゼンもいましたが、多くの個体は全身が薄い褐色の幼鳥(もしくは若鳥)のようでした。

(といっても、夏羽から冬羽に換羽中で、成鳥も黒色部分が薄くなりつつあります。

※きれいな夏羽のダイゼンの姿はこちら(5月3日の日記)。)

遠い北の地で今年生まれた雛が無事育ち、藤前干潟までの長い距離を渡ってきたかと思うと何とも嬉しい思いです。

 

しばらくして群れが混ざり合った、ソリハシシギ、アオアシシギ、ダイゼン。

 

護岸近くの干潟にはキアシシギも。周りにはヤマトオサガニがいっぱい。水面から目だけ出しているカニもいます。

 

そして、ヨシ原のすぐ近くにはケリ。

 

シギチではないですが、ヨシ原の向こうへと泳ぐカルガモとマガモの群れも。今年生まれでしょうか・・・。

 

最後は、ホウロクシギ。今日は野鳥観察館から500m以上離れた導流堤の前の干潟でずっと過ごしていましたが

昨日までよりも1羽増え、3羽のホウロクシギを確認できました。

 

ということで、今日はこれでもかというほど、内容盛りだくさんの日記でした。

8月に入り、秋の渡りのシギ・チドリが増えてきて、藤前干潟周辺ではたくさんの野鳥を見ることができるようになってきました。

野鳥観察にお越しの際は、熱中症および日焼け対策(帽子・水筒・日焼け止め)を念入りにされてください。

 

【お知らせ】

明日(8月7日)は藤前干潟ふれあい事業のふれあいトーク「オーストラリア 鳥の進化の中心地?」が稲永ビジターセンターで開催されます。

※詳細はこちら(名古屋市HP)

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ495、ササゴイ2、ダイサギ21、コサギ5、アオサギ24、マガモ39、カルガモ337、オナガガモ4、ホシハジロ4、キンクロハジロ2、スズガモ10、ミサゴ6、コチドリ1、シロチドリ2、ダイゼン25、ケリ6、アオアシシギ30、キアシシギ4、イソシギ2、ソリハシシギ41、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ2、ウミネコ437

 

明日の満潮時間 8時13分 潮位231cm
明日の干潮時間14時27分 潮位 68cm

※明後日(8日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 8時50分 潮位219cm
明後日の干潮時間14時57分 潮位 86cm

9日(火)の満潮時間 9時33分 潮位206cm
9日(火)の干潮時間15時29分 潮位104cm 

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