観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

夏なのに

2024-06-25 23:51:49 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時21分 潮位239cm

今日の潮時間14時18分 潮位 31cm

 

今日もどんよりして蒸し暑い日になりました。

今は干潟には野鳥が少ない時期ですが、藤前干潟周辺で子育てをしている鳥たちはとても活発に活動しています。

ヨシ原では、巣立ったばかりと思われるツバメの幼鳥がヨシの先にとまっていました。

周りには親ツバメでしょうか、ツバメが飛び回っており、餌となる虫を捕獲していたようです。

 

また、まだ干潟が出ていない時間帯には、ヨシくずでできた浮島にマガモ(と思われます)と雛が乗っていて休んでいました。

この時期、新しい命をあちこちで見ることができています。

 

さらに、夏のこの時期に紹介するのは違和感がありますが、クロツラヘラサギとヘラサギは今日も昨日も一昨日も観察できています。

クロツラヘラサギ2羽のうち1羽はくちばしに波のような模様があり、胸がうっすら黄色く冠羽もあるので、夏羽に換羽した成鳥のように見えます。

なぜ、今の時期、繁殖地(朝鮮半島など)に子育てのために戻らず、藤前干潟に残っているのでしょう。

くちばしを左右にふり、干潟の泥の中の生きものを探しているようでした。手前の泥の上に写るのはヤマトオサガニです。

クロツラヘラサギ2羽と一緒にヘラサギ(右)も採餌をしていました。

後方がクロツラヘラサギ、手前がヘラサギです。

この3羽は、一緒に休んでいることが多いですが、採餌をしているときはヘラサギ1羽だけが別の場所で行動していることもあります。

※ヘラサギとクロツラヘラサギの写真は来館者の方に提供いただきました。

 

6月23日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1。カワウ252、ササゴイ2、ダイサギ9、コサギ1、アオサギ11、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ5、カルガモ12、オカヨシガモ2、ホシハジロ5、スズガモ7、ミサゴ3、ケリ2、コチドリ2、ダイゼン2、ウミネコ8、コアジサシ4

カワラヒワ、ムクドリ、ツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 8時12分 潮位232cm

明日の潮時間15時02分 潮位 43cm

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