観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トウネンとコオバシギ・アカアシシギが飛来しました。

2023-07-30 19:04:05 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時55分 潮位 56cm

今日の満潮時間17時05分 潮位242cm

今日は月に一度の定例周辺鳥類調査の日でした。

秋のシギ・チドリの渡りは始まっていますが、まだ飛来数も少なくて遠くにいる個体ばかりなので、ぱっと見は全然いない状況です。

今日も引き初めにはオオソリハシシギが2羽飛来しましたが、導流堤先端の遠くの干潟でした。

また、自分の定点位置から2kmほど下流の導流堤先端の干潟に、小さなシギ?が群れていました。

陽炎が凄く2km先なのでいることは分かるのですが、スコープを使っても種類まではっきりと判明しません。
ただソリハシシギよりも小さく動きも違うことから、たぶんトウネンのような気がします。

その後、その先端部にいたシギが藤前方面に飛び立ちました。1kmぐらい先を群れが飛んで行きます。

赤い夏羽のトウネンでした。写真には写り込まなかったですが全部で12羽のトウネンです。

その後、観察館前の導流堤部干潟でアカアシシギ1羽、コオバシギも1羽が今季初めて確認されました。

昨年の秋の渡りでは8月20日と遅い初飛来でしたが、今年はオオソリハシシギを含め、秋のシギ・チドリの渡りは順調のようです。

さらに、藤前干潟で越夏していた若いアオアシシギの中にも、夏羽のアオアシシギが混じるようになりました。

もう2~3週間すると今年生まれた幼鳥も飛来するようになり、藤前干潟でもシギ・チドリが今よりも干潟で目立つようになります。

そして8月後半から9月上旬頃には1回目のシギ・チドリの秋の渡りのピークを迎えます。

 

名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会合同藤前干潟周辺鳥類調査で確認できた主な野鳥  カンムリカイツブリ8、カワウ1,238、ササゴイ1、ダイサギ85、コサギ3、アオサギ123、マガモ40、カルガモ414、コガモ1、オナガガモ2、シマアジ1(越夏)、ホシハジロ13、キンクロハジロ2、スズガモ10、ミサゴ5、コチドリ3、ダイゼン3、ケリ10、トウネン12コオバシギ1アカアシシギ1、コアオアシシギ1、アオアシシギ12、キアシシギ10、イソシギ10、ソリハシシギ17、オオソリハシシギ2、ウミネコ390、コアジサシ4 他 計41種、2,592羽

 

明日、31日(月)は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の干潮時間10時52分 潮位 37cm

月曜日の満潮時間17時51分 潮位258cm

火曜日の干潮時間11時44分 潮位 22cm

火曜日の満潮時間18時33分 潮位268cm


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