観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カニが好きカモ(カルガモ編)

2018-07-12 20:55:01 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時19分 潮位 16cm
今日の満潮時間17時59分 潮位259cm

 

今日も暑かったですが、朝、雨がサーッと降ったり、雲が多かったり、風が吹いたりして、昨日よりは屋外でも幾分か過ごしやすい日でした。

野鳥観察館前の水たまり近くには、アカトンボの仲間のリスアカネと思われるトンボがやってきました。

大雨の前までは、この水たまりに毎日シジュウカラが水浴びにやってきましたが、ここ数日は、ほとんど姿を現さず、鳴き声も聞こえません。どこかへ移動してしまったのでしょうか。

 

さて、今日は昨日よりは過ごしやすかったので、久しぶりに野鳥観察館の前を流れる庄内川の下流と上流の干潟まで野鳥を見に行くことにしました。

背中に三脚ごと望遠鏡を背負って(Tripod Carrying Systemについては6月11日の日記)、カメラと双眼鏡、さらには水筒を持って出発。

まずは下流へ。干潟の先端には、ウミネコの群れとカワウなどを観察できました。今日はウミネコを63羽カウントしました。

先端から上流の方を見ると、少し上流の干潟では多数のカワウが休んでいました。暑いため、ほとんどのカワウがくちばしを開けて、喉を震わせていました。

その後、上流へ。野鳥観察館から少し上流にあるカキ礁には、イソシギを発見。このときは熱心に羽繕いをしていました。(ちょうど1か月ぶりにシギの写真を掲載しました。)

さらに上流のヨシ原では、竹の杭にとまるオオヨシキリを観察できましたが、「ギョギョシ ギョギョシ」という囀りは聞こえませんでした。

上流の干潟で最もよく観察できたのは、カルガモでした。カルガモは徐々に増えてきており、これからさらに数が増えていくはずです。

干潟の上を餌を探しながら歩く2羽のカルガモ↓。

周りの泥の上にはヤマトオサガニがいっぱいです。

時々、泥の中をくちばしで探ります。

・・・と、泥の中からくちばしを出すと、ヤマトオサガニをくわえていました。

泥の巣穴の中に隠れていたカニをつかまえたようです。

口元アップ↓。

ハサミや足がついたまま、丸飲みしようとしていましたが・・・、

なかなか飲めないようで、数回、出したりくわえなおしたりして・・・、

最終的にはごっくんと丸飲みしました。

その後もこの2羽はカニを食べていたようです。

 

2017年12月14日の日記「カニが好きカモ」では、マガモが同じくヤマトオサガニを食べる様子をご紹介しましたが(2017年12月2日撮影↓)、藤前干潟に飛来するカルガモもカニを餌としているようです。私にとってはこれも新たな発見でした。

 

今回、上記のマガモの写真と同じときに撮影した動画2つをYoutubeにアップしました。

ピントが合っていなかったり、急に暗くなったりしていますが、マガモがカニを食べる早業をぜひご覧ください。

【カニを食べるマガモ①】 

【カニを食べるマガモ②】 

 

 

明日の干潮時間12時08分 潮位  6cm
明日の満潮時間18寺46分 潮位266cm

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミサゴが増えてきました。 | トップ | 待ち遠しいシギ・チドリの秋... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

夏の藤前干潟」カテゴリの最新記事