観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

【実施報告】渡り鳥調査隊(1月)

2017-01-28 17:15:05 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時45分 潮位225cm

今日の干潮時間12時24分 潮位 74cm

 

今日は1月の「渡り鳥調査隊」が行われました。

幸い風も無く1月としては野外に出ても過ごしやすく、何時もなら寒くて直ぐに観察館へ戻ってくるのに今日は1時間以上も外で観察とカウントが行えました。

館内からは、すぐ目の前の岸沿いを見ることが出来ませんが、外に出ると足元で餌を探すハクセキレイを見られたり、岸沿いに群れているカモ達をプロミナーでじっくり観察することもできます。

今日も足元では岩場に付いた海苔を器用に嘴で剥ぎ取るヒドリガモの姿を間近で観察できました。

1月も後半になって、ペアで過ごすカモ達の姿が目立ってきました。岸沿いで餌を探すヒドリガモのメスの横にはオスが寄り添い。

コガモもメスの後ろをオスのコガモが後ろについて泳いでいきます。

オナガガモの群れも、それぞれが相手を探して泳ぐ姿を観察できました。

まだ北帰は1~2か月後ですが、少しずつ北の繁殖地に向かう準備が進んでるようです。

 

渡り鳥調査隊の最後は、観察できた鳥の種類と数を確認し合い、この調査結果を参加してくれた小学生が一生懸命板書してくれました。

2月の渡り鳥調査隊は、2月25日(土)9:00~11:00に行います。初心者の方も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。

 

また、渡り鳥調査隊の後は、お隣の稲永ビジターセンターにて、「藤前干潟サイエンスカフェ」が行われました(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)。

今回は、国土交通省名古屋港湾空港技術調査事務所の所長である小椋進さんを講師にお招きして、

藤前干潟とつながる伊勢湾の「流れ」のお話をお聞きしました。

伊勢湾の流れの特徴だけでなく、藤前干潟を形成する流れや、巨大地震・津波が藤前干潟に及ぼす影響などを

分かりやすく丁寧に教えていただけ、参加者のみなさんは非常に熱心にお話を聞いていました。

自然保護と防災のあり方について考える機会を得た方も多かったようです。

 

 今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ11、カンムリカイツブリ30、カワウ131、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ12、マガモ12、カルガモ16、コガモ320、オカヨシガモ15、ヒドリガモ105、オナガガモ1692、ホシハジロ76、キンクロハジロ46、スズガモ758、ホオジロガモ4、ミサゴ11、ノスリ1、チュウヒ1、シロチドリ66、ダイゼン91、ハマシギ28、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ88、セグロカモメ17、オオセグロカモメ5、カモメ35、ズグロカモメ25

 

明日の満潮時間 7時16分 潮位230cm
明日の干潮時間12時59分 潮位 67cm

※明後日(30日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 7時48分 潮位231cm
明後日の干潮時間13時33分 潮位 62cm

31日(火)の満潮時間 8時20分 潮位229cm
31日(火)の干潮時間14時09分 潮位 60cm 

コメント
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