観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トウネン・オオソリハシシギが少なくなりました。

2015-05-13 15:49:05 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  7時56分 潮位100cm

今日の満潮時間 13時46分 潮位190cm

 昨日は台風6号による強い雨が降って、今日は早朝から晴天の良い天気でした。

晴天になったのは良いのですが、天候が回復した事によりシギ・チドリ達が抜けてしまったのではと心配し、早朝の藤前干潟を覗いてきました。

最初にいたのはキアシシギ、時折アオアシシギやチュウシャクシギの鳴き声が聞こえてきますが、他のシギチの姿は見えません・・・・・

全部抜けちゃったかな

しばらくするとダイゼン・ハマシギ・トウネンが群れになって飛来してきます。良かった

トウネンの数は減ったようですが、ハマシギは前日までと同じ数のようです。

トウネンの群れの中にはウズラシギが1羽、群れからはぐれてしまったのでしょうか?

ウズラシギは、この季節田んぼでは見かけることが多いのですが、干潟では観察する機会が少なく、戸惑います。

ちょうど干潮時間になりました。きょうは中潮で潮位が1.0mと高く、干潮時間になっても干潟の広がりは少しですが、干潟が小さい分何時までも庄内川河口部にシギ・チドリが残っています。


秋から冬にかけては大潮の日でも潮位が高いのですが、
春は大潮の日は潮位が低すぎて、今日のような潮位が高い方がシギ・チドリの移動が少なく、観察には適しています。

永徳スリップの近くでも、トウネンの群れやキアシシギ、ソリハシシギが比較的近くで観察出来ました。

そして今日は夏鳥のササゴイも近くで観察出来ました。
ササゴイは二羽で鳴きながら干潟と公園内を交互に移動していたので、もしかしたら稲永公園内で巣作りしているのかも知れません。

昨日、雨が降って今日天気が回復した影響はトウネンの約半数、オオソリハシシギの8割程が藤前干潟から北の繁殖地に向かったもようですが、それ以外のシギチドリは残っているようです。

例年の通り終盤近くになると今日のように、永徳スリップ付近の岩場や護岸下の干潟でも人を恐れず比較的近くで観察出来るようになります。
今度の週末は2週間ぶりに、お昼前の干潮時間で観察には一番適した最後の週末になります。

残り少なくなった「春のシギ・チドリの渡り」天候の変化により突然空っぽになるのでお早めにお越しください。

残り少なくなった春のシギ・チドリシーズン、明日の早朝も出勤前に見回って来ます。

今度の土曜・日曜は野鳥観察館で愛鳥週間のイベントがあります。藤前干潟に来る際はぜひお立ち寄りください。

明日の干潮時間  8時58分 潮位 78cm

明日の満潮時間 15時03分 潮位206cm

コメント
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