“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

近況

2014-12-04 08:44:50 | 日記
前回の更新からまた約1ヶ月以上経ちました。
早くも26-3まで残り65日余りですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

こちらは少しずつですが、漢検向けの意識や生活リズムが戻ってきました。
相変わらず夜帰宅してからは、目星をつけた範囲までいかないうちに、眠ってしまうことも多いですが。
やはり受検を1シーズンしない(できない)ということは、色々な意味でかなり大きいことが分かりました。

現在、未だ26-2を解いていない状態なので、
解くまでは、私が定期的にお邪魔していたすべての漢検1級ブログを拝見しない状態が続いております。
近日解く予定ですが、詳細報告はそこからまた少し経ってからになると思います。
今回は難易度が特に高いらしいということで、
解いてみたとき残り時間で空欄がいくつ埋められるか怪しいです。
受検できていたら、行事・試験続きで繁忙期のピークでもあり、本当に襤褸襤褸だったのだろうと想像しながらも、
難問も肥やしにして演習の基準にしていきたいです。

とにかく1日に何かひとつ以上は、配当漢字に関わるようにしています。


加えて最近は、漢字に関わる書籍を一冊読んでいます。
円満字二郎さんの『漢和辞典に訊け!』です。漸く先日手に取ることができました。
一日約10頁のペースで読んできたので、多分あと数日で読み終えそうです。
現在170頁余り進み、漢字や漢和辞典についてのことは勿論、
円満字さんの漢和辞典に対する姿勢やちょっとした為人など、
改めて色々気付かされることが多くて、これまでに付箋を30カ所ほど貼りました。
また、この本の内容や表現に馴染んでから、
改めて大修館書店HP「燕館」別館 漢字文化資料館の漢字Q&Aを読んでみると、
以前読んだ時よりも漢字Q&Aの内容をとても自然に読めることを発見し、小さく感動しました!

拙ブログ2010年12月19日「支度」と「仕度」という文章が、
思えば円満字さんに纏わる最初の記事でした。
そこから実に4年の月日が流れたのだと思うと、なかなか感慨深いものがあります。

この『漢和辞典に訊け!』を150頁ほど読んだ頃に、
未だ読み終えていないながらも「あとがき」を読んでみたところ、

 四〇歳になってしまった現在から振り返ると、出版社で働いた一六年一一か月は、遅ればせながらの青春時代だった。だから、本書は、ぼくのささやかな青春の記念碑でもある。

という一節がありました。
しろねこは時に円満字さん円満字さんと拙ブログに書いている割に、
実はなかなかその著作を手に取るということをせず、
ここへきて漸く読むことができたのですが、
数ある円満字さんの著作の中から、初めにこの『漢和辞典に訊け!』を読むことになって、
何だかよかったなあと、
この一節を読んだとき強く思いました。


…ところで前回の記事で、直前まで殆ど受けないつもりでいた語検を、
受検者向けに対策するテンションを上げるために、締切直前に勢いで申し込んだと書きましたが、
一昨日、その26年度第2回日本語検定の合否速報がWEB上で出ました。

しろねこの結果は、今回は準認定(正答率70%以上80%未満で、合格扱い)でした。
認定でないのは勿論残念ではありましたが、
60%を切る分野があるのではないか、不合格なのではないか…とも正直思っていたので、
準認定でも合格できて先ずはよかったです。
主に語彙分野の勿体ないところで幾つか落としたり、
選んでから迷って変えた選択肢に限って、初めに選んだほうが正解していたり、
今回は受検を思い立ったのが1ヶ月前だったということもあり、
それからも実質勉強できたのは1週間程度だったので…(言い訳)。
最高峰の方々は「特に勉強らしいこともしなかった」と語検HPにコメントされることも多いのですが、
しろねこは付け焼刃受検で一応崖から落ち切らずに済んだ、という己の実力を改めて認識しました。
一昨年合格してから過去問もこの機会までチェックできていなかったので、
次からは受検しなくてもアンテナを張っていこうと思います。

一方、しろねこが今回例年以上に気合を入れて対策した、
生徒(中)28名+(高)9名・同僚4名の語検の結果ですが、
高校で3名の2級受検の生徒が惜しくも不合格だっただけで、
あとは全員殆ど認定、数人が準認定でした。
私が普段授業を担当している中3の生徒2名(二人は友達同士です)が、
2級認定と準認定をそれぞれとれたのも嬉しい知らせでした。
また、来年も数名の同僚が受検すると言ってくれたので、
そのとき自分がこっそり便乗受検できるかどうかは別として、
また楽しみに対策しようと思います。


以上、近況でした。
気候が厳しく積雪があった地域の皆様は特に何かと煩わしいことも多いと思いますが、
怪我や風邪には気を付けて、くれぐれもご自愛ください。