“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

合格証書を受け取りました。

2012-03-09 18:41:11 | 日記
今晩は。
しばらく記事の更新ができず、ご無沙汰しておりました。

合格を知った後から、
また黙々と仕事を続けてきたしろねこでしたが、
潜伏期間の長い風邪を引き、
思うように体が動かず、
目は涙目、
咳が悪化し、
抵抗力が下がったところで
アレルギーもひどくなり、
体が浮腫んで酷いことになりました。
今峠を越したかというところですが、
明日は関東へ出張があり頑張るしかなく、
家族にも風邪をうつしてしまい、
散々な状態で放っておいたので、
昨日遂に、家族と自分のために職場を休みました。

しろねこはここへきて
正直ひどく疲れているらしく、
己の精神的・物理的な限界に気付き始めております。
(読者の方々にご心配をお掛けする気はありません。
純粋な現状観察の意味で書いているに過ぎません。)
もともと危機感がなくのんびりやな質なのですが、
流石に現在の状態は改善しないと取り返しがつかず、自分が潰れてしまうかも知れないという予感がします。
ここまで努力してきた漢検も、
本当にできなくなってしまうかもしれません。
しろねこは人生の曲がり角にきているのかもしれません。
周りの親しい人達は
向こう見ずなしろねこに
以前から注意を喚起してくれているのですが、
本人の心に到達するのはある日突然、という具合です。

それはさておき、
自宅に届いていた1級合格証書を
通勤駅の郵便局に転送してもらい、
今日先程やっと受け取ることが出来ました。
結果は167点でした。

前回の自己採点(169点)と照らし合わせた結果、
書き取り11「贓物」を間違っていたようです。
字形?もしや蔵の草冠を無意識に書いたか…
答えは藪の中です。

よくできているところとして、
全問正解の語選択書き取りと、
1ミスの当て字・熟字訓書き取りが
挙げられていました。

不出来なところは
合格者平均とのグラフを見ると、
二字熟語・一字訓読みと
諺でした。

これで合格7回目となりました。
これまでの経緯を振り返ると、
平成17年度第3回から19回挑戦して、

平成18年度第1回
平成20年度第1回
平成20年度第3回
平成21年度第1回
平成21年度第3回
平成22年度第2回
平成23年度第3回

の計7回合格となりました。
勝率としては甚だ覚束ないところです。
正答率もさることながら、
この合格回数はなんとかしたいものです。
やはり生活の見直しでしょうね。

あっという間に2月が過ぎ、
3月も中旬に差し掛かっています。
担当していた高校2学年も終わりに近づき、
少しずつ私立滑り止めを意識した過去問題を課題で出し始めています。
今日は上智の漢文を解いていて、
「登遐」(とおい天に登る意・「崩御」の類義語)に出会い、
ふと漢字の字面に久々に安らぎを覚えました。

ニュースをみると
14年連続で国内自殺者が3万人を越えているとあり…
例年は3月がピークだが、
昨年は5月がピークだそうで、
震災の影響か検討するとのこと、
動機の1位は健康上の問題、
2位は経済・生活上の問題なのだそうです。

自分は自殺を願望しているわけではありませんが、
何か紙一重のところを最近強く感じます。
どう生きるべきか、
仕切り直しの必要を漠然と感じているしろねこなのでした。