資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

入門組織行動論

2019年06月20日 | 産業能率大学

 

入門組織行動論(第2版)
開本 浩矢
中央経済社

 産業能率大学での学習。あまり聞きなれない科目だ。目次からは、モチベーション、組織コミットメント、意思決定と合意形成、キャリアマネジメント、組織市民運動、組織ストレス、チームマネジメント、リーダーシップ、組織学習、組織変革、組織文化、組織的公正、組織社会化、ダイバーシティマネジメント、プロフェッショナルマネジメントという並びである。

 このうち聞きなれないのは、組織市民運動と組織社会化かな。組織市民運動とは、市民のデモなどではない。図をご覧いただきたい。このうち実線は、業務分担などで公式に決まっている職務、斜線部は、職務の隙間で明確な担当が決まっていない部分だ。そして実線より少し大きい破線で囲まれた部分が、組織市民運動による活動部分という。

 

 サラリーマン時代に、私がある職場のマネジャーだった頃、私の上司に当たる所長が、盛んに、業務分担の隙間を埋めるように自分の部下を指導しろ、と言っていたが、この破線と実線の間の部分を拡大しろという意味だった。別にこのような学習をしなくても、仕事の中で必要性を感じて実践していた、ということだ。今振り返ると、あれか、ということだ。

 もう一点、組織社会化、これは新人が会社組織にどうやって馴染んでいくか、という問題である。組織に馴染むために必要な学習の内容、馴染んでいく3段階の深さ、そして社会化エージェントが登場する。この社会化エージェントとは、企業で先輩社員が活動する「メンター」のことだ。さらに新人が組織に入ることによって生じるメリット、デメリットなどが分析されている。こんなこと研究している人がいるんだねえ。


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