元明石市長の泉房穂氏と藤井聡氏の対談本である。最近マスコミによく登場する泉房穂氏とはどんな方だ、と知りたいため購入した。
書籍の感想は、まあ、あんまり深い内容ではなかった。泉氏は、常に市民を見て来たとか、愛が必要だとか。経済政策では子供に重点化、行政へのマーケティング、人材では、T型人材、頻繁な人事異動、職員のモチベーションアップ、岸田政権への提言、積極財政などだ。
この辺のことでは、ほとんど聞いたことのない話はない。T型人材は、一つの専門に加えて、複数の準専門を持てというもの、これは私が資格の研修でよく使っている奴だ。あんまり新しいネタでもない。
泉氏個人で言えば、上述のことを積極的に使っていき、明石市の人口増加や商店街の活性化などは評価できるし、全国的にも評価されている。自治体の首長の中では異色だったのは間違いない。
市長を辞めた今、積極的に評論活動を推しているため、最近目に触れるようになったというところか。最後の積極財政で、藤井氏と結びついた。でもこの方が、今の日本国を変える人材かというと、そこまではどうだろうか。という感想だ。
一度、ざっと読むとそれでいい。私は書籍を買ったが、ちょうど、ネットでダウンロードして読んでも十分なくらいの本だね。