さて、翌朝は雨と霧。山頂アタックできるか、天候を見ながら、ガイドさんが慎重に検討している。こんなこと、3年前の槍の肩の小屋でもあったっけなあ・・
小屋の一室で、ツアー参加者の個人個人の気持ちを面接される。私は昨日のことがあったため、皆の迷惑になるようなら山頂には行かないと言う。結局、雨風の影響で、奥穂山頂アタックは中止。その代わり、涸沢岳に登る、こちらの山は危険箇所がなく、雨でも登れるそうだ。せっかく穂高に来たんだから、一つくらい穂高連峰に登らないとね。
(涸沢岳から奥穂山頂が見える)
(有名なジャンダルムも見える)
ということで涸沢岳にアタック開始! 登っていくと気が付いたが、私以上に足の遅い方もいるようだ。30分もかからず登頂。標高は3103m、こちらも3千m峰だ。
山頂、まだ午前8時。ところがだ、山頂で1分も休憩しないうちに、ピカッ!ドドーン!という凄い光と音が。ガイドさんが大声で、すぐ降りるようにとの指示。ここは穂高の山頂だ、遮るものは何もない、一番危険な状態。私もすぐに降り始める。後ろから添乗員さんが慌てないようにと声をかける、それもわかるが一刻を争う。
穂高岳山荘に降りて一息、生きた心地がしなかった時間であった。しばらく休憩して、今度は事故の多い、ザイデングラ-トの下り。こっちも緊張するな。
下りは、前日と違って、自分の足もしっかりていて、確実に降りれた。休憩時には穂高や涸沢カールの写真も撮れた。
下りは寄り道して、涸沢のお花畑を歩いて、今日の泊まり、涸沢小屋へ。午後からはのんびり過ごす。
(尖がってているのが涸沢槍、その左隣が朝登った涸沢岳)
涸沢小屋には、2千円のパフェがあるという。一行の誰かがユーチューブ見つけたと言って、注文、すごいな、上はクリーム、下はヨーグルトだって。でも私は寒くって、止めた。明日に続く・・