7月に乾徳山に登り、温泉でほっこり、と山梨県の温泉を探していた。山梨県は、石和、増冨ラジウム、西山、湯村など良質の温泉が沢山ある。
乾徳山そばに見つけた、「ほったらかし温泉」。この温泉は、日帰り施設だというから、諦めた。最後に選んだのは、湯村温泉、源泉かけ流しで、飲泉もあり、満足した温泉だった。(写真は湯村温泉の露天風呂)
その、ほったらかし温泉は、小高い丘にあり、露天で、周囲がよく見渡せ、開放感あふれる温泉のようで、旅行会社のツアーでも開放感のある写真を見かける温泉だ。ネーミングが面白くで、一度入ってみたいと思っていた。
ネットでググッていると、面白いことが分かった。背中に○○のある方も入っているという。ある方は、浴槽が○〇の方でいっぱいで、怖くて、そそくさと出て来たそうだ。普通の温泉は、入浴時の注意事項に○○の方は入浴お断り、見かけた方は、受付に連絡を、などと書かれている。
しかし、よく考えたら○○さんだって、温泉に入りたいよね。広くて、脚が延ばせて、ゆったり温泉に入りたいよね。入浴OKなら、そりゃあ、集まるわな。
私は中小企業診断士、中小企業の戦略に、ニッチ戦略と言うのがある。マーケティングで、市場を細分化し、少数の集団向けに、少数向けの独自商品を販売するという、中小企業の取る戦略だ。世の中には○○さんは多くはない、ニッチだ。この方たち向けに、ニッチな商品「○○OKの露天風呂入浴」を販売したら、そりゃ、一定数は来るだろう。
○○じゃない方は、いやなら行かなければいいだけの話。ということで、私は事情が変わったら行ってみよう。