第3日は、霧の鏡平小屋をスタート。急登だが、雨が降ったり止んだりで、雨具を徐々に着けていき、時間を食う。これも失敗、最初に雨具とスパッツをつけておけば何のこともなかった。
稜線の弓折岳分岐まで1時間半もかかった。ここからほとんどの人が双六方面の右に行くが、私だけは、左の笠ヶ岳方面へ。雨中の登山、藪漕ぎもあり、心細い、メンタルが萎えて来る。ラジオでも持ってくればよかった。奥穂の時は重いだけで使わなかったのでウチに置いてきた、失敗だ。
弓折岳付近では、僅かにお花畑のチングルマで癒される、すごい群落だ。
大ノマ岳付近で、登山道にライチョウがいる。動かないため私もしばらく立ち止まる。至近距離で撮影できた。やがて雲が上がってきた。周囲の山々が見え始める。
後ろには、双六小屋が見える、その奥は鷲羽岳か。だんだんすごい景色になってきたぞ。
折戸岳の苦しい上りを過ぎると、いよいよ最奥に笠ヶ岳が見え始める。笠ヶ岳までの稜線は雄大だ。
そして、笠ヶ岳山荘に到着。受付を済まし、空身で山頂へ。
20分ほどで山頂へ。山頂は槍穂高に裏銀座など、北アルプスが全部見えるほど晴れて来た。
山頂には昼寝をする人、ギターを弾く人など、いろんな人がいた。明日に続く。