北沢峠のこもれび山荘の予約が取れ、天候もよし、と南アルプス甲斐駒ヶ岳に出かけた。茅野からの直行バスはシーズンが終わり、もう出ない、伊那から廻る手もあるが、相当時間がかかる。という訳で、奮発して茅野からタクシーで仙流荘へ、ここで林道バスに乗り換え、今日の小屋、こもれび山荘へ行く。
林道バスの出発まで、まだ時間がある。今夜は山小屋で風呂はなし、じゃ、温泉でも、と仙流荘の風呂に入る。誰も入っていない、じゃと浴槽で一枚。立派な風呂だが、温泉の分析表がない、どうも沸かし湯のようだ。でも昼間から、満足!
仙流荘にはジオパークの説明板があった。甲斐駒は長石や石英が入って白い花崗岩だが、そばの堆積岩が熱で変質するとホルンフェルスという岩石に変わる。甲斐駒が白い石灰岩で、その手前の駒津峰はホルンフェルスの黒色だという。それに甲斐駒の山頂近くは花崗岩が割れ目に沿って侵食された岩塔群があるそうだ。そうか、明日の知識になるな。
さて、林道バスで、45分、仙流荘へ出発。運転手さんが鋸岳や甲斐駒の説明をしてくれる。と、バスが止まって、運転手さんが、右側、熊が居ます! 私は右側に座っていたから、至近距離で熊を撮影。熊は我々のことはまったく気がつかないようだ、道路脇に座り込んで、木の枝を折って、無心で何か食べている。バスの中だから安心して見れるが、これ、山中だったらどうだろうかねえ。野生のクマをこんなに近くで見るなんて、初めての体験でした。明日に続く・・