欧州エネルギー調査通算第4日、ミュンヘン初日。
朝、ホテルでフランクフルタ―アルゲマイネを手に取る。ドイツの代表的な日刊紙だ。5年前にパナマ文書がすっぱ抜かれたのもこの新聞だそうだ。そして、あのヒトラーの作ったアウトバーンを飛ばす。ただバスなどは制限速度があるらしい。
午前の訪問先は、ミュンヘン郊外のイノベーションアカデミー。ドイツ一の見本市会場の屋根に、当時世界一の規模のメガソーラーを張った。当時は日照の少ない寒い国で、気でも狂ったかとも言われたそうだ。しかし、20年間研究を継続して、データを取得したきた。ぶれない研究者の信念は、すごいと思う。
午後は、ミュンヘン郊外、アウグスブルグのシュタットベルケ(swa)。アウグスブルグは、ブリンデスリーガで日本の長谷部選手が在籍していた。シュタットベルケは、交通と電力ガス水道を供給する公的企業である。ガスの自由化のいきつく先か、ということで日本でも興味を持たれている。組織やシステムを一通り聞いた後は、現場見学。3棟マンションで、その地下でメタネーションを行ってる。デンマークもそうだったが、ドイツも二酸化炭素を減らすと取り組みは、日本の比じゃないようだ。
しかしドイツの電気料金は、だんだん高くなっている。原発を止め、再生可能エネルギー主体になったが、不安定な電源のため、石炭火力の稼働が上がり、電位料金は高価になっている、どうしたものか。