ヘブンアーチスト資格は以前にも書いたことがある。東京都の公園などでパフォーマンスするには、この資格が必要で,この資格は年に一度公開審査会があり、これに合格することが条件である。
執筆の取材で、昨日雨の降る休日、東京都の第16回へブンアーチスト公開審査会を見学した。東京池袋の東京芸術劇場前の地下広場である。会場は雨天のせいか、観衆はやや少なめ、それでも出演者は、一人15分の持ち時間を目いっぱい演技する。年に一度の審査ですからね。
東京都のHPから
私は、三組のヘブンアーチスト候補の演技を見る。一組目は、スタイリッシュ・コメディショーの若い男性二人組。始めにこん棒のようなもの二本叩いて、道路工事に使うセフティーコーンを宙に浮かせる。次に帽子を投げて相方かぶせる演技、さらに会場に来ている子供さんと三人でパフォーマンス、会場から拍手、拍手。
次は、女性一人の南京玉簾(たますだれ)とどじょうすくい。花咲爺さんのような衣装で登場し、南京玉簾は、気づかないうちに、変形するのが見せ場のようだ。
そして三番目は、ジャグリング・エンタテインメントの男性一人パフォーマンス。ボールを何個か手に持って、宙に投げ、受けてはまた投げる、これを連続で行う。手に持つボールが4個、5個と増えていく。ボールに代えてこん棒を二本、三本と宙に投げる。そのうちからだを回転したり、天井まで届くように高く投げる。見事なものだ。
以下、予選を通過した、音楽部門17組、パフォーマンス部門44組が出演したようだ。昨年の合格率は約10%(応募数に対する最終合格者)だったが、今年はどうだろうか。
審査会で気づいたのは、「ジャグリング」が多いこと。ジャグリングとは、いつくものボールやこん棒を宙に投げて受け、それを次々と繰り返す技だ。審査会では単純なものではなく、これを応用したり、笑いを入れたパフォーマンスになっている。
私もできるんじゃないかと、帰って自宅でゴルフボールを使ってジャグリングに挑戦。YouTubeなどにもお手本が掲載されている。このジャグリングも最近資格ができたそうだ。ネットで検索してもらいたい。検定はまだ実施されていないが最初の10級は、カスケードボール3個を10回だそうだ。3個のボールを宙に投げて、連続して10回演技する。
それじゃと、まずはゴルフボール1個から。右手に持った1個を目の高さまで宙に投げて左手で受ける。逆に左手に持ったボールを目の高さまで投げて、右手で受け取る。これが意外にできない。まあ1個だから、利き手は受け取れるが、利き手でない方の手は、時々落っことす。これがボール2個になると、からっきしだめだ。ここで自分は才能がないと、あっさりあきらめた。
読者の皆さん、ヘブンアーチストまでは行かなくても、宴会芸の一つくらいできるとモテます。自信もつきますよ。