実は、うち、借家住まいをしているくせに、
隣町のヴィリャエルモサに持ち家があります。
間違って買っちゃったもんです。
まあ話せば長いことながら、
私は「いつどこに転勤になるかわからんのに家なんか買ってどうする」、
ダンナは「住めなきゃ人に貸せばいい、収入源になる」と意見が対立(
メキシコ人て必ずこの発想だよね)。
あげくにダンナが勝手に会社からのローンを借りてしまいました。
借りちまったもんはしょうがない、ということで、
まあ当時ヴィリャエルモサへの転勤の話がかなり具体化していたので、
片道3時間のところを週末ごとに何度も往復して家探し。
で、新築庭付き買って、来週にも転勤だよ~、という話になって……
消えてしまいました、転勤。
まあこんなもんです。
じゃあ人に貸しますか、ってことで貸してたんですけど、
去年の3月に新しく入居した家族が、
入ったときの家賃以降、まったく払ってくれなくて、ですね、
まあ揉めたあげく弁護士を立てて出て行っていただきました。
家賃は半年分未払い、弁護士代、さらには3000ペソの電気代未払い。
収入源になるどころか、よけいなお金ばっかりかかります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ang.gif)
だから言ったじゃないよ~~、家なんか持ってどうすんだって!!
分不相応なものには手を出すなってことですね。
で、出て行ってもらったのが10月。
11月の頭には、ヴィリャエルモサを未曾有の大洪水が襲いまして。
カイマンさんが新聞からの写真入りで記事を書いておられたので
そちらも参照してみてください
こちら
mumuちゃんの同僚の旦那さんが当時ヴィリャを訪れた話では、
都心部は3~4mの浸水。
人とも動物ともつかない水死体がぷかぷか浮いて、地獄だったそうです。
メキシコ中から募金やボランティア活動で物資がかき集められ、
それでも何とか年内に避難生活をしていた人たちも
家に戻れる程度には復旧したようです。
もちろん戻ったって、何もかも水浸しの上、
火事場泥棒ならぬ洪水泥棒も横行していたでしょうから、
すっかり元通りというわけにはいかないでしょうが……。
さて、うちも、あの家どうなったかねえ、と言いつつ、
道がまだ閉鎖されてるとか、行くなら肝炎とコレラとチフスの予防注射を受けて、
あっちで飲み食いはしないで、持参のものだけ口にしろとか、
いろんな情報が錯綜して、行きかねてました。
家族がいるとかなら、たとえ少々の危険を冒してでも行くでしょうが、
まあうちの被害は、所詮、家一軒。
というわけで、やっと重い腰を上げて出かけたのが、
今年に入ってからの、1月5日。
町は、まあ少なくとも見た目にはすっかり以前と変わらず。
ただ、うちの持ち家に向かう道、いつも通ってるんですが、
このときだけは、うわ~、どんどん下り坂になってるよ……と。
しかも、途中の電線に、こんなものが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9d/6adefcd8d664f444b8ca8ccd403266c6.jpg)
家の二階ほどの高さのところに、ぶら下がる椰子の実。
上から落ちてきたわけではないので、つまり、この高さまで水が……?
さて、うちはどんなふうになってるか、と到着しましたら。
浸水1m、くっきり
うわ~~、きったねえ~~!![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/05/a59f10c38624aa3a16e6df8844ad6669.jpg)
キッチンの勝手口のガラスが割れてました。
なるほど、ここから一気に流れ込んだか。水も、ゴミも。
階段下のトイレ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/13338d0d64941c508d0425f5e4361ad1.jpg)
閉め切ってた小部屋
茶色いカスが一面にこびりついたところには、
何やら虫が這い回ったようなあとがびっしりと。
なんですかね、これ?
ワンコも呆然?
で、これを日帰りで掃除するのはどう考えても無理だし、
それに街中であちこち目につく看板、「建物掃除引き受けます」。
さすが~~、洪水のあとの繁盛商売ナンバーワンですね?
というわけで、何ヶ所かに電話をかけてみましたが、
土曜の午後とあって、働いているところはどこもなし。
まあ前回の借家人に懲りて、洪水の直前から不動産業者に頼んでるので、
鍵はそこに預けてます。
そこと連係で何とかしてもらうしかないでしょう。
まあでもホント、うちはこんな程度の被害ですんで、よかったです。
転勤の話が当時つぶれれて幸運だったかもね~、なんて不謹慎発言も。
でもうちの財産といえばその大半が本だったりしますから、
まあせっせと二階に運び上げたとしても、家具だの何だのの被害は出たはずで、
しかもその運び上げる時間があったかどうかも分からない急激な洪水でしたからね。
本だって、市場価値はゼロに近くても、日本語やドイツ語の、
しかも絶版とか入手が非常~~に困難なものとか、まあいろいろあるわけですよ。
カルメンではこんな洪水、起こらないでほしいもんです。
なんと言っても今の借家は平屋ですから。
さて、ヴィリャの新年を迎えた町の中では、クリスマスからの飾り付けが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/51/fb54423ba4d9b87cd8da7435ffbaeeac.jpg)
ちょうど隠れちゃいましたが、「タバスコは立ち上がる! おめでとう!」
と書いてあります。いや、「立ち上がれ」かもしんない。
タバスコは州の名前で、ヴィリャはその州都です。
あちこちにあったので、もう少しマシな写真を、と思ってたら、
帰る夕方ごろには急激に空が曇り……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/28/26c52190e99cd5c1c1ddf59072e63201.jpg)
雨は当分けっこうです、と言いたいであろうヴィリャの皆さん、ご愁傷さまです。
隣町のヴィリャエルモサに持ち家があります。
間違って買っちゃったもんです。
まあ話せば長いことながら、
私は「いつどこに転勤になるかわからんのに家なんか買ってどうする」、
ダンナは「住めなきゃ人に貸せばいい、収入源になる」と意見が対立(
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
あげくにダンナが勝手に会社からのローンを借りてしまいました。
借りちまったもんはしょうがない、ということで、
まあ当時ヴィリャエルモサへの転勤の話がかなり具体化していたので、
片道3時間のところを週末ごとに何度も往復して家探し。
で、新築庭付き買って、来週にも転勤だよ~、という話になって……
消えてしまいました、転勤。
まあこんなもんです。
じゃあ人に貸しますか、ってことで貸してたんですけど、
去年の3月に新しく入居した家族が、
入ったときの家賃以降、まったく払ってくれなくて、ですね、
まあ揉めたあげく弁護士を立てて出て行っていただきました。
家賃は半年分未払い、弁護士代、さらには3000ペソの電気代未払い。
収入源になるどころか、よけいなお金ばっかりかかります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ang.gif)
だから言ったじゃないよ~~、家なんか持ってどうすんだって!!
分不相応なものには手を出すなってことですね。
で、出て行ってもらったのが10月。
11月の頭には、ヴィリャエルモサを未曾有の大洪水が襲いまして。
カイマンさんが新聞からの写真入りで記事を書いておられたので
そちらも参照してみてください
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
mumuちゃんの同僚の旦那さんが当時ヴィリャを訪れた話では、
都心部は3~4mの浸水。
人とも動物ともつかない水死体がぷかぷか浮いて、地獄だったそうです。
メキシコ中から募金やボランティア活動で物資がかき集められ、
それでも何とか年内に避難生活をしていた人たちも
家に戻れる程度には復旧したようです。
もちろん戻ったって、何もかも水浸しの上、
火事場泥棒ならぬ洪水泥棒も横行していたでしょうから、
すっかり元通りというわけにはいかないでしょうが……。
さて、うちも、あの家どうなったかねえ、と言いつつ、
道がまだ閉鎖されてるとか、行くなら肝炎とコレラとチフスの予防注射を受けて、
あっちで飲み食いはしないで、持参のものだけ口にしろとか、
いろんな情報が錯綜して、行きかねてました。
家族がいるとかなら、たとえ少々の危険を冒してでも行くでしょうが、
まあうちの被害は、所詮、家一軒。
というわけで、やっと重い腰を上げて出かけたのが、
今年に入ってからの、1月5日。
町は、まあ少なくとも見た目にはすっかり以前と変わらず。
ただ、うちの持ち家に向かう道、いつも通ってるんですが、
このときだけは、うわ~、どんどん下り坂になってるよ……と。
しかも、途中の電線に、こんなものが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9d/6adefcd8d664f444b8ca8ccd403266c6.jpg)
家の二階ほどの高さのところに、ぶら下がる椰子の実。
上から落ちてきたわけではないので、つまり、この高さまで水が……?
さて、うちはどんなふうになってるか、と到着しましたら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/05/ade65d47a0fa6977f7f24a4e0413ad90.jpg)
うわ~~、きったねえ~~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/05/a59f10c38624aa3a16e6df8844ad6669.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/ff/0d1e34ca2659dcb5f957a4297f1728e7.jpg)
なるほど、ここから一気に流れ込んだか。水も、ゴミも。
階段下のトイレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/13338d0d64941c508d0425f5e4361ad1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/80/d117a6f636adb22035b2ad2c8d0bb7a3.jpg)
茶色いカスが一面にこびりついたところには、
何やら虫が這い回ったようなあとがびっしりと。
なんですかね、これ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e4/0586be2344c1070cd064cd558748ba5a.jpg)
で、これを日帰りで掃除するのはどう考えても無理だし、
それに街中であちこち目につく看板、「建物掃除引き受けます」。
さすが~~、洪水のあとの繁盛商売ナンバーワンですね?
というわけで、何ヶ所かに電話をかけてみましたが、
土曜の午後とあって、働いているところはどこもなし。
まあ前回の借家人に懲りて、洪水の直前から不動産業者に頼んでるので、
鍵はそこに預けてます。
そこと連係で何とかしてもらうしかないでしょう。
まあでもホント、うちはこんな程度の被害ですんで、よかったです。
転勤の話が当時つぶれれて幸運だったかもね~、なんて不謹慎発言も。
でもうちの財産といえばその大半が本だったりしますから、
まあせっせと二階に運び上げたとしても、家具だの何だのの被害は出たはずで、
しかもその運び上げる時間があったかどうかも分からない急激な洪水でしたからね。
本だって、市場価値はゼロに近くても、日本語やドイツ語の、
しかも絶版とか入手が非常~~に困難なものとか、まあいろいろあるわけですよ。
カルメンではこんな洪水、起こらないでほしいもんです。
なんと言っても今の借家は平屋ですから。
さて、ヴィリャの新年を迎えた町の中では、クリスマスからの飾り付けが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/51/fb54423ba4d9b87cd8da7435ffbaeeac.jpg)
ちょうど隠れちゃいましたが、「タバスコは立ち上がる! おめでとう!」
と書いてあります。いや、「立ち上がれ」かもしんない。
タバスコは州の名前で、ヴィリャはその州都です。
あちこちにあったので、もう少しマシな写真を、と思ってたら、
帰る夕方ごろには急激に空が曇り……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/28/26c52190e99cd5c1c1ddf59072e63201.jpg)
雨は当分けっこうです、と言いたいであろうヴィリャの皆さん、ご愁傷さまです。
偶然我が家の大家さんもVillahermosaに家を持っていて無料でお金のない人に貸しているそうですが、やっぱり被害にあってしまいました。大きなVirgen de Guadalupeを買ってあげたそうです。
気候変動とか確かに関係はあると思うけど、あれは人災ですよね。明らかに。うちも規模は違いますが、実家が2004年に台風で水浸しで半壊指定を受けたので、大変さはわかります。今後大きな天災が起こらないように祈るばかりです。
しかもご立派な感じで♪
洪水は本当にすごかったみたいですね!!
私も洪水後行きましたが、私の行ったのは街中で、もう被害などはほとんどなくなっていました!
少し離れているとはいえ隣町、、、怖いですねぇ。。
え……。見た目はどこもまったく正常でしたけど。
私は都心部(カテドラル~ADOとかのあるところ)には行きませんでしたが、
主要道路はかなり回ってまったく異常なし、
ダンナが12月に出張で行って、ADOで帰ってきたときもあの辺り被害の跡形もなし、
知り合いはクリスマスをヴィリャのホテルで優雅に過ごしてきたそうですし……。
あれは人災だという話もありますが、どうなんでしょうねえ。
メキシコみたいに報道規制があると、何が本当なのだか遠くからはわかりようがない気がします。
日本のご実家、大変でしたね。カイマンさんもおっしゃるように、
日本のほうが同じ浸水でも被害はぜんぜん違うでしょう。
うちは掃除すればすむ程度で、ホントに大したことなかったと思います。
電気系統が壊れてるかもしれませんが、3000ペソの未払い分が未だに払えないでいるので、
それもどうなってることやら……。
離れたところに家など持つものではありませんね。
>riaさん
ご立派、だったんですけどね、買ったときは新築で(笑。
でも自分たちで住めないんじゃあねえ。単なる金食い虫です。
しかも毎月ローンを払って、こっちの家賃も払って、二重苦ですよまったく!
そうそう、riaさんもヴィリャ行ったんでしたよね。
やはり気軽に行ける隣町ですから、こんなことがあると他人事ではないですね。
まあカルメンは周りが海なので、大雨で浸水3mなんてことはありえないと思いますが、
でも津波とか、自然の力はわかりませんからね……。
そう言えば去年、ちょっと地震があったときは、島が沈没するという噂が流れて
引越しを考える人もたくさんいたとか……(苦笑。
災害は来ないよう祈るしかないですね。
>カイマンさん
ありがとうございます。
お友達、裁判のあげくさらに4年ですか、さすがメヒコ。
うちももっとかかるかなと思ったんですが、半年ですんでまだしもラッキーでしたね。
それと、そうですよね、木造の家だと浸水したら大変です。
地下室があったりしても大変でしょう。
この辺はさすがに浸水はちょいちょいあるので、その辺は考えてるようで、
私たちも一応は、浸水しにくい地区を考えて家を選びました。
そう言えばこないだ、ダンナの部屋の本棚からシロアリを発見したんですよ。
私はパニックで、ぎゃーーーー大変だ!と叫んだんですが、ダンナは、
あ、それこっちにもいるよ、と……。知ってるなら対処しろよーーー!
でも考えたら、日本だとシロアリ=家が倒壊ってことになりますが、
こっちだと家具がやられるとしても、それだけ(だけ?)ですもんね。
まあそれでも一応駆除を頼んだんですが、それ用の薬品の在庫がないとかで10日ほど待たされました。
呑気なもんですよね。
でも木造じゃないってそういうことなんだな、と今さらながら実感した次第です。
「つながらないもんはしょーがねー・・・。」と
放置プレイしておりましたところ、今日、久し振りに
繋がったのでお邪魔しております。
・・・って、
ここ日本なんすけど^^;なにか?
でもって、亀さん、大きなおうちをお持ちなんですね☆
すげーなぁ・・・。
でも、借料を払わないなんて、ありえんなぁ・・・。(ぷんぷん><)
さらには、電気代とかも未払いですか?!
アタシが大家さんやったら、ぶひぶひ怒るでしょーな。
その前に「大家さん」って立場になることは
なかでしょうね^^;ちーん。
しかし、こんなにくっきりと汚れがついちゃうんですね…
亀さんちは空き家状態で良かったです。。。これ住んでたら大変だろうなあ…。
あはは、それ、下水道完備って言っていいんでしょうかね?
以前メキシコシティで大雨がやんだあとの道を歩いていたら、
噴水のように下水が噴き上げて道に流れ出ているところを通ってしまいました。
臭いのなんのって……。
カイマンさん宅の半地下も、ひどかったことでしょう、お気の毒さまです。
でもそこで押し切れちゃうところがメキシコですね(笑。
>あやたろうさん
しばらく更新がないのでちょっと心配してましたが、
そうか、ネット接続がダウンでしたか……。
いやー、あやたろうさん、ホントは東南アジアかどこかにお住まいなんでそー!?(笑
大きな家って、家具が入ってないからがらんとして見えるだけですよ。
小ぢんまりした一軒屋です。
もともとは夫婦ふたりと犬猫で住むつもりでしたしね~。
大きな家は掃除がしんどい!って私が、大きなところは全部反対したのでした(笑。
まあお値段に限界があるので、どっちにしてもそんな大きなところは買えません。
あやたろうさん、メキシコ暮らしするならお安くしときまっせ~?
>紅茶ん
そうかぁ、日本じゃあんまり実感ないのかな。
水があふれるってことは、カイマンさんも書いてますが、
下水があふれるってことなんですよね。
うちも、ハリケーンでちょっと洪水になったとき、
トイレの水位が上がってきて恐怖でした。
少し離れた家ではあふれちゃったそうで。
でもまあタイルなら拭けば綺麗になるけど、畳や板張りは大変ですよ。
もしこの家、借家人が入っていたら、
うちも数ヶ月は家賃タダにしてあげてたでしょうね。
でも家賃払わない人だと対処に困っただろうから、タイミングとしてはぎりぎりセーフでした。
これなら掃除も比較的ラクチンですよね~。