メキシコの隅っこ

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ミネソタ大学の靴の木

2007-04-24 10:58:21 | アメリカの隅っこ
これは旅行最後の日に見たものなんですけど、
面白かったので先に取り上げます~。

まずはミネソタ大学を日曜日に案内してもらいました。
ミシシッピー川をはさんで西と東にまたがってるんですが、
理系と文系は北と南に分かれてて、えーと、どっちがどっちでしたっけね?



さすが~、立派な建物。
こういう近代的なのもあれば、ギリシャの寺院紛いのようなのもありました。
中を通り抜けるために入ったら、理系は懐かしい雰囲気~。
がらんとでかくて、コンクリと金属、そして微かに薬品の匂いかな。
私が通ったドイツの大学は、化学科がお金持ちで(笑、
こういう立派な建物だったなあ。
生物学科は貧乏でしょぼい(歴史がある、とも言えるが)建物が多かった。

経営学部の中に入らせてもらいました。
日曜なのでさすがに人はほとんどいませんが、



黒人の学生が座って勉強?しているところなど、なかなかアメリカっぽい。
いやまあドイツにだって黒人はいないことはないんですけど(留学生なら)。

大学の、自転車立て。



なんでこんなものを写真に撮ったかと言うと、
ドイツと違うというその一点がただ面白くて……。

 

古いアナログ写真を引っ張り出してきましたが、上の二枚はどちらもドイツ。
ドイツのはこういうふうに必ず、段差をつけてハンドルが重ならないように
一台ずつ食い違いにかける方式です。
コンクリのほうのは、向かい側からも差し込めます。
アメリカのは……さすがスペースに余裕がある、ということでしょうか(笑。

でもチェーン式のでないと結べないし、うまくやらないとひっくり返る。
実際、転倒しちゃってるのもありました。
「結んでおかないと盗まれるでしょ」、ということでしたけど、
まあそれはドイツでも一緒、というか、
盗まれるときは車輪とかフレーム部分をチェーンでくくっておいても、
それ以外の部分を(サドルとか後輪とかハンドルとか)盗まれるので、
実はあんまり意味がないと言えばないんですがね……。



まあそれはいいとして(学生生活には自転車はすご~く重要だったので拘ってるだけ)、
大学構内に流れるミシシッピー川を渡る橋があるわけで。



この日はぽっかぽかの快適なお天気で、
「暖かさが心地よい」なんて体験、寒さとともに十何年忘れておった私には、
ぷらぷら散歩も至福のときだったわけですが、
しかしまあ寒いときには、この橋の上、風にさらされて歩いたら死んでしまうであろうことは
その数日前の寒さを体験した私にも容易に想像できました。
よって、



ちゃんと、風よけ通路があります。
ここがまた楽しい。両面の壁に、実にさまざまな団体や民族の
クラブみたいなもんでしょうかね、それの宣伝広告が。
てくてく歩いていても全然飽きませんでした。
それぞれに工夫を凝らした楽しい図柄が次々と出てくるし。
まあ……ここを見学した翌日に、ヴァージニアの大学で悲惨な事件があったわけで、
ばら色の大学生活を送る人ばかりではないのでしょうけど……。

この橋のすぐ横に、面白いものがあるというので、
わざわざ連れて行ってもらったわけですが。
これです。



下を見下ろせば目眩がするほど高い橋の、すぐ横に生える木ですが、
卒業生たちが最後の日に、ここに靴を投げて引っ掛けていくんだそうです。
まあ……失敗して落ちちゃってるのとか、
間違って(?)隣の木に引っかかってるのとかもありましたけど(笑。



大学の建物をバックに。
うーん、絵馬とかおみくじみたいなもんですかね?
ドイツではそういう習慣はなかったかなあ。
大学にもよりけりでしょうけど、そもそも一斉の卒業式がないからなあ。

懐かしい一面、珍しくて面白い大学ライフを垣間見せてもらった一日でした。


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7 コメント

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おもしろい!! (あやたろう)
2007-04-24 11:20:24
日本で木に靴がこーんなにいっぱいぶら下がってたら
何かのいたずらとしか思えない・・・だから、なおさらおもしろい風景ですね☆^0^☆
それに、大学内を見学だなんていいですねー♪
ふつー、できないですよね。おもしろそう!

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キャンパスは (のり)
2007-04-24 11:20:34
川の東西に広がっていて理系と文系も東と西に別れてます。南北じゃないっすよ(と、つっこむ)。

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10秒違いのコメント ()
2007-04-24 11:26:53
で、ちょっとびっくりしました(笑。

>あやたろうさん
でそでそ、知らずに見たら、なんじゃこりゃーー!?
って風景ですよね。
大学は非常にオープンなので、部外者でも普通に入れちゃうんですが、
案内がないと迷子になっちゃいそうに広いので、
やはりなかなか行けないところだと思います~。

>のりさん
あれえ、そうだっけね?
川向こうとこっちで理系文系だったらわかりやすいのに、
そうじゃないんだなあ、と思ったのですごく印象に残ってたんだけど。
中華のパン屋さん付近を車で通ったとき、
経営学部の隣に医学部とかなかったっけ?
それとも経営学部って理系?
うーん、訂正入れようかどうしようか……
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すごっ。 (africa)
2007-04-24 19:06:35
半端じゃない靴の数!おもしろーいっ。
私も亀さんの解説がなかったらなにかわかんなかった。
そういえば、私はメヒコでよく信号や電線に靴がいくつもぶら下がってるのみましたよ~。
あれは子供の靴だったから、きっといじめっ子の仕業でしょうねぇ(苦笑)
でもこの靴の木の靴、結構新しそうなの多いですね。白がきれいっ。雨露できれいになったんだったりして(笑)
自転車置き場、アメリカらしいっ。そしてドイツは機能的ね。日本はそのまま放置型だよね(大学には自転車置き場がなかったっす。高校での話し)。鍵も簡易だし。盗む人少ないってことなんだろうね。
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マグリットの絵みたいだ (きりぎりす)
2007-04-24 20:38:16
まじめな?校舎を背景に、木にスニーカーがたくさん成っている…
なんだかマグリットの絵みたいで、シュールだ。。。

大昔、大学生の時に住んでいたアパートで、
下着泥棒が入って、
屋上に干してあったたくさんのパ○ティが、
なぜかアパートの階段の踊り場の手摺りや、窓の鍵、各部屋のドアノブにひっかけてあったことがあった。
あのときも、日常的に目にするものでも、
日常が予想しない場所に置かれていると、
シュールな光景になると、感心しましたが、
今回の靴がなる木も、そんな感じです。

ところで、靴をひっかけた学生達は、裸足で帰るんでしょうか? 換えの靴持参でひっかけるのかな?

そして、神社の木に結ばれたおみじくを定期的にはずすように、
ひっかけられた靴達も、毎年時期が来たら、来年のために
はずされるのかしら???
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大学構内に流れるミシシッピー川 (紅茶)
2007-04-24 20:51:43
亀さん普通に書いてるけど日本ではありえなーいと思いました。
まあ東京でも多摩あたりのキャンパスだと馬場もってたりゴルフ場あったりするけど、さすがに川はなあ…。

靴の木、どこか(のホームページ)で見たことあります。その写真は見つからなかったけど、こちら↓
ttp://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=20789&msgfull=yes
これは…合成??? アンビリーバボー。
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Unknown ()
2007-04-25 10:30:25
>africaさん
そうそう、メヒコ、電線とかによく靴が引っかかってるよねえ。
あれ、何なのかね?
いじめっ子にしては、届きそうもない高いところだったりするし……。
あと、タクシーの運転席にミニ靴がアクセサリーでぶら下がってたりする。
お守り的な意味合いがあるんでしょうか。
でもこの大学の光景、楽しいでしょ~。
アメリカの大学って卒業は何月なんだろうね?
自転車置き場もいろいろあって面白いよね。
日本はまあ比較的盗みは少なかったかもだけど、
自転車で駅まで毎日通ってた私は、何度か盗まれたことあるよ~。

>きりぎりすさん
うんうん、パンティが頭に乗っかってたりね(笑。
学生たち、どうするんでしょうねえ、やっぱ替えを持ってるのかな?
毎年外すとしたら、その靴はどこかに寄付されるとかなんだろうかねえ。
誰か知ってる人、いないかな。

>紅茶ん
まあミシシッピー川が日本を流れてるわけは……
ってそういう意味じゃないですか
いやいや、そんで、ミシシッピー川を歩いて渡ったわけですよ、ここで!
それもすごいと思わない?
ところで紅茶んが見つけた写真もすごいねえ。
いや、合成じゃないんじゃない?
きっとこのミネソタ大学のこの木も、冬場はこんなんではないかと。
てか、この数日前に雪が降ったとき、これに近い風景だったかもね~
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