これは食べ物カテゴリにすべきか動物にすべきか迷うところですが、
一応調理されてる状態なんで、食べ物にしておきますか。
昨日お見せしたヴィリャエルモッサのレストランで、
タバスコ州名産ペヘラガルトの姿焼き!?を注文したわけですが、
どれにいたしましょう、ってお盆に載せて大小二匹持ってきてくれたんですよね。
う、わ!とすでにその迫力に圧倒されつつ、こちらを、と
小さいほうを選びました。
お盆が向こうに行ってから、ああ~、しまった完全な姿も写真撮らせてもらえばよかった!
そこでボーイさんにおそるおそるお願いして、もう一度持ってきてもらいました。
来たのは、残った大きいほうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/7e/67d784c8bd076950bef4ad40c7be4348_s.jpg)
どどーん!という迫力があまり伝わらない写真でごめんなさい。
クリックして拡大して、モニタに顔をうんと近づけてみてくださいね!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/b8/08a823c5230e0462cdbdb75a65fa4f76_s.jpg)
銀のよろいをまとったような胴体。
ペヘラガルト、ペヘ peje は魚のことで、
lagarto は普通はトカゲのことなんですが、この辺ではワニのことも言うんですね。
そう言えばチェトゥマルで見かけたこんな看板もありましたね。
ドイツ語ではまんま、「カイマンフィッシュ」というそうです。
中生代(恐竜がいたころ、3億年から7000万年くらい前)には
このペヘラガルト、ものすごくたくさんいたんだそうです。
今では8種類しか残ってないらしいですが、しかし繁殖力あり、汚染に強く、
まだまだ生き延びそうです。
さて、このペヘラガルト、本当にワニみたいな魚です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/5e/396b17d6caa8fdf6af9806f0aabf4469_s.jpg)
ぜひともクリックしてじっくり眺めてください。
この、ド迫力の口と歯並び。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/3f/d62b3655975d95afb0ee1f364e699b3c_s.jpg)
まるきりワニですね。
外側には大中小とリズミカルに並んだ歯、
その内側には小さな粒ぞろいの二列目。
前にワニの口の中まで撮影した写真をお見せしましたが(こちら)
むしろ、歯の鋭さにおいてはペヘラガルトのほうが怖いかも?
このペヘラガルト、もちろん肉食で、この口で
他の魚をぱくっとくわえて食べちゃうそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/d4/64afeae711be83cb0c0fc0950f9c5a57_s.jpg)
はい、頭。
この魚の日本語名、というか英語名をそのままカタカナにしただけですが、
「ガー」というんだそうです、Gar。
うん、ぴったりの名前だと思うよ!?
ところで、この魚、鼻の穴が口先のてっぺんにありますよね。
古代魚の有名なものではシーラカンスがありますが、
その特徴としてえら呼吸と肺呼吸の中間期にあって、どちらもできる、らしい。
このペヘラガルトも、泥の多い流域に好んで棲み、
水が干上がっても空気呼吸で生き延びるんだとか。
ああ、それでこんなところに鼻の穴があるのか、と帰ってから調べて納得しました。
この鼻の穴の位置までワニと同じです。
尻尾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/14/7bb5a0424d7b2539c42220e6c67f495f_s.jpg)
先の先までぎんぎらぎんの、かちんかちん。
頭のてっぺんもフォークでがんがんと突いてみましたが、びくともしませんでした。
ところで、身をほぐして食べていると、川魚だから? 小骨がけっこうあるんですが、
それに混じってこんなものが次々と出てくるんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/8c/511f7ce166de6f9787aeff63590c189d_s.jpg)
半透明な真珠のような、でも変わった形をした、すこしふっくらとお米の形?
大きさも米粒くらい。
最初は軟骨部分か何かかなあ、と思ってたんですが、
どうやらこれ、うろこのようです。
乾くと、真っ白になって、真珠の光沢は消えてしまうんですが、
こんなうろこが何百枚と、死んだペヘラガルトから剥がれ落ちて、
川底にびっしり積もっているのかもしれない、と思うと何となくワクワクしました。
このうろこ、エナメル質で、ガノイン鱗と言うらしいです。へー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/2f/e925ebbe0945696fa41745360dd2a4ce.jpg)
がーーーー!
どこの猛犬ですか……。
最後の最後まで、遊んでしまったレストランのペヘラガルト。
この歯並びはやっぱり、何度見てもすごいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/37/9b6df4bf41f6127fe89d9d7fb3501848_s.jpg)
8種類いるうち、一番大きくなるのはアリゲーターガーという種類で、
なんと、全長3~4m、重さは正式な記録で最大のもの134kgだそうです。
河で出くわしたら、これはさすがに私でも腰抜かします、間違いなく。
ここらにいるのはトロピカルガーという種類で、
大きさは1.1mくらい、重さは9kg以上にもなるそうです。
うん、ずいぶん小柄、だよな……?
私が食べたのは、全長60cmでした。
一応調理されてる状態なんで、食べ物にしておきますか。
昨日お見せしたヴィリャエルモッサのレストランで、
タバスコ州名産ペヘラガルトの姿焼き!?を注文したわけですが、
どれにいたしましょう、ってお盆に載せて大小二匹持ってきてくれたんですよね。
う、わ!とすでにその迫力に圧倒されつつ、こちらを、と
小さいほうを選びました。
お盆が向こうに行ってから、ああ~、しまった完全な姿も写真撮らせてもらえばよかった!
そこでボーイさんにおそるおそるお願いして、もう一度持ってきてもらいました。
来たのは、残った大きいほうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/7e/67d784c8bd076950bef4ad40c7be4348_s.jpg)
どどーん!という迫力があまり伝わらない写真でごめんなさい。
クリックして拡大して、モニタに顔をうんと近づけてみてくださいね!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/b8/08a823c5230e0462cdbdb75a65fa4f76_s.jpg)
銀のよろいをまとったような胴体。
ペヘラガルト、ペヘ peje は魚のことで、
lagarto は普通はトカゲのことなんですが、この辺ではワニのことも言うんですね。
そう言えばチェトゥマルで見かけたこんな看板もありましたね。
ドイツ語ではまんま、「カイマンフィッシュ」というそうです。
中生代(恐竜がいたころ、3億年から7000万年くらい前)には
このペヘラガルト、ものすごくたくさんいたんだそうです。
今では8種類しか残ってないらしいですが、しかし繁殖力あり、汚染に強く、
まだまだ生き延びそうです。
さて、このペヘラガルト、本当にワニみたいな魚です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/5e/396b17d6caa8fdf6af9806f0aabf4469_s.jpg)
ぜひともクリックしてじっくり眺めてください。
この、ド迫力の口と歯並び。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/3f/d62b3655975d95afb0ee1f364e699b3c_s.jpg)
まるきりワニですね。
外側には大中小とリズミカルに並んだ歯、
その内側には小さな粒ぞろいの二列目。
前にワニの口の中まで撮影した写真をお見せしましたが(こちら)
むしろ、歯の鋭さにおいてはペヘラガルトのほうが怖いかも?
このペヘラガルト、もちろん肉食で、この口で
他の魚をぱくっとくわえて食べちゃうそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/d4/64afeae711be83cb0c0fc0950f9c5a57_s.jpg)
はい、頭。
この魚の日本語名、というか英語名をそのままカタカナにしただけですが、
「ガー」というんだそうです、Gar。
うん、ぴったりの名前だと思うよ!?
ところで、この魚、鼻の穴が口先のてっぺんにありますよね。
古代魚の有名なものではシーラカンスがありますが、
その特徴としてえら呼吸と肺呼吸の中間期にあって、どちらもできる、らしい。
このペヘラガルトも、泥の多い流域に好んで棲み、
水が干上がっても空気呼吸で生き延びるんだとか。
ああ、それでこんなところに鼻の穴があるのか、と帰ってから調べて納得しました。
この鼻の穴の位置までワニと同じです。
尻尾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/14/7bb5a0424d7b2539c42220e6c67f495f_s.jpg)
先の先までぎんぎらぎんの、かちんかちん。
頭のてっぺんもフォークでがんがんと突いてみましたが、びくともしませんでした。
ところで、身をほぐして食べていると、川魚だから? 小骨がけっこうあるんですが、
それに混じってこんなものが次々と出てくるんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/8c/511f7ce166de6f9787aeff63590c189d_s.jpg)
半透明な真珠のような、でも変わった形をした、すこしふっくらとお米の形?
大きさも米粒くらい。
最初は軟骨部分か何かかなあ、と思ってたんですが、
どうやらこれ、うろこのようです。
乾くと、真っ白になって、真珠の光沢は消えてしまうんですが、
こんなうろこが何百枚と、死んだペヘラガルトから剥がれ落ちて、
川底にびっしり積もっているのかもしれない、と思うと何となくワクワクしました。
このうろこ、エナメル質で、ガノイン鱗と言うらしいです。へー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/2f/e925ebbe0945696fa41745360dd2a4ce.jpg)
がーーーー!
どこの猛犬ですか……。
最後の最後まで、遊んでしまったレストランのペヘラガルト。
この歯並びはやっぱり、何度見てもすごいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/37/9b6df4bf41f6127fe89d9d7fb3501848_s.jpg)
8種類いるうち、一番大きくなるのはアリゲーターガーという種類で、
なんと、全長3~4m、重さは正式な記録で最大のもの134kgだそうです。
河で出くわしたら、これはさすがに私でも腰抜かします、間違いなく。
ここらにいるのはトロピカルガーという種類で、
大きさは1.1mくらい、重さは9kg以上にもなるそうです。
うん、ずいぶん小柄、だよな……?
私が食べたのは、全長60cmでした。
トカゲでもワニでも、どっちにしてもあんまり嬉しい
姿ではないよーな(^▽^;)
これを初めて食べた人に「よく食べましたで賞」を
差し上げます、はい♪
でも食べるのも勇気がいったでしょうけど、
こんだけ固い鎧みたいなうろこに包まれてたら、
調理するのも一苦労ですよね^^;
この顔つき、よく捕まえて食べる気になりましたよねぇ~(笑)
食事の話のはずなのに、まるで生物の授業のようですね。ガー!とても怖し。
鱗の沈む川底なんて、ホント、想像してうっとりしてしまいました。
見た目は怖いけど、なかなかロマンを感じさせてくれるお魚ですね。
ワニの赤ちゃんを食べているような、そんな印象をもちました。
それにしても、60センチ! 大きいですね~。
とても楽しかったので、またガーの顔を観にきます。
ビックリ!
ほんとよく食べる気になったもんだ
いくら調理してあっても、誰かがおいしいよ!」と勧めてくれなくちゃ手を出せません
ワニは白身魚のような味がするらしいですよね。だからなのかな、この魚も白身魚の味なのですね。
(カエルのから揚げを食べたことがあるのですが、鶏のような淡白な味でした)
特大写真いいですねぇ。
ほんと、正面から見ると犬のようにも見える。
赤黒い下唇。思わずなでたくなるような弧を描く鼻先・・・。
それにしても、Garっていう英語名、命名した人の第一印象でしょうか!?
ガァーーーーー!!!!
二枚目の胴体部分の写真とか「これで吊橋を吊ってます」って言っても信じちゃうかも。
包丁ではなく工具でさばいてたりして・・・・・。
これを料理して人に食わそうと思ったコックさんもスゴイね。
>あやたろうさん
うははは、やっぱえぐいですかね、この顔?
いやいやまあ普通にそこらを泳いでいる分にはここまですごい顔でもなくて、
これはやはり、食われた怨念が……ってよけいあかんやんッ!ですか?
いやあ、誰でしょうね、この魚を最初に食べようって考えたの?
普通に魚だから、というのはわからんでもないですが、
しかしホント、調理も大変そうでした。
うろこに沿って綺麗に切り取ってありましたけどね、皮。
どうやったのか、いつかできたらそこらもレポートしてみたいくらいです。
>riaさん
この魚、最初に捕まえようとした人は指食われちゃったかもですよね?
いやまあこれまでに見た経験から言えば、普通にしていれば
わりと普通の魚だと思うんですけどね……。
でもなかなか迫力ある写真が撮れたでしょッ!(と自画自賛
>かおっぺさん
お待たせしましたッ!
いやあ迷ったんですよ、動物カテゴリにすべきかどうか。
どうしても私の興味は生物学的な方面に流れ勝ちなもんで……。
でも楽しんでいただけたようで嬉しいです。
実はこの記事、一度書きかけて半分くらいのところで操作ミスして吹っ飛んだんですよね。
がっくりきたけど、翌日踏ん張って書き直したんで、
こんなに楽しんでもらえたなら甲斐がありました。
このうろこ、本当に不思議で綺麗だったんですよねえ。
面白い魚ですよね、知れば知るほど。
60cm、やっぱり大きいですか。
これでも二匹見せられたうちの小さいほうでしたね。
いつかまた別の料理方法で食べてみたいと思います。
ガー君の迫力ある顔、また見に来てやってくださいね~。
>OTTOさん
うっは~、ゲテモノ好きですか、OTTOさん。
て、これ、別に単なる魚なんですけどね(笑。
顔がえぐいだけで、顔は食べられないし。
でもおいしいですよ、いつかチャンスがあったらぜひどうぞ!
>カイマンさん
うふふ、私もドイツ語名見てついつい笑ってしまいましたよ。
でもお顔まで似てるなんて、ご冗談を~~。
って、お会いしたことないので、断言はできませんけど(笑。
>koyukiさん
すごく迫力ありますよね~。
ワニも爬虫類だし、イグアナなんかと同じであっさり白身かささみのような味なんですかね?
カエルは両生類だけど、やっぱり同じよう?
ヘビも、皮だけ剥いで食べちゃうらしいですが、私はご相伴に預かったことがなくて。
いやいや、私は別にゲテモノ好きではないですが、
この辺の脊椎動物ならゲテモノじゃ、ないですよね???
>PAZさん
ふふふ、思い切って特大で載せた写真、効果があったようで嬉しいです。
口の中が赤黒く見えるのも、迫力のひとつですかね?
この特大写真(他のもクリックすれば同じ大きさになるんですが)、
ブログに載せてからダンナに、見て見て!と見せたら、
「これ……もしかして、あれ?」と絶句してました。
そうです、これは君の女房が食らった魚です。
ガーって名前、やっぱりそう思います? とっさの第一印象でつけただろ!って(笑。
>nao3さん
ワイヤーロープッ! うまい比喩ですね!
うん、確かにそんなふうに見えます。
そう言えばあのときレストランのキッチンから電ノコの音が……
してませんしてません(笑。
でもどうやってこの皮を剥いだのかは興味ありますね。
ホントに、最初の人は何を考えて、どうやって食べたのか不思議ですね。