三菱一号館美術館「プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱」が2015年10月10日(土)から2016年1月31日(日)まで開催される。 ヒエロニムス・ボス作品も来日とのこと♪
ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》(1500-10年頃)プラド美術館
今日届いたDCカード会員情報誌『Partner』に「プラド美術館展」特集があり、高橋館長へのインタビューが載っていた。
「今回の展覧会の原型は、プラド美術館が自分たちのために作った『Captive Beauty,Fra Angerico to Fortuny(囚われた美)』という展示を再編成したものです。小さいサイズの作品が集中的に集められていたので、三菱一号館の空間にぴったりだと感じました」(p22)
え~っ、フラ・アンジェリコからフォルトゥニーまで?!(・・;)
まぁ、なんと副題の方に過剰反応してしまった(汗)。このブログを読んでくださっている方はご存知かもしれないが、何故か私はフォルトゥニー好き♪ とは言え、今回はフラ・アンジェリコもフォルトゥニーも端折った作品が来るのだろうと思う。扱う時代に早すぎる画家と遅すぎる画家ということになるのだろうなぁ。
マリアーノ・フォルトゥニー(フォルチュニー)・イ・マルサル(Mariano Fortuny y Marsal,1838 –1874)は日本では多分マイナーだけど、副題でわかるようにスペインではメジャーなのだ。プラドの展覧会(過去)サイトに出ている画像も彼の《Nude on the Beach at Portici》。できたら来てほしかったなぁ…。
Mariano Fortuny y Marsal《Nude on the Beach at Portici》(1874年)プラド美術館
いえ、良いのですよ。今回の展覧会はわたしの好きな時代作品が並ぶのだから文句は言いません(ロベルト・カンパンやデューラー等にも涙を呑むよ)。ヒエロニムス・ボス作品が来るなんてすこぶる画期的なことだしね。
ただ…プラドの展覧会動画を指をくわえて見るだけなのが悔しいのだ。2013年の展覧会だし仕方ないのだけど…。まぁ、そんなこんなで、極私的にただ、「わかるけど、残念!」と言いたかったのだった(^^;;