眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

くつろぎのひと時

2020-11-25 00:50:00 | ナノノベル
「いつまで荷物背負ってるんだ?
まだどこか行くのか」
 そんなつもりは少しもなくても、そんな風に映ってしまう時がある。誤解というのは、ごくありふれた日常の風景である。
「今は落ち着く時だろう。
くつろぎの宿なんだから。へへ」
 くつろぎの形は人それぞれ。
 例えば馬よりも速く走っている瞬間、最大限のくつろぎに到達している人もいるのかもしれない。

「あっ、お構いなく」
「えっ? 一部? リュックじゃない?
何? 甲羅? へー、そうなの……」
 地球人を見るのは初めてらしい。


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